INTERVIEW
Circle Joint
2018.11.09UPDATE
2018年11月号掲載
Member:HOWIE(Vo) 壱(Vo/Rap) NoB(Gt) Taka(Ba) U(Dr)
Interviewer:高橋 美穂
HOWIE(NICOTINE)と壱(MASHRAD)が中心となって、2015年に結成されたCircle Joint。その後、U(ex-NICOTINE/GorillaAttack)、NoB(96BLOCKs/ex-ロードオブメジャー)、Taka(96BLOCKs/ex-NZC)という、キャリアある3人を迎え入れ、本格始動して今に至る。本誌初登場となる今回、リリースを控えた2ndミニ・アルバム『Variety in the box』の話はもちろん、この5人が集結した経緯まで遡って、たっぷりと訊かせてもらった。
-激ロック初登場なので、結成の経緯からうかがいたいと思います。最初は壱さんとHOWIEさんのおふたりで始まったとのことですが、何かきっかけはあったのでしょうか?
HOWIE:きっかけは......。
壱:ノリですね! お酒飲んでて。
HOWIE:ノリかい(笑)! 一緒に働いていたんですよ、土木関係で。お互いのバンドは知っていて、たまたま"仕事を紹介してくれない?"って言われて、"うちで働く?"みたいな感じから。もともと仲は良くて、バンドも"組みたいよね"みたいに言っていて。
壱:そうそう。
HOWIE:初めは、ドラムが自分の弟だったんです。でも、いろいろやらかして(笑)。それから、NICOTINEで一緒にやっていたUに"バンドやらない?"って声を掛けて、仕切り直しました。
-それが2016年だったんですね。まず、HOWIEさんと壱さんには、こんなバンドをやろう、こんな音楽をやろう、というプランはあったんでしょうか?
HOWIE:プラン......あった?
壱:ほぼほぼなかったでしょうね(笑)。
NoB:酒で流れたんじゃないかな(笑)?
壱:パンクはやりたかったんです。でも、こうなりましたねぇ。
HOWIE:まぁ、他のバンドでやっているので。
壱:違うことをしようかって相談して。
-それぞれ、キャリアがあるメンバーが揃っているじゃないですか。だから、新しいことをやる場所にしたかったのかな? とは思ったんですけど。
HOWIE:それはそうですね。
U:常に違うことをみんな探し続けていると思うので。だから来年になったら変わるかもしれないっすね(笑)。
-じゃあ、2015年結成で、現在2018年ですけど、すでにやりたいことが変わったりもしているんですか?
HOWIE:そうですね。骨太なところで、レゲエとパンクはあるんだけど、そこにラテンやメロコアが加わって、いろんな音楽で楽しんでいるっていう感じです。
-まず、パンクっていう軸は、みなさんのキャリアからもわかりますよね。でもレゲエという軸が加わったのは、どういうところからだったりするんでしょう?
壱:オシャレですもんね、レゲエって!
NoB:いや、いいんだけど、もうちょい......(笑)。
HOWIE:もともとはね、NICOTINEで、Circle(Circle Joint)を作る前の年に創立記念日があって、HAKAIHAYABUSAを呼んだんです。そこでKZ(Vo/Gt)が"もともとはメロコアをすごくやりたかった"って言っていて。そこでVDXを組んで、"メロコアこれからやるんでよろしくお願いします!"みたいな感じだったらしいんですよ。じゃあ、俺もレゲエが好きでHAKAI(HAKAIHAYABUSA)とか聴いていたから、逆にやろうかなってCircleで相談したら、みんな"全然やりましょうよ!"って言ってくれて。
壱:そういう話ですね。
-あったんじゃないですか、きっかけ(笑)。
壱:そのときベロベロだったんですよ!
-そうなると、Circle Jointの軸として、パンクとレゲエの他に"酒"ってありますよね(笑)。
U:間違いない(笑)。
Taka:最初は違うギターとベースがいて、僕とNoBがあとから入ったんです。僕とNoBとUは仲良くて、NoBとはバンド(96BLOCKs)もやっていて。Uから、"HOWIEさんはパンク以外にもいろいろ表現した方がいいヴォーカリストだから、いろいろやりたい"って誘われて、あとからふたりで入ったんです。最初は、HOWIEさんや壱がパンクとレゲエを軸にした曲を、ただアレンジしてやっていたんですけど。
U:いきなりレコーディングからスタートだったもんね(笑)。
HOWIE:Uが入ったあと"誘いたいメンバーがいるから、そいつらとガッツリやりたい"って言われて。それでこのメンバーになって、本格始動っていう。
NoB:Uから"ハードコア・バンドやんない?"って電話がかかってきて、"あぁ、いいよ"って言ったら、レゲエが入っていて、あれ、増えてるぞ? っていう(笑)。
Taka:そのとき、俺とNoBは声優やアイドルのバック・バンドもやっていて、ハードコアとかパンクに飢えていたんです。NoBなんて太ってるのに、乙女心を歌った曲とか歌ってたから、お前そんなんじゃないだろうと(笑)。