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INTERVIEW

Clarity

2021.05.05UPDATE

Clarity

メンバー:ANDY(Vo) RIKI(Gt) KAI(Gt) MAKI(Ba)

インタビュアー:吉羽 さおり

-アレンジはみんなでということですが、曲のアイディア、最初のきっかけとなるものもそれぞれで出すことが多いですか?

KAI:最初のデモはわりと僕とANDYが多いですね。そこからは全員で。僕の場合だったら最初の段階で、ある程度仮でドラムやギター、ベースも入れちゃうんですけど、そのパートの人が触っていくと、どんどん自分では思いつかなかったようなかっこいい感じになっていくんですよ。ひとつの曲をみんなで触りまくる感じで、全員のアイディアが入ってます。

ANDY:そうだね。もし私とKAIだけが最初から最後までやっていたら、全然ダメだと思う。この4人のクリエイティヴな協力があるんですよね。

KAI:それぞれが特化してるものがあるからこそというか。ギターに関しても、ギター・ソロのプレイ・スタイルがふたりで違うので。そんなギター・ソロ思いつかないなというのは感じますね。

-たしかにギター・ソロなどは、ふたりいるならではの感じがあっていいですね。

RIKI:そうですね。ギター・ソロといっても、Clarityは全体的にそうなんですけど、メロディを聴かせる、メロディを重要視しているので。そうなるとギター・ソロもどちらかというとメロディのギター・ソロなんですよね。ギターを聴けっていうよりは、メロディを聴いてほしいというような感じで。

-そのメロディ部分にも結構、ギターをガンガン被せにいってる感じもありますけどね(笑)。そこも面白さだなって思うんですけど。

RIKI:その塩梅は難しいですけどね。

KAI:難しいですね。ちょこちょこと引き算しながらやらないと。主張が激しくなってしまうので。

RIKI:その、ギターをふたりで成立させるというのが、僕個人では迷った部分でしたね。入った順番的には僕のほうがKAI君よりも先だったんです。と言っても、そのときはまだバンドとして機能してなかったですけどね。で、そのあとKAI君が加入するときに、テストじゃないですけど、Clarityの曲をコピーしたやつを送ってくれて。「Love is」(2018年リリースのシングル)という曲が今のメンバーで最初に書き上げた曲なんですけど。その楽曲を考えたのがKAI君で。それを初めて聴いたとき、"僕やることなくねぇ?"って感じだったんです。

ANDY:はははは(笑)。

RIKI:これのどこにリードを入れればいいんだっていう(笑)。そこに、"このギターいる?"ってならないような上メロを考えるのは、試行錯誤でしたね。なおかつ自分のルーツを生かせるようなものを探すのは、ものすごく大変でした。

KAI:しかも「Love is」のときは、僕は入りたてだから、自分の力量をアピールしたいのもあって。デモにはドラムとかも全部入れていて、上メロも張り切って入れてるんですよね(笑)。そのときは、ある種エゴのようなものがあって。今思い返すと、あれ入れづらかっただろうなっていう。

RIKI:(笑)

KAI:結局「Love is」は僕の考えたリードはなしで、RIKIのリードになっていますね。

-その試行錯誤があったからこそ、バンドとしていいバランスを見つけていったという。

ANDY:「Love is」はヴォーカルも大変だったよ。

KAI:そうだよね(笑)。

ANDY:ドラムや、ギター・パートが忙しいというか、もうメロディのスペースなくない? っていう。でも、Djentっぽい曲はずっと好きだったから、ここに何かできないかなと。実は、メロディを作ったときは、ドラムやギターも全部ミュートして自分でピアノのコードだけで作ったんだけど、難しかった。

KAI:「Love is」では、テクニカルなリズム、ドラムとギターのバッキングのリズム部分があるんですけど。そういうところで、シャウトや、デス・ヴォイスを入れるのはありがちだと思うんですね。そこでANDYのメロディックなクリーン・ヴォーカルを入れるほうが、他にないものになるなって。絶対にかっこ良くなるなっていうのは、そのとき思っていたんですけど。

ANDY:その当時は、こういうバンドになるのはわからなかったけど、できあがった「Love is」を初めて聴いたとき、これ面白くない? っていう感じになって。

KAI:全部合わせたときは感動したな。これだ、みたいなね。

-最初の1曲が、4人のバランスを築き上げていく大きなきっかけの曲になったんですね。

KAI:たぶんめっちゃ時間かかったよね。

RIKI:リリースまで1年くらいかかっているんですよ。

KAI:そのときは、今のような作り方にまだ気づいてない時期で。

RIKI:2~3年前だよね。

KAI:僕はClarityに入る前、前のバンドのときは全部自分で作っていたんです。それでやろうとしちゃってて、うまくいかないというのがありましたね。でも、Clarityに入ってから、それぞれのメンバーのセンスを知るというか。すげぇなって思うことが多々あったので。だったら、骨組みだけで渡したほうがかっこ良くなるなっていう感じですね。

-MAKIさんはベーシストとして、こうしてメロディアスで歌が引き立つ曲であり、且つふたりのギターがいて派手なことをやってくれているなかで、どんな立ち位置でいる感じですか。

MAKI:正直めちゃむずいんですよねぇ。

ANDY:はははは(笑)。

MAKI:さっき出た「Love is」は僕が加入する前に作ってくれていた曲なので、リズムを重視してベースをやっている感じなんですけど。今回のEPや、「True Believer」では、僕が最初からベースをつけている感じなので、そこからちょっとClarityの雰囲気を変えていこうかなという企みもあるんです。ドラムがすごくうるさいときは、だいたいKAI君のギターがうるさいときなんですよね。

KAI:たしかに(笑)。

MAKI:リズムが強いみたいな、クセあるなっていうときはそのクセに乗っかっていって。メロディアスな感じのときは、ドラムもちょっとおとなしめになるので、そういうときはANDYの歌のメロディに合うようなベースをつけていく感じですかね。ANDYがサビとかでキーの高い声を出すときって、ちょっとボリュームが足りないなということも結構あるので。そこにベースを当てていって、そこにも注目させるみたいな思考でやっている感じなんですよね。

-職人のようなこだわりですね(笑)。

KAI:匠の技があるね。

RIKI:でも、MAKIさんのベースが入るだけで変わるもんね。

ANDY:変わる変わる。