HATE and TEARSが、ワーナーミュージック・ジャパングループのADA Japanとチームを組み、現在5ヶ月連続で世界へ向けて配信リリース中だ。すでに9月に第1弾作品「俺はオレっ！」と、10月にui From HATE and TEARSとして制作した第2弾作品「Cherish」を発表。11月27日には第3弾作品「DirtyMuseum」を配信した。11月末よりタイに遠征する等、着実に支持層を広げている彼女たち。今回は、「Cherish」と「DirtyMuseum」にスポットを当てながら、5ヶ月連続リリースについてお伝えしたい。

－5ヶ月連続リリースの第2弾として配信したui From HATE and TEARSの「Cherish」のMVが、公開3日でで7万回再生を突破。今も再生回数を伸ばし続けています。

UI：そうなんですよぉ。ありがたいことにたくさんの方々に観ていただいています。

－「Cherish」のMVにはUIさんのキュートな魅力が満載ですからね。

UI：撮影した部屋は私の部屋とそっくりで、私の部屋もベッドの上をたくさんのぬいぐるみが占拠しているからすごく親近感を覚えたし、メルヘンな部屋にいる気分で撮影しました。

－あのMVにはガーリーでメルヘンな世界を詰め込みたい狙いもあったのでしょうか。

UI：「Cherish」で歌っているのが、好きな人に会いにいくときの女の子の心模様なんです。映像には、朝起きて好きな人に会いに行く前にメイク等の準備をしている様を、かわいらしくもお洒落な雰囲気で映しました。「Cherish」は、これまでにHATE and TEARSが表現してきた音楽性や映像とは異なるから、正直受け入れられるのか不安もありましたけど、こんなにも多くの方に支持していただけるとは......。嬉しいけど恥ずかしいですね。

－ファンの人たちも嬉しい驚きを示してるんだ。

UI：びっくりしているかも知れないですね。ただ、私の配信等を観ている人たちなら、私自身が持っているファンシーな要素は知っています。それを今回、ヴィジュアルを含め、ui From HATE and TEARSとして表現したわけですけど、たくさんの反響を感じたから、キュートでポップな雰囲気を皆さんが求めてくださっているんだなと実感しました。

－KAYOさんとMISAさんは、「Cherish」の映像を観てどんな思いを感じました？

KAYO：私も、UIちゃんにスタイリングやメイクをしている金髪の女性として出演しています。裏話をすると、インディーズ時代の最後にリリースした「ONE STEP FORWARD」（2023年4月）のMVの中でも、HATE and TEARSのKAYOに加えて、外国の方になりきって登場しているんです。その女性が実はメイクさんだったという、いわゆる伏線回収として「Cherish」に登場しました。「Cherish」は普段のガーリーなUIちゃんの良さがうまく引き出された映像になっています。





MISA：うちもリーダー（KAYO）と一緒で「ONE STEP FORWARD」のMVの伏線回収をしています。あのときは大量の紙袋を空港に持ち込んでいるんですけど、その紙袋に入っていたのが今回UIちゃんが着ている服。つまり、うちもUIちゃんをコーディネートするスタイリストとして出演しています。5ヶ月連続第1弾の「俺はオレっ！」も今回の「Cherish」も、MVが笑顔を魅力にしたかわいい内容なんですね。それらの映像の再生回数がとにかくすごいんです。その傾向を見ながら、HATE and TEARSのファンって実はメンバーのかわいい笑顔が好きなのかな？ と想像しています。

－改めて「Cherish」という楽曲の魅力を語っていただけますか？

UI：「Cherish」をui From HATE and TEARSという私のソロ名義で制作したように、HATE and TEARSでは表現してこなかった音楽性を形にしています。これまでのHATE and TEARSはちょっと強い印象がありますけど、普段の私に近いガーリーなところを見せようと、柔らかくお洒落な空気感を楽曲に出していますね。

KAYO：「Cherish」は、HATE and TEARSとして表現したり、ライヴの中へ組み込んだりするにはなかなか難しい曲かも知れません。でも、UIちゃんとして捉えたときのかわいさはもちろん、HATE and TEARSでも魅力になっているラップの強みを全面に活かしています。歌詞もすごくキャッチーで、しかも韻を踏んでいるし、中にDJ松永（Creepy Nuts）さんや中田ヤスタカさんの名前も出てくる等強烈なパンチラインになっていて、バーンと刺さりました。女の子の心模様を書いた歌だからすごく共感もしますし、女の子には特に刺さりやすいと思います。ぜひ、この曲を通してUIちゃんの魅力を見つけてください。

MISA：この間、HATE and TEARSのライヴ前にui From HATE and TEARSとして披露したんですね。うちは、最初はステージの袖の幕の裏で聴いていたんですけど、マジでビビッと来たくらいかっこ良すぎて気付いたらカーテンから顔を出して観てたし、なんならその姿をファンの人たちにも見られてました（笑）。ライヴで観る「Cherish」も言葉で表せないくらい、とにかくヤバいです。だからライヴでもたくさんやってほしいし、HATE and TEARSのライヴにも組み込めるなら全然ありだなと考えてる。女の子なら好きなワードがいっぱい入っているし、最近はメイク男子もいるから男女問わず共感してもらえる歌詞だと思うし、朝出かける準備をするときに聴くとすごくいいと思います。

UI：ファンの方々も、朝の準備時間や通勤のときに電車や車の中でよく聴いてると言ってくれます。

KAYO：「Cherish」にはUIちゃんの魅力が詰め込まれているし、HATE and TEARSの新しい一面も見られるから、ぜひ聴いてMVも観てください。