INTERVIEW
NO❤AF
2024.12.18UPDATE
2024年12月号掲載
Member:心安 かなえ 虹乃 ひまり 黒坂 せいら 雫姫 みゆう
Interviewer:長澤 智典
2025年はこの作品を手に、NO❤AFライフを始めましょう!
-その嬉しい手応えを持って、ファイナルの地となる名古屋 DIAMOND HALLのステージに立ったわけですけど、当日1部はアイドル・スタイル、2部は大阪のスカ・パンク・バンド GELUGUGUのメンバーさんたちを背にバンド・スタイルで行いました。
雫姫:昨年の名古屋ReNY limitedワンマン以来だから、約1年ぶりのバンド・ライヴになりました。
-バンド演奏を背に歌うと、普段のオケスタイルとは違うノリを感じます?
雫姫:全然違います。音に包まれている感じっていうんですかね!? NO❤AFの曲って、音源で聴いていても一つ一つの楽器の音が粒立って聴こえるから大好きなんですけど、バンド演奏でそれを聴くと、楽器の音にいっぱい囲まれている感じがより際立って、すっごく気持ちいいんですよ。会場の奥までしっかり音が届いている感じがして、バンド演奏でのライヴはすごく気持ちいいです。
-今回の2部構成の内容についても教えてください。
雫姫:1部のオケスタイルでのライヴはポップでカラフルな、NO❤AFの中でもかわいい曲たちを揃えて、GELUGUGUが演奏してくれた2部は、バンド・セットが似合うスカ系の楽曲を中心にしました。1部と2部では、私たち自身も表現がガラッと変わったなと感じましたね。
黒坂:1部と2部では違った楽しさがあったよね。特に2部でGELUGUGUの演奏で歌ったときは、感動しすぎて泣きそうになったくらい。その前にもGELUGUGUとはリハーサルで一緒に合わせていたんですけど、あのときも感激のあまり泣きそうになって"これは本番ヤバいな"と思っていたら、本番でも本当に泣きそうになるくらいヤバかったです(笑)。1部のかわいい雰囲気のライヴ、2部のNO❤AFだからこそできるバンド・セットのライヴ、どっちも楽しめたし、90分という時間があっと言う間に過ぎました。
虹乃:特に2部はスカ系要素の強い曲が多かったし、GELUGUGUに演奏してもらったことで、NO❤AFにしかできないライヴができたなと私たちも思っています。1部は「Love me do I love you」(2022年7月リリースの1stフル・アルバム『GO SKA GO!!』収録)というタオルを回す曲から始めたんですけど、最初からみんなの盛り上がりがすごくて、私たちもそうだし、お客さんたちのテンションも一気に上がって、めっちゃ楽しいライヴになりました。あの日はお客さんたちの声が本当に大きかったし、ペンライトの輝きもすごくきれいでしたね。
心安:2部では新衣裳のお披露目もしたしね。バンド・セットでのライヴは、音の迫力はもちろん、楽器の持つ輝きも魅力として見えていました。1部は手を挙げたり回したりする曲が多くて、会場にいるみんなも一緒に真似してくれるんです。特に、たくさんのペンライトの光が手を挙げるのに合わせて一気に波打つように見えるたびに、その景色に感動していました。
-その日の模様を収録したライヴDVD『OPERATiON iDOL TOUR FINAL』の見どころを、それぞれ聞かせてください。
心安:ライヴDVDにはお客さんたちの歓声とか手拍子の音も入っていて、CDでは味わえない、ライヴならではの雰囲気や臨場感が伝わってきます。特に印象強く残っているのは、2部でGELUGUGUの「ONE TWO」を、本家のGELUGUGUの演奏で歌ったことですね。そこは見どころです。2部の最後に「BULL」(2023年リリースの2ndフル・アルバム『TOO MUCH TOO iDOL』収録曲)を歌ったときに飛び出した銀テープも、NO❤AFとしては初めての演出だったから、そこでの感動も味わってください。
個人的にめちゃめちゃ感動したのは、2部の1曲目に歌った「it's show time」(『TOO MUCH TOO iDOL』収録)のときですね。バンドの音が聴こえた瞬間に一気にテンションが上がって、その気持ちのまま駆け抜けました。
虹乃:大きな会場でライヴを観るときって、場所によってはメンバーの姿がどうしても見えにくくなっちゃうじゃないですか。でもライヴDVDだとメンバーの細かい表情が楽しめるから、まずはそこに注目してください。本編もそうだけど、エンディングで流れる映像のメンバーも表情がキラキラしてるから、そこも見逃さないでほしいです。細かいところで言うと、私たちはGELUGUGUの「ONE TWO」を音源としてもリリースしているんですけど(2024年8月リリースのミニ・アルバム『OPERATiON iDOL』収録)、そちらではちょっとアレンジを加えていて。でもこの日の「ONE TWO」は、いつものGELUGUGUバージョンに近い形で演奏してもらったから、そこも絶対に注目してほしいですね。この日は「GO LET'S GO」(2022年3月2日リリースの楽曲/Gen(GELUGUGU/Vo)作詞作曲)も歌ったんですが、本家さんの演奏でこの2曲を歌ったときは緊張したのも覚えています。1部では、2人も言ってたけど、タオルを回してみんなで一緒に盛り上がっている姿や、みんなが振るたくさんのペンライトの光が一斉に同じ動きをするのを見るたびに"めっちゃきれい!"と思ってました。
黒坂:ライヴDVDになったことで、メンバー一人一人の表情がめっちゃ分かるのがいいよね。しかも1部からめちゃめちゃ盛り上がってたし、2部で「REVOLUTION」(2024年2月リリースの楽曲)をバンド演奏でやったときは、ただでさえかっこいい曲なのに、ますますかっこ良さが増したなって感じました。あの日は90分のライヴがあっと言う間でしたけど、ライヴDVDを観ていても楽しすぎてあっと言う間に観終えていると思います。
雫姫:私、ライヴDVDを観ながらメンバー一人一人の"おっ、いけてるじゃん!"という見どころを見つけたので、それを語りたいなと思います。せいらちゃんは、1部でやった「あのね。」(『OPERATiON iDOL』収録曲)の落ちサビ前に"磨き上げたら"と歌うときの表情がめっちゃかっこ良くて、決まっています。しかも超どアップで映ってるから、そこはめっちゃ見どころです。ひまりさんは2部の最後の「BULL」で"君の日常 "と歌った瞬間、全部のペンライトの光がひまりさんに向けられて、ひまりさんがキラキラ輝いて見えたし、ひまりさんもすっごい笑顔で歌っていたんです。あのシーンを観たときも"うわーっ!"って感動しました。
かなえさんは圧倒的な存在感を放ってて、特に1部でやった「あの空へ」(2022年3月30日リリースの楽曲)の落ちサビでの表情がほんとに大好きで、しかもどアップで映し出されるから、その姿を見るたびに泣きそうになります。で、自分は......あれっ? あったんですけど、忘れちゃいました(笑)。ぜひ、皆さんが私の映像の見どころを見つけて教えてください。
これは全体の印象になりますけど、私たちはお客さんたちを見ながらライヴをやっているから、他のメンバーがどんな表情で歌っているのか分からないんですね。それを、こうやって映像を通して観ることで"この子はこの曲ではこういう表情をしているんだ"とか、自分でも勉強になりました。
-NO❤AFは、名古屋 DIAMOND HALLを満員にしたという1つの大きな実績を作り上げました。そこを踏まえて、次はどこを目指したいですか?
雫姫:言うだけなら自由なんで言っちゃいますけど、いつかZepp Nagoyaのステージに立ちたいです。そこに立つにはまだまだ課題はありますが、もしそこに行けたら、もう1段グレードアップするような感じがします。
これはDIAMOND HALLでのワンマンを経験して学んだことですけど、大きい会場じゃないですか。しかも後ろまで大勢の人たちがいたから、あの日はいつも以上に振りも大きく見せたり、後ろの人まで伝わるようにとライヴをやって。その経験があったからか、今は会場の規模に関係なく、会場にいる全ての人にしっかり届けるにはどう見せればいいのかを、今まで以上に心掛けるようになりました。特に対バン・ライヴは、NO❤AFのことを知らない人たちだっているじゃないですか。そういう人たちにも好きになってもらおうという気持ちがより強くなりました。
黒坂:たしかに、一回一回のライヴを大切にしなきゃっていう意識はDIAMOND HALLを経験して、みんなさらに強くなったよね。同時に、この勢いをずっと持ち続けなきゃという気持ちも大きくなりました。だから私も、NO❤AFとしていつかZepp Nagoyaに立ちたいって夢を持てたし、いつかはそれを叶えることが今の目標にもなっています。
虹乃:DIAMOND HALL公演を成功させたことでめちゃめちゃ自信は付きましたけど、あそこで燃え尽きないようにしなきゃって、メンバーみんなで常に意識を高め続けています。個人的なお話になりますが、私はあまり自信を持てるタイプではないですし、ネガティヴ思考の人なんですけど、DIAMOND HALLでのワンマンを成功させたことは、自分の中で大きな自信になっていて、今はその自信を胸に頑張っています。
心安:たしかに、あのライヴを経験して自信は付きましたけど、みんなもっともっと上に進みたい気持ちがあるから、さらに頑張らなきゃという気持ちになっています。だから、きっかけはDIAMOND HALL公演を成功させるためだったけど、よりたくさんの人たちにNO❤AFのことを知ってもらいたいから、今でもTikTokやXの投稿を続けています。
-この記事が公開される頃には、もう年末も間近です。良ければ、2024年を振り返っての思い、そして2025年に向けての気持ちも聞かせてください。
心安:2024年は、NO❤AFとてして単独でライヴをやることが多かった年になりました。遠征もたくさん経験して、グループとして力を付けられたなと思っています。2025年もワンマンをやりたいし、また東名阪ツアーを回って、今年各地で出会った人たちに会いに行きたいです。それに、やる以上は今年以上にキャパを上げて開催できたらなと思っています。個人的な目標として言うなら、私はいつかさいたまスーパーアリーナにワンマンで立ちたいですね。来年は、今年以上にたくさんの新しい方々とも出会いたいです。
虹乃:2024年は初めてワンマンで東名阪を回ったり、主催ライヴもたくさんやったり、新しいチャレンジの多い年で、すごく成長もできたなと思っています。2025年は、全国各地いろんなところに遠征して、各地にNO❤AFが好きっていう人たちを増やしたいです。
黒坂:2024年はSNSの活動に力を入れたことで、NO❤AFがバンド好き、スカ好きな方たちの目に止まって、ライヴに来てくださる人たちが増えました。もちろんバンド好きな方々も増やしたいですけど、そこにこだわらず、とにかくいろんな世代の方々にNO❤AFの存在を知ってほしいんです。そうやって層を広げる活動をしながら、世界的に有名なグループになりたいですね。
雫姫:2024年は、ずっとこの4人で1年間同じ目標に向かって活動してきたし、いろんな経験を通して日々成長を続けてこれました。今でも毎日のようにライヴができるのは決して当たり前のことではないから、その環境にいれることにすごく感謝しています。時には躓くこともありますけど、今もメンバーみんなで"こういうことをしたらいいんじゃない?"と話しながら、モチベーションを高め続けています。常に自分たちで課題や目標を掲げて、そのためにどうしていこうかと話し合って、そこに向けて頑張る。2024年はその意識を強くしてくれたから、2025年もその気持ちを持って、ファンの人たちと一緒にみんなで上に向かっていきたいです。
-ライヴDVD『OPERATiON iDOL TOUR FINAL』の発売日が1月1日、幸先のいい2025年のスタートを切れそうですね。
雫姫:元旦に発売するって、なんかいいですよね。買ってくれた人たちは、家族や親戚、もしくはお友達とお節を囲みながらライヴDVDを観てくれたりするのかな? ぜひ家族団欒で、映像に向かってタオルやペンライトを振りながら楽しんでください。
心安:ライヴ中のメンバーの細かい表情までしっかり楽しんでもらえたら嬉しいよね。2025年はこの作品を手に、NO❤AFライフを始めましょう!