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INTERVIEW

STANDZ

2021.12.08UPDATE

2021年12月号掲載

STANDZ

メンバー:Kazuya(Vo) Yusuke(Gt) RYOICHI(Ba) Kenya(Dr)

インタビュアー:山口 智男

今年結成10周年を迎えた正統派のミクスチャー・バンド STANDZが、2ndアルバム『TWO FACE』をリリース。ベスト・ラインナップが揃った現在のバンドの状況が如実に反映されたアルバムについてはもちろん、結成からこれまでの歩みや、コロナ禍の中でも活動を止めなかったバンドの思いを、メンバー4人が語ってくれた。

-結成10周年おめでとうございます。10周年を迎えた心境からまず聞かせください。

Yusuke:長いようで短かったです。

Kazuya:最初、Yusukeに会ったときに10年以上はやろうと俺は思ってたので、10年やってこられて良かったです。

-そのあと、入った順番で言うと――

RYOICHI:次が俺です。俺が入ったのが6年前。だから、もちろん10年って実感は俺にはないですけど、このふたりがSTANDZを始めて、10年経ったっていうのは嬉しいです。

Kenya:俺は(入ってから)だいたい3年ぐらいですかね?

Kazuya:17年とか18年とかだから、そうだね。

Kenya:でも、喜ばしい。RYOICHIさんと同じです(笑)。

RYOICHI:そりゃ10周年おめでとうでしょ(笑)。

Kenya:10年続けるって難しいですからね。

-バンドのWEBサイトに載っているKazuyaさんのコメントを読むと、この10年間、バンドをやめるタイミングは、いろいろあったようにも窺えるのですが、それでも10年続けてこられたのは、改めて振り返って、なぜだと思いますか?

Kazuya:やめたらなんにもなくなっちゃうからって言ったらありきたりですけど......。なんでですかね?

-さっきおっしゃっていたように10年以上はやりたいとKazuyaさんが思っていても、バンドってひとりじゃできないじゃないですか。だから、3人の存在も大きかったんじゃないかと想像したのですが。

Kazuya:それで言ったら、"あぁ、もう無理かもしれない。でも、根性でどうにかできるかも。いや、もう限界かぁ"って気持ちがゆらゆらしているときに、例えばRYOICHIが入ったり、Kenyaが入ったりして。あと半歩行ってたらやめちゃってたかもしれないところでずっと踏みとどまって、ほんと綱渡りみたいな精神状態のときにメンバーが見つかったり、いい作品ができたりっていうその繰り返しで、気づけば10年経ってたっていうのが正直なところですね。

Yusuke:1回、メンバーがKazuyaと俺のふたりだけになったときに"どうする?"って話をしたことがあったんですけど、結局、"今、やめたらもったいないよね"ってなって。そのあと、RYOICHIが入って、別のドラマーを入れたんですけど、そのドラマーもやめちゃって、また"ヤベぇ。どうする!?"ってなったときにKenyaがサポートで入ってくれて。そこからツアーを回っているうちにスタジオに入っていても、ライヴをやっていても、この4人のグルーヴがバチっとハマってきたんです。そこからまた続けたいという気持ちがでかくなっていきましたね。

-つまりバンドとして、すごくいい状態で10周年という節目を迎えられたわけですね。

Yusuke:そうですね。

Kazuya:これまでの10年間はあまりいい状態じゃなかったかもしれない(笑)。

-だからこそ、ここからさらに頑張っていこう、と。そんな気持ちが今回の『TWO FACE』には込められていると思うのですが、それについて聞かせてもらう前にSTANDZがどんなふうに始まったのか教えてもらってもいいでしょうか?

Yusuke:バンドを組もうと思ってメンバーを探していたとき、Kazuyaに会ったんです。

-そのときにはもう翌月のライヴが決まっていたと聞いたのですが。

Kazuya:そうです。頭おかしいと思いました(笑)。

Yusuke:そのときは、まだバンドってものがよくわかってなかったんですよ。とにかくライヴがしたくて、地元のライヴハウスのブッカーさんに"今度、メンバーと会うんですよ"って言ったら、"じゃあ出てみない?"と誘われて、ライヴを決めた状態でKazuyaに会いに行ったんです。

Kazuya:でも、俺も勢いでネットで検索して、一番上に出てきた人にただ連絡しただけだったんで(笑)。

-あぁ、メンバー募集サイトで。でも、メンバー募集のところに、こういう音楽がやりたいとか、こういうバンドが好きですとか書いてあったわけですよね?

Kazuya:ヴォーカル募集、千葉県、PTP(Pay money To my Pain)、GUN DOG、Supeで検索しました。

-じゃあ、現在のSTANDZのサウンドに通じるミクスチャー・ロックをやりたいと考えていたわけですね?

Yusuke:そうですね。最初にスタジオに入ったとき、コピーからやろうと言って、LINKIN PARKの曲をやりました。

-そのとき、お互いに"彼とならやっていける"と思ったんですか?

Kazuya:いや、ダメだと思いました(笑)。

-えっ。じゃあ、なぜ一緒にバンドを始めたんですか?

Kazuya:Yusukeの行動力がえげつなかったんですよ。でも、俺はどちらかと言うと、慎重なタイプで。10代の頃、地元で仲のいい友達とバンドをやっていたんですけど、ものすごいケンカ別れしちゃって、バンドってイヤだなと思ったんです。それから3年間くらい音楽やってなかったんですけど、ストーカーばりにライヴに通っていた大好きなバンドのヴォーカルの人に"昔、バンドを台無しにしちゃったことがあるんです"って話をしたら、"ムカついたことがあっても、いいことがあっても、それを全部、歌詞に書いて、返したらいいんだよ。ヴォーカリストだったら"って言われたんです。でもそのとき、バンドはやっていたって言ったけど、ヴォーカルだとは言ってなかったら、"なんでヴォーカルってわかったんですか?"って聞いたら、"そんなの目を見たらわかるよ"って。そのとき"もう1回ガチでバンドやったら、いつか対バンできますか?"って言って、その感情のまま、携帯でヴォーカルを募集しているバンドを探したんです。だから、初対面だろうと、なんだろうと、とりあえずバンドをやらなきゃと思ったんですよ。

-Yusukeさんは、とりあえず翌月のライヴに出られるなら、誰でもよかったんでしょうか?

Yusuke:いや、そんなことないですよ。募集してもなかなか音楽的にマッチする人がいなかったんです。実際、スタジオに入っても何か違うなってことが結構続いてたから、誰でもよかったわけじゃないです。やっぱり、そのときはKazuyaがベストだったんですよ。最初スタジオに入ったときは、かなり粗削りでしたけど、迫力があったんです。オーラがあったというか、いつかすごいヴォーカルになると思いました。

Kazuya:俺もYusukeが作る曲は最初から好きでした。今回、再録した「Right now("TWO FACE"remix)」はバンドを始めた頃からあって、そのときからいい曲だと思ってました。いや、正直そんなバンド歴もないのに勇み足でメンバー募集に応募しちゃって、最初のライヴのときはよくわからないまま、"あ、俺ステージに立てちゃってる。ヤバッ"と思ってたんで、クビにならなくて良かったです。

Yusuke:初期のライヴは、演奏後、楽屋から出たくないくらいひどいライヴばかりだったんですけど、俺もオリジナル曲のバンドをやるのは初めてだったから、今は仕方ない。今後、良くなるはずだと4年間続けてました。

Kazuya:たまたま超心が折れないふたりだったんですよ(笑)。

-そしてそのあと、15年にRYOICHIさんが加わった、と。

RYOICHI:俺も一緒で、ネット検索でした。

Kazuya:そのときも再来週のライヴが決まってたんですよ(笑)。

RYOICHI:でも、別に"あ、そうなんだ。わかった"って感じで、マジで? とはならなかったです。逆に、そういう活動中のバンドを探してたんですよ。