INTERVIEW
プランクスターズ
2024.09.13UPDATE
Member:マジ神☆カンナ 愛成来来 虹春ぬし
ももしきや古き軒端の忍にもなほあまりある昔なりけり(以下:もーりー) エンマチャチャ
Interviewer:山口 哲生
-優しさってどんな瞬間に感じたりします?
虹春ぬし:ライヴでしょうもないコントをたまにやるんですけど、日本だと重たいというか。"どうするんだ、この空気"みたいになることが多いけど(笑)、海外の人はとりあえず何かリアクションが返ってきたりとか。
マジ神☆カンナ:日本語もあんまり分かってないだろうしね(笑)。
虹春ぬし:そうそう(笑)。でも、そういうのも優しいなぁって。やりやすいな、楽しいなっていうのはありますね。
-印象に残っている国を挙げるとすると?
虹春ぬし:......どこだろう。
愛成来来:インドネシアの人はおっぱい好きだったよね?
虹春ぬし:あぁ。インドネシアはおっぱいが大ウケしました。
マジ神☆カンナ:私、インドネシアに住んでいたんですけど、あんまりエロの文化がないというか。今がどうなってるのかは分からないけど、例えばアダルト・サイトを見るのが厳しかったりする地域とかもあるんですよ。だからセクシーとか、ちょっとしたこともすごく刺激的というか。
-なるほど、そういうところからの大ウケだったと(笑)。
マジ神☆カンナ:すみません、言葉が足らず(笑)。
-いやいや、こちらこそ勉強になります。ももしきやさんは印象に残っている国を挙げるとするといかがですか?
もーりー:みんなと違う意味で印象に残っていることかもしれないけど、この前行った中国は国民性が強くて。最後の特典会のときに中国の国旗を持った人が来て、"一緒に敬礼して写真撮ってくれ"って言われて。それで中国国旗の前で一緒に敬礼して写真を撮ったんですけど、恐ろしい......! と思って(笑)。
マジ神☆カンナ:大丈夫でしょ(笑)。悪用されたりしないでしょ。
もーりー:"大好きです!"って言っときました。媚びを売っておいた。
マジ神☆カンナ:まぁ、なんかあったら捕まるって脅されてたからね(笑)。
もーりー:それもあって一挙手一投足に怯えてしまいましたね。これは何かの罠かもしれないって。
マジ神☆カンナ:大丈夫だよ、チェキだから(笑)。携帯だとちょっと危なかったかもしれないけど。
エンマチャチャ:中国とかブラジルは、危ないから1人でいちゃダメとか、気を付けてねって行く前にいっぱい言われていたんですけど、いざ行ってみたらみんな優しいし、日本の言葉を使ったり、スマホで翻訳してくれたりして、どうにかしてコミュニケーションを取ろうとしてくれて。日本のこととか、プラスタ(プランクスターズ)とかアイドルのことが好きなんだろうな、いいなと思いました。あと、ブラジルは最終日にワイワイしてたら周りのブラジル人も集まってきて、みんなでパーティーみたいになって楽しかったです。カンナもいたんですけど、カンナはめっちゃパーティーだった(笑)。
もーりー:カンナさんのチョリソーを知らない人が勝手に食べ始めたりとか。
マジ神☆カンナ:そうそう、私のポテトとかも全部取られて。でも"飲んでなくない?"って向こうの言葉で煽り続けてました。めっちゃ度数の高いお酒が出てくるんですよ。日本とは比べものにならないぐらいやつをガバガバ飲んで。あと"俺の家に犬いるんだけど見に来ない?"ってナンパされたりとか(笑)。
-その誘い方って世界共通なんですね(笑)。先程お話に少し出ましたが、「UFO UFO」がカバーされているそうですけど、中国のお話ですよね?
マジ神☆カンナ:そうです。私たちもビックリなんですけど、中国のアイドル界隈で、例えばデビューしたばかりのアイドルが絶対にカバーする曲とか、オタクがみんな絶対にコールを知っている曲とか、そういう感じで「UFO UFO」が広まっていて。で、私たちがいざ「UFO UFO」をやったら、なんかもうすごかったですね。"本物だー!"みたいな。歓声がちょっと違いました。フロアにいたアイドルさんも「UFO UFO」と「MACH DRIVE TIME!」を完璧に踊れていたので。だからまぁ、ラジオ体操みたいな感じというか(笑)。小学校のときに絶対やるみたいな。そこまで規模は大きくないかもしれないけど、たぶんそういう類いになってるんでしょうね。1回は踊ったことがある曲っていう。
-自然とそういう状況になっていたんですね。
マジ神☆カンナ:そうですね。どこかしらでアイドルさんが見つけてやったり、オタクがコールをしたのが上がったりとか、コンテンツ自体はいろいろ発信しているので。あと、オタクが日本に来て「UFO UFO」を聴いてアップしたやつが広まったとか、そういうこともあるだろうし。
-すごいことですね。その世界ツアーの後、昨年末から今年頭にかけて東名阪Zeppツアーを開催されましたが、そちらはいかがでしたか?
マジ神☆カンナ:名古屋、大阪、東京で、それぞれ違うテーマでやったんですけど、名古屋("PLANCKSTARS Zepp 東名阪 TOUR 名古屋編「プラスタオールスターズ -奇跡の全員集合-」")では"プランクスターズオールスターズ"を作ろうっていうことで、アイドルさんでも一般人でも誰でもいいので、一緒にステージに立ちましょうっていう。こんなにステージに人がいるプランクスターズは初めてだったので印象深かったし、練習もこんな大人数でリモートでレッスンするか? っていうぐらいで。台本も1から100まで全部覚えてというのもやったことなかったし、すごく新鮮でした。大阪("PLANCKSTARS Zepp 東名阪 TOUR 大阪編「なんでやねん!どしてやねん!どないやねん!」")ではお笑いをテーマに、楽しんごさんとか超新塾さんと一緒にステージに立ったり、(吉本)新喜劇をメンバーで観に行ってステージを作り上げたりとか。東京("PLANCKSTARS Zepp 東名阪 TOUR FINAL「七福神 -神々の出発-」")はツアー・ファイナルらしく、新衣装で新曲もやって、涙ありのエモっちいライヴだったんですけど(笑)。ステージも鉄格子が降りてきたり、バラとか雪が降ってきたり、演出もこだわったり、もう一つ一つが初めてのことばかりだったのですごく満足だし、お腹いっぱいになりましたね。
-ツアーだから同じ内容をやるというわけではなく、違うワンマンを3本やる。しかもただ曲をやるだけじゃないというのもすごいですね。
マジ神☆カンナ:ただ大きい箱で曲をやるっていうのは豊洲PITでできたし、Zeppとなると、まぁそこでやるのもすごいことですけど、キャパとしてはそこ(豊洲PIT)を超える場所ではないので。それぞれの地で違った、新しいことをやるというのが、やっぱりお客さんにとっても自分たちにとっても刺激的だなと思ったので、今回は新しいことに挑戦してみたっていう感じでしたね。
-そういった挑戦も積極的に話し合ってやってみたと。
マジ神☆カンナ:そうですね。運営さんから"じゃあこれやってください"っていうのは一切ないです。ステージに関しては、メンバーにもう任せるよと言ってもらっているので。そうやって任せてもらっているからこそ、メンバーとしてはお客さんの立場になって考えたり、こういうのやったら面白いだろうなって考えられてるかなと思いますね。
-素晴らしいですね。来来さんは、Zeppツアーを振り返って印象に残っていることというといかがです?
愛成来来:Zeppツアーは......もう前のことすぎて忘れちゃった。でもお金をかけたんだから、人がもっと観に来ていいとも思った。おもろいから。