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INTERVIEW

BRATS

2018.07.06UPDATE

BRATS

メンバー:黒宮 れい(Vo) 黒宮 あや(Ba) ひなこ(Gt)

インタビュアー:杉江 由紀

-資料によると、去年11月の時点でれいさんは"あらゆる意味で「方向性の違い」"、"私自身の性格が「アイドル」に向いていなかった"ということを理由に、そのアイドル・ユニットを脱退されたのだとか。

れい:結局、ふたつを両立するのはスケジュール的にも無理が出てきたんですよ。喉に負担がかかりすぎて、一時的に喉も壊しちゃいましたから。それでそのときに森本さんが喉の専門医に連れて行ってくれて、先生と話をして、休止という苦渋の決断をしてくれてなかったら、今どうなってたか。

-えぇ! それは由々しき問題ではないですか!

れい:半年くらいは喉のためにすべての活動を休止しなきゃならない状況でした。そこで、これはもう両立は無理だということが自分にも周りにもわかったので、アイドルはやめてBRATSだけに専念できるようになったんです。

-れいさんの、その嬉しそうな笑顔がすべてを物語っていますね。

れい:(笑)

-ひと昔前までとは違って、今やロック・バンドとアイドルがフェスで一緒になることもそこそこよくありますけれど......ただ、そのアイドル・ユニットのファンの方たちの間で、れいさんがBRATSの活動だけに絞ったという大きな決断が、不穏な波紋を巻き起こす形にはならなかったのか? がとても気がかりです。

れい:いやーもう、そこはヤバかったっすよ。炎上です。大炎上。超~面倒くさい! けど、そんなのもう、どうでもいいんです。

-なんともロックなスタンスです。

れい:要は"来るもの拒まず去るもの追わず"っていうことですね。支持してくれる人がいるのは嬉しいけど、あーだ、こーだ言う人のことはどうでもいいんです。だって、私は別にそうやって文句を言ってくる人たちに向けて音楽をやっているわけじゃないから。

-正論中の正論ですね。では、れいさんにとってバンドをやっていくことに対して感じる醍醐味とはどんなものなのでしょうか?

れい:やっぱり、アイドルの場合は誰かが作った音楽や誰かが作った世界観の中に自分が飛び込んでいって、それを演じることになるんですよ。それとは違って、バンドだとなんでもありというか。極端なことを言っちゃうと、法に触れなければ何をしてもいいと思うんですよね。例えば、汚い感情やヘイトなことでも自分が表現したいなと思えば、全然そのまま出せるんですよ。怒りや憎しみにしても、自分たちの中に溜まっているものを音楽とか詞にして表に出せるところがバンドは面白いです。それに、きっと誰でもあると思いますしね。そういう汚い感情やヘイトな気持ちって。BRATSではそういうものも隠すことなく、積極的に切り取って曝け出しているんです。きれいなままでいなきゃいけない、みたいな変なプレッシャーがないのはすごく心地いいですよ(笑)。MVもどこで撮りたいか、っていうのを自分たちで探したりするし、自分のバンドのことを自分たちでも決めることができて言いたいことが言える今の環境は、やり甲斐も大きいです。

あや:私は、バンドでやるライヴが楽しくて好きです。

れい:わかる! ライヴは大事だよね。アルバムはアルバムでいいけど、ライヴに来てもらった方がうちらの本当の良さがもっとわかるはず。

ひなこ:バンドに対して感じる醍醐味――私はアイドルをやったことがないので比較はできないですけど、バンドのいいところはそれぞれに役割があって、ひとつのチームとして協力し合えるところなのかなと思います。戦隊モノとかでも、たしかに一番目立つのは赤レンジャーだけど、それだけでは成り立たないわけじゃないですか。ピンク色の人がいて、黄色の人もいて、それぞれが違う得意技や個性があるっていうなかで周りと支え合いながら敵と戦っていくわけで、バンドはそれと似ている気がします。BRATSも、そういう意味ではこの3人ってバランスが取れているんですよ。

-ちなみに、ひなこさんは黒宮姉妹に対しておひとりだけアウェーな立場でもあるように思えるのですが、その点も含めてバランスが取れているということになりますか?

ひなこ:たしかにそこはアウェーです(笑)。

れい:めちゃめちゃアウェーだと思う(笑)。

あや:そうだよねぇ。

ひなこ:ぶっちゃけ、大変なこともこれまでには多々ありました。でも、姉妹とは言ってもふたりは別人ですし。私は、それぞれに対して同じバンドのメンバーとして接してる感覚の方が強いです。

れい:それは私もですね。あやはお姉ちゃんでもあるけど、音楽が好きでバンドを一緒にやっている友達みたいな存在でもあるんですよ。

-あやさんは、ご自身の役割やポジションについてどのような見解をお持ちですか?

あや:なんだろう? んー、難しい。

ひなこ:基本的に、いつも一歩引いているところが"らしさ"なんじゃない?

れい:それだね!

-しきりと前へ前へと出るタイプではない、というのはある意味でベーシストが天職だと言えそうです。

ひなこ:まさに、キャラとパートがリンクしてるってことなんじゃない? 寡黙でちょっと変態というか変人みたいな。ベーシストらしいベーシストっていうことだよね。

あや:待って、待って(笑)。違うよ。私、ふたりに比べたらまともだから!

れい:いやいや、変わってるって。一番まともそうに見えてそうでもない。正確に言うとまともなところの方が多いけど、そうじゃないところもあるもん。譲らないところは譲らないし。そして、たまに辛辣なところも出てくる。

ひなこ:たまにじゃないよー。ちょいちょい辛辣。

あや:そうかなぁー。私は普段喋ったり、自分の意見を言うのが苦手なだけで、いつもは先にふたりがいろんなことを喋っちゃうから、たまにちょっと本音が出ちゃうだけなんです(笑)。

-なるほど。対して、フロントマンであるれいさんは発言量も自然と多くなる傾向にあるようですが、ご自身の役割やポジションについてはどのようにお考えですか?

れい:私はみんながお腹空いてるときに、最もそのシチュエーションに合ったごはん屋さんをググって見つけることが得意! 歌って歩く食べログですね(笑)。