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INTERVIEW

工藤晴香 × DI:VISION

2020.12.10UPDATE

2020年12月号掲載

工藤晴香 × DI:VISION

-工藤さんは各楽曲の作詞を手掛けられていますが、どの曲も等身大でどんな聴き手も共感できるというか、フワフワした突拍子もない内容ではなく、実際に生きている感じがしました。歌詞からはあまり空想をしたりはしないで、現実を大事にしている印象を持ったのですが、実際はいかがですか?

工藤:めっちゃ空想ばっかしてます。

-予想の反対でした(笑)。

工藤:空想ばっかりしてるんですけど、それ故にめっちゃ現実的なんだと思います。空想ばかりしててもつらいだけなので、自分で現実に落とし込んでますね。

K:空想で僕が気になったのは、「ROCK STAR」です。間違ってたらあれなんですけど、これhideさんですか?

工藤:hideさんも入ってます。あとはKurt Cobain(NIRVANA/Vo/Gt)とかJohn Lennon(THE BEATLES/Vo/Gt)とか。

K:工藤さんの歌詞も日本語と英語の分配というか、英語の入れ方にちょっとhideさんを感じたんですよね。

工藤:やったー!

K:そのあとにセルフ・ライナーノーツを見て、これはと思ってネットで調べたらhideさんが好きって答え合わせのように出てきて。やっぱりなと。

工藤:正解です(笑)。

-世代ですね。

工藤:間違いなく世代ですね。

-曲の話に戻りますが、「KEEP THE FAITH」のMVの中でも黒いノースリーブの力強いスタイルから、コンサバなスタイルに白Tのラフなスタイルまで様々な面を見せていますが、どれも工藤さんらしいなと感じました。このスタイリングは工藤さんの希望が反映されているのでしょうか?

工藤:衣装はジャケットと一緒にしたいというのがあって、私服で出たいというのも監督にお願いして、どういう私服がいいですかと聞いたときに全身白でお願いしますと言われて、全身白の私服持ってる人そうそういないけど、と思いながら、家に服めっちゃあるのですごく探して、はるか昔に買ったギャル・ブランドの白いデニムと、ファンの方からいただいた白いTシャツで。衣装のコントラストが結構気に入ってます。

-話はちょっと変わりますが、DI:VISIONも音楽との関連性が深いですよね。Kさんももともとはバンドマンですし。

K:僕はバンドを辞めてすぐに右も左もわからないなかで服飾の学校に通い始めて。それでバンドマンなんかから"ポスターのデザインできる?"って聞かれて、やったこともないのに"できるよ!"って答えて、それからグラフィックをやり始めたり。最初はそのバンド時代の繋がりが入り口になって、自分のブランドに繋がっていった感じですね。

-バンドから今に至る繋がりがあったんですね。

K:27ぐらいのときにデザインを始めて。「KEEP THE FAITH」のセルフ・ライナー・ノーツでも年齢でやれることを制限するな、いつでもスタートラインなんだって書いていたことにすごく共感しました。27歳なんてめちゃめちゃ若いし、あと5回くらい失敗できるでしょって今なら思うんですけど、当時は知り合いとかにもデザインでやっていくなんて難しいでしょってすごく言われたんです。だけど、始めてみればそれに応じて自分が成長していって。成長って言っていいかわからないですけど、変わっていって形になる。結果は後づけでもバンドをやってたことも繋がるのかなと思っています。

工藤:めっちゃいい話。

-いいですね。今回のコラボ以前から工藤さんはDI:VISIONのことをご存じでしたか?

工藤:はい! 知ってましたよ! Twitterでもよく見てましたし、それこそPassCodeの方がモデルされてたり。"バンドリ!"さんのコラボでも知ってましたし、スタッフさんで着ている人が多くて。女性の方なんですけどDI:VISIONのTシャツ着てて、よく知ってました。昨日もその人着てましたよ(笑)。

K:ありがとうございます!

-今回コラボを実際に一緒にやってみた感想を改めてうかがってもよろしいでしょうか?

工藤:もともと打ち合わせの段階ではかなりぼんやりしたことしか言ってなかったんですよ。"910"と"KDHR"を描いたものというのと、前開きじゃないパーカーと部屋着っぽいジャージっぽいズボンでって。で、デザインの第1弾の段階でこれ! っていうのがきたので、めちゃくちゃありがたかったです。少ない情報量でここまですごいものを作り上げてきたことに感謝しかないですね。ありがとうございます。

K:恐縮です。

-Kさんはいかがですか。

K:最初にもちょっと言ったんですけど、"シャイニング"のデザインは正直通らないだろう、遊びが過ぎているなと思っていました。ちょっと攻めたものを入れると難しいケースが多いんですけど、今回は第1案ですぐにOKで返ってきたのでガッツポーズでしたね。そのテンション感のまま撮影までできて。撮影もさらに加速する感じでできたと思います。

-工藤さんは作品を2枚出していますが、まだ有観客でのライヴはできていないんですよね?

工藤:まだですね。

-もしできれば、という話になりますが、そのときの衣装などはもう考えていますか?

工藤:動きやすい恰好がいいですね。バンドでの衣装はがちがちの衣装なのでものすごく重いんですよ。それは世界観が成立しているので重要なんですけど、自分でやるとなったらTシャツにデニム、スニーカーみたいな身軽な恰好でやりたいですね。

-あの衣装は重そうですよね。

工藤:重いです。着てるだけで肩が凝るんですよ。"なんでこんなに身体が重いんだろう? 衣装だ!"って。

-自分の存在が半径1.5メートルくらいある感じですね。

工藤:そうですね。厚みがすごくて。動いたときにファーってなるからパフォーマンス的には助かりますね。

-ステージを観ていてもあの衣装は華がありますよね。では最後に工藤さんから今後を楽しみにしているファンに向けてメッセージをお願いします。

工藤:来年、みんなにもっともっと自分の音楽を届けられるように全力で頑張りますので、ぜひ私を信じてついてきてほしいなと思っております!

RELEASE INFORMATION 工藤晴香 2ndミニ・アルバム
『POWER CHORD』

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COLLABORATION ITEM

【商品名】工藤晴香×激ロック×ゲキクロ×DI:VISIONコラボ 限定パーカー"ROOM910 HOODIE"
【展開サイズ】S, M, L, XL, 2XL
【価格】12,100円(税込)

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<販売スケジュール>
12月10日(木) 激ロックマガジン発行
12月21日(月) 受注締め切り
2月上旬 ~中旬 発送



BRAND INFORMATION DI:VISION

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