INTERVIEW
Circle Joint
2018.11.09UPDATE
2018年11月号掲載
Member:HOWIE(Vo) 壱(Vo/Rap) NoB(Gt) Taka(Ba) U(Dr)
Interviewer:高橋 美穂
-太ってる関係ない(笑)。
NoB:おい(笑)!
Taka:俺たちがCircleに最初会ったのは、レコーディングが――
U:明日とかだったよね。
NoB:初めて会ったのが、レコーディングの前の日のスタジオで、曲を聴いたのも1週間前。アレンジも結構したんですけど、鼻血出そうでした。
Taka:太ってるからじゃない?
NoB:おい、いい加減にしろ(笑)!
HOWIE:壱もギターをやっていたんですけど、Uの紹介だから、(NoBも壱と)同じくらいのレベルのギタリストだと思いきや、今度は余りにもレベルが高すぎて、ちょっと......。
壱:それ、遠回しに俺のレベルが低いっていうこと(笑)?
U:壱はそれでイヤになってギターやめたんだよね(笑)。
壱:そうです(笑)。
HOWIE:あと、ピン・ヴォーカルに目覚めたっていうのもあったよね。
壱:そうですね。大先輩ばっかりで、僕なんか全然売れてないバンドなんで。
NoB:おい、いい加減にしろ(笑)!
壱:なんも言ってない(笑)。
Taka:NoBがどこにツッコんでいいかわかんなくなっちゃった(笑)。
壱:こんな上手いギタリストの隣で弾くのもおこがましいなって。
Taka:絶対思ってないでしょ(笑)!
-話を戻すと(笑)、この5人になったことで、方向性も定まったっていうことですか?
HOWIE:そうですね。どっちかっていうと、スカ寄りだったんです。でも、レゲエ畑にいたTakaが入って、アレンジも変わっていったっていう。
U:顔がレゲエだもんね。
Taka:おいおい(笑)。
HOWIE:このメンバーが揃ってからは、311みたいなバンドがやりたいってなって、できあがっていったっていう。すぐにレコーディングした1枚目(2016年リリースのミニ・アルバム『CIRCLE JOINT』)は手売りだったんです。今回は、このメンバーでイチから作ったから、実質的なスタートですね。
Taka:今回のやり方としても1stに近くて、レコーディングに入ってからフレーズを作ったこともあったんです。他の現場では作り込んで録るだけっていうことが多いんですけど。
HOWIE:「Nightsong」は、レコーディングが終わって、ミックス中に、Takaが"やりたい曲がある"って書き始めて、もう1回録ろうよってなったんです。
Taka:瞬発力が必要な場面が多かったんです。"ドラムのフレーズがこうなったから、考えていたベースのあのフレーズはなし"とか。
-逆に言えば、瞬発力があるメンバーが揃っているということですよね。
HOWIE:あんま集まれないから、ライヴのときに曲を書くこともあるんです。いろいろできちゃうから、パンクとレゲエっていう軸は決めておかなきゃいけないっていう。
ジャンルではなく、Circle Jointっぽくやろうっていう
-"Variety in the box"というタイトルの作品ができあがったことも納得です。
HOWIE:方向性も決めなかったですし。
Taka:曲作りに入るときに、HOWIEさんに相談したりしましたけど、みんなアプローチが多いんですよ。Uも"こういうドラムをやりたい"とか。だから作っていても楽しいんですよね。
HOWIE:ジャンルではなく、Circle Jointっぽくやろうっていう。
-みんなアプローチが多いっていうお話がありましたけど、それをまとめるのって大変じゃないんですか?
HOWIE:大変ですよ。それをまとめる人がいないんです、このバンド。この曲に関してはこの人が軸、ライヴに関しては壱が軸、みたいな。
Taka:でも、みんな優しいんでね。
HOWIE:あと、一番大きいのは飲み(笑)。
NoB:話してて盛り上がって曲ができるみたいなことが多いから、そんなぶつかったりはないよな。
-でも、得意技は違う5人が集まっているわけですもんね。
HOWIE:Uはパーカッションを昔やっていたから、ラテンなノリが出せるし、NoBは爽やかなロックのアレンジができる。今回なら「万華鏡」とかね。
-「万華鏡」と「Nightsong」は距離感ありますよね!
HOWIE:「Nightsong」は俺とTakaで書いたんです。レゲエっていうアプローチじゃなく、コードを弾いてくれて、これに歌ってくださいって。自分が80's育ちなので、Billy Joelっぽく歌ってみようかなって思って、こうなったんですよね。
U:ドラムも結構80'sっぽいの使ってますね。
HOWIE:JOURNEYとか、TOTOとか。
U:「Matador」も、昔のTOTOのドラム。Jeff Porcaroね。