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INTERVIEW

Li-sa-X

2018.10.11UPDATE

2018年11月号掲載

Li-sa-X

インタビュアー:荒金 良介

"Li-sa-X"という名前を見聞きしたことがある人は多いのではないだろうか。彼女は5歳でギターを持つと、8歳のときにRACER Xの「Scarified」のカバーをYouTubeにアップ。すると、RACER X のギタリストであるPaul Gilbert本人からオンライン・ギター・スクールの特待生に招待され、さらにライヴでの共演も果たすなど、次から次へと夢を叶えている実力派ギタリストなのだ。そんな彼女が前作『Serendipity』を経て、ボーナス・トラックを除き全曲本人書き下ろしによる1stフル・アルバム『WILL』を完成させた。本誌初登場ということもあり、これまでの経歴や道のりを振り返りながら、今作の魅力についてたっぷりと語ってもらった。

-Li-sa-Xさんはこれまでメディア露出も多いですけど、こうしたインタビューにも慣れました?

ほんとに語彙力がなくて、説明が苦手というか、全然慣れないです。

-今回の紙資料にも綿密な曲解説をびっしり書いてるじゃないですか。

いや、それは手伝ってもらっているので(笑)。

-なるほど。Li-sa-Xさんは学校ではどんな感じなんですか?

ほんとに普通に過ごしてます。一度、学校の先生に"ギターを教えてよ"って言われたことはありますけど、それから話は進んでなくて(笑)。

-音楽の話はあまり学校ではしない?

そうですね。音楽の成績も普通なんです。得意な科目は英語で、ママから英語はやった方がいいと言われたので、小さいころからやってます。

-ギターは5歳のころに持ったそうですね?

はい。ママがピアノをやっているんですけど、"ピアノはやってる子も多いから、ギターをやってみたら"と言われて。パパがギターをやっていたので、私もやってみようと思って始めました。最初に聴いた音楽はPaul Gilbert(MR.BIG/RACER X/Gt)さんですね。家で普通に「Scarified」(RACER X)が流れていたので......。

-RACER Xが家で流れてるなんて、普通の家庭環境とは違うと思いますが(笑)、最初に聴いたときはどう思いました?

ずっと家で流れていたので、親近感のある音楽として捉えてました。RACER XやMR.BIGに限らず、ギターをやるうちにGuthrie Govan(THE ARISTOCRATS/Gt)さん、最近はPOLYPHIA、Mateus Asatoさん、Nick Johnstonさん、INTERVALSとか、いろんな音楽を聴くようになりました。あっ、PERIPHERYも好きです。

- Djent系も聴くんですか?

そうですね、Spencer(Spencer Sotelo/PERIPHERY)さんの歌が好きで。ほかにはBruno Mars、DIRTY LOOPS、あとLINKIN PARKの「Faint」という曲をパパが好きで、その曲だけハマりました(笑)。

-では、音楽の入口でもあり、師匠でもあるPaul Gilbertの魅力というと?

最初はチョーキング・ビブラートとかわからなかったんですけど、今は速くて正確で粒立ちがいいなと思います。最近はオンライン・レッスンでニュアンスというか、リズミックなフレーズを習ってます。Paul(Paul Gilbert)さんのすべてが好きなんですけど、速くて正確に弾くこともあれば、リズムやグルーヴを大事にしているし、そういうところも好きですね。

-ほかに好きなギタリストはいます?

INTERVALSのAaron(Aaron Marshall)さんは歌っているようなギター・プレイで、こないだライヴにも行ったんですけど、生で観るとすごかったですね。

-Li-sa-Xさんはトーンを大事にしたメロディアスな演奏が特徴的ですよね。

ありがとうございます。Mateus Asatoさんを聴いて「Daisy」を作ろうと思ったり、PaulさんやPERIPHERY、オーストラリアのギタリストのPliniを聴いて「P.R.O.」を作ったり、いろんな人からインスピレーションを受けてます。

-ザクザク刻んでくるのかなと思いきや、歌心のあるギター・プレイで。自分ではどんなジャンルの音楽をやっている認識ですか?

カッチリとジャンルを決めたくなくて。Paulさんも速く弾いたり、リズムを重視した弾き方をしたりしますからね。

-Li-sa-Xさんは8歳のときにRACER Xの「Scarified」のカバーをYouTubeにアップしたところ、Paul Gilbertから返信の動画を貰い、オンライン・ギター・スクールの特待生に招待されて、今もレッスンを受けているんですよね?

そうですね。Paulさんからメッセージをいただいて、絶対に弾けないだろうと思ってもチャレンジして頑張ることが大事なんだと教えてもらってます。自分で上達したなと思えるまでは長かったけど、その積み重ねなのかなって。