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INTERVIEW

TWENTY DOLLAR$

2018.04.25UPDATE

TWENTY DOLLAR$

メンバー:Kenshi(Vo) Kota(Gt/Vo)

インタビュアー:杉江 由紀

-そうした発言が出てくるということは、このバンドにおけるメイン・コンポーザーはKotaさんになりますか。

Kota:僕が1から10まで完全に作ってしまうものもあれば、メンバー全員で企画会議をしながらその意見を取り入れて僕が作っていくものもありますし、パターン自体はいろいろですけどね。実際の作曲をしていくのはだいたい僕です。あとは、Kenshiがメロディを持ってくる場合もあります。今回の「Coming Back」は、まさにそのタイプですよ。

Kenshi:アコギを持って、ふたりで話し合いながら曲作りをしていたときに出てきたのが「Coming Back」のサビのメロディと部分的な歌詞だったんです。コードをKotaがギターで鳴らしていたときに、僕がそれに合わせて適当にでたらめな英語みたいな感じの鼻歌を歌っていたら、ふとこのメロディが浮かんできました。

Kota:結果的に「Coming Back」は、Kenshiが出してきたメロディと僕が高校生のときに作った別の曲のトラックを組み合わせて、このかたちに仕上げました。メロディだけがあった状態のときは、それにどんな音をつけたらいいのかがちょっと見えなかったんですけど、どうしたらいいかなと悩みながら昔作った曲たちのファイルを整理していたときにたまたまその別の曲のデータを見つけて、"これは使えるかもしれない!"と試しに重ねてみたら意外に合う感じやったんで、アレンジし直してこうなったんです。

Kenshi:昔ダンス・ミュージックとかJ-POPが大好きだった自分から出てくるメロディと、洋楽で育ってきた彼(Kota)の生み出す音が重なることによって、結構面白い曲になったと思いますね。

Kota:バンドっぽくない音を意識したっていう意味では、それこそ僕もキッズだったときはSUM 41みたいな"ベースとギターのユニゾンが最高だ!"みたいな音楽が大好きでしたけど、客観的に考えると今ってもう"そういう時代"でもない気がします。むしろ、ガンガン楽器を鳴らしまくる音楽って"ちょっとうるさくないかな?"って俺なんかは最近思っちゃうところもあるので、今回の『Coming Back EP』ではTWENTY DOLLAR$ならではの2018年最新形な音を出せた気がしてます。

-しかしながら。何しろ、これは激ロックにおける取材ですので、根本的には"うるさい音楽"に特化したメディアでもあるわけです。つまり、TWENTY DOLLAR$はこれだけへヴィなバンドやラウドなバンドが群雄割拠を繰り広げているなかで、真っ向から別の論法をもって戦いを挑んでいくことになるわけですね?

Kota:ヘヴィな音楽は自分も大好きでしたし、今だって聴くんですよ。でも、自分たちがTWENTY DOLLAR$として音楽をやっていく場合には、重厚なギター・サウンドへの憧れだけに固執したくないし、好きだったものをそのまま自分たちでやりたいわけではないということですね。シンプルなトラックやアレンジであってもヘヴィさは出していけると思っているし、僕らとしては新しいヘヴィなロックの在り方みたいなものをここから提示していけたらいいな、と思っているんですよ。

-実に貪欲ですね。

Kota:ライヴに関しても、TWENTY DOLLAR$では賛否両論があるのは承知のうえで、ベースとギターは完全にラインでリアンプをしていない状態で音を出していますから。ギターの音色にもプログラミングをしているんです。

Kenshi:ライヴハウスでアンプが鳴っていないって、ほかのバンドの人からすると結構不思議みたいだけど(笑)。

Kota:あぁ、そこはどう思われてもいいけどな。アンプを派手に鳴らすっていうのも、ずっと聴いていると俺なんかは"疲れちゃわないかな"って思っちゃうんですよ。あ、ただパソコンが壊れたらどうしようもなくなるっていうリスクはあるか(苦笑)。

-とはいえ、アンプが介在しないというのはライヴでのトラブルをずいぶんと削減できるはずですよ。何より、身軽にツアーを行えそうです。

Kota:たしかに、そういう利点もありますね(笑)。

-なお、7月には早くも次なるシングルの発売が予定されているそうですが、今作『Coming Back EP』を出すことから新たに始まる、ここからのTWENTY DOLLAR$の未来とそこに向けたヴィジョンについても最後にひと言いただけますか。

Kota:自分たちがいろんなバンドに憧れて音楽を始めたように、いずれは下の世代の子たちに"TWENTY DOLLAR$ってカッコいい!"って思われるような存在になっていけたらそれが理想ですね。そのためにも、自分たちならではのオリジナリティを音として確立していくことが必要なんです。そして、7月にまた矢継ぎ早でシングルを出すっていうのも、1周年を9月に控えているなかでバンドとして攻めの姿勢を見せたいからなんですよ。まだまだ僕らは若手なぶん、ここは思い切り勢いをつけていきたいですね。

Kenshi:やっぱり、ここは行っとかなな! 若気の至りでヤっちゃいます(笑)。