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INTERVIEW

Jared James Nichols

2019.11.29UPDATE

2019年11月号掲載

Jared James Nichols

インタビュアー:荒金 良介

新しい世代に影響を与えられる存在になりたい


-Jaredさんはギターの腕前はもちろん、歌声も本当に素晴らしくて。ヴォーカルに対しても興味はあったんですか?

いや(笑)! 21歳でLAに引っ越した際にバンド内で"誰が歌う?"という話になってね。自分が好きだったギター・ヒーロー、Jimi Hendrix、Johnny Winter、Stevie Ray Vaughan......みんなギターを弾きながら歌うスタイルだったことに気づいたんだ。僕らは3ピースのトリオだったから、自分が歌うしかなくてね。

-自分がJimi Hendrixの役割を担おうと?

そう! 今はとても幸せだよ。

-変な質問ですけど、ヴォーカルに対する自己評価は?

かなりいいよ! 完璧ではないけど(笑)。ヴォーカルに関してはギターを弾いて、そのフレーズからインスパイアされることが多くてね。歌とギターは連動していると言ってもいいかもしれない。ギターがあると、歌にも自信が出てくるんだ。侍の刀と一緒さ(笑)! ただ、歌はギター以上にパーソナルな心情が出てしまうからね。

-自分の中で理想とするヴォーカリスト像は?

FREE/BAD COMPANYのPaul Rodgers。ほかにもたくさんグレイトなヴォーカリストはいるけどね。Muddy Waters、Neil Young、Axl Rose(GUNS N' ROSES)、Sebastian Bach(ex-SKID ROW)もリスペクトしているよ。

-これまでにLYNYRD SKYNYRD、ZZ TOP、Zakk Wylde、Glenn Hughes(TRAPEZE/ex-DEEP PURPLE etc)、UFO、SAXON、LIVING COLOURなど数々の有名ミュージシャンと共演してますが、最も印象的だったステージは?

LYNYRD SKYNYRDだね! 彼らと一緒に「Sweet Home Alabama」をプレイしたんだ。それはドイツ公演だったんだけど、1万2千人の前でGary Rossington(Gt)から"ソロを弾いてみないか?"といきなり言われて、ステージ真ん中で弾くことになったんだ。

-それはすごい体験ですね!

マイ・ヒーローと友達のように触れ合うことができたからね。LYNYRD SKYNYRDとの共演はナンバー・ワンだよ。あと、"NAMM Show"でPeter Frampton(HUMBLE PIE/ex-THE HERD)、Billy Gibbons(ZZ TOP)、Nancy Wilsonと一緒にプレイしたのもいい思い出だね。

-そして、今回Jaredさんのシグネチャー・モデルが販売されます。もともと、Joe Perry(AEROSMITH)のレスポール・カスタムを借りて弾いたときに、ピンと来たそうですね。

LAにいたときに同じスタジオでリハーサルをしてたら、ちょうどAEROSMITHもアルバムの録音をしていて。スタジオにSteven Tyler(Vo)がフラッと入ってきて、"君は誰だ?"と尋ねてきたんだ(笑)。"録音しているんだけど、来ないか?"と誘われてね。そのときにいろんなギターを貸してもらい、68年製のブラックのレスポール・カスタムを弾いたときにヘヴィだし、ロックンロールを感じたんだ。レスポール独特のどっしりした重みが気に入ってしまってね。Joe Perryからも大きな影響を受けているよ。彼から"ここ20年の新しいギタリストの中で君がベストだ!"と言われてね。クールだろ?

-ええ(笑)、Joe Perryからもお墨付きを貰ったと。それで、このギターはフロント・ピックアップがないのが特徴ですけど、Jaredさんが思うこのギターの最大の魅力というと?

シンプルなところだね。シンプルだけど、複雑と言うのかな。特別なものがついてないからこそ、より音楽に集中できると言えばいいのかな。だから、ギターを織り成すひとつひとつの要素が重要な役割を果たしているんだ。シンプルに作られているから、自分で考えてコントロールしなきゃいけない。だから、逆に複雑なんだよ。

-ピックアップがひとつしかないのはデメリットにはならないんですか?

大きな音を出したときに、ピックアップがひとつだけのほうがよりダイレクトに響くからね。そういうメリットがあるんだ。

-では、このギターを買って、あなたのようなギタリストを目指したいと思っている人に向けて、どんなコピーをすればいいか、教えてもらってもいいですか?

自分の楽曲だと、「Last Chance」、「End Of Time」(共に2017年リリースの2ndアルバム『Black Magic』収録曲)かな。このギターとは相性がバッチリだからね。その2曲は特にシンプルなギター・フレーズの良さが出ているし、このギターのための曲みたいなものだから。ほかの楽曲だと......そうだな、どんなクラシック・ロックでも合うと思うよ。

-最後になりますが、将来の夢や共演したいアーティストがいれば教えてください。

僕のゴールは世界中をツアーすることだね。もちろんそこには日本も含まれているよ。そして、新しい世代に影響を与えられる存在になりたいんだ。自分が多くの先人から多大なる影響を受けたようにね。共演したい人は......誰とでもやってみたいんだけど......Gary Clark Jr.、RIVAL SONS、BLACKBERRY SMOKE、GOV'T MULE、Eric Clapton、Paul McCartney......挙げ出したらキリがないよ(笑)。ジャンルを絞らず、常に心をオープンにして、誰とでも一緒にプレイしたいと思っているからね。

Epiphone Jared James Nichols "Old Glory" Les Paul Custom Outfit

ボディー:マホガニー
ネック:マホガニー
フィンガーボード:エボニー
ネックジョイント:セット・ネック
スケール:24.75"

ピックアップ:Seymour Duncan P-90
コントロール:1ヴォリューム、1トーン
カラー:Black Aged Gloss
希望小売価格:¥99,000(税抜)



(問)GIBSON GUITAR CORPORATION JAPAN
service.japan@gibson.com