INTERVIEW
TRAVE
2017.11.15UPDATE
2017年11月号掲載
Member:kabu(Vo) yoshiken(Gt) 4v8(Gt) kayuki(Ba) ryo(Dr)
Interviewer:吉羽 さおり
ヘヴィな音に、ミクスチャー感とかパーティー感とかが乗っかったときの爆発力はすごく高ぶる
-エレクトロなども導入されているのも、最初からですか。
kabu:同期みたいのを入れるのは、オリジナルを作り出したころからありました。
ryo:結成当時(2008年ごろ)やっぱりああいう音が入ってると、音圧すげぇなっていうのがあったんですよね。
-ヘヴィで重い音もそうですが、それだけ音のインパクトが欲しかったんですね。
kabu:だから、今でもそうですけど、ギターとかベースとか、弦楽器のEQ(イコライザー)とかも気にしてますし。音量だけじゃない圧というものは、なるべく意識するようにしてますね。
-なぜ"圧"だったり"重低音"なんですか。
kabu:やっぱり、音楽的にっていうのもあるし──。
ryo:気持ちよかったんだよね。
kabu:ドーンと出した方がね。自分はミクスチャーとかが好きなんですけど、ヘヴィな音に、ミクスチャー感とかパーティー感とかが乗っかったときの爆発力っていうのはすごく高ぶるので。それを自分らでも出したいのはあったし。せっかく激しい音をやっているのにいまいち爆発しなかったら、聴いている人に物足りなさを感じさせてしまうかもしれないし。
4v8:(加入前に)対バン相手としてやっていても、TRAVEの圧は違いましたね。すごかった。
-みなさんそれぞれヘヴィ、ラウドロック、ハードコアなど聴いてきていると思いますが、一番自分にとって衝撃だったバンドはなんでしたか。
ryo:好きだったのは、LIMP BIZKITやKOЯNとかですね。
4v8:METALLICAの一択です。
kabu:だよね(笑)。
4v8:やっぱり『Master Of Puppets』は衝撃でしたね。俺がヘヴィ・メタルに目覚めたのは、千葉に"bayfm"というラジオ局があって、土曜の深夜にやってる"POWER ROCK TODAY"という番組の中で流れていたもので。
kabu:伊藤政則さんの番組ね。
4v8:1stアルバム(『Kill 'Em All』)の曲が流れたんですよ、「Motorbreath」だったっけな? それを聴いてすげぇかっこいい、男らしいっていうので、そこからメタルにハマり。で、『Master Of Puppets』を聴いてやられました。
kayuki:自分は、SLAYERですね。
ryo:一択ですか。
kayuki:一択です。
kabu:速ければいいっていうね。
kayuki:メタル・シーンでもだいぶ高いところにいっていたときのインタビューで、競ってるところが速さだったっていうのは、かっこいいなと思った。"小僧たち、俺らはお前らより速い"って書いてあって(笑)。
yoshiken:僕はBULLET FOR MY VALENTINEとか、THE USEDとか、STORY OF THE YEARとか、そのあたりの音楽は衝撃でしたね。
-ギタリストふたりだけでも違いが出るのは面白さですね。どちらがリードというのは明確にあるんですか。
yoshiken:自分の方が多いですかね。どっちというのはないんですけど。
kabu:すぐ、yoshikenに投げるもんね。
4v8:僕は刻んでいればいいんです。
yoshiken:こっちに大変な役が回ってきます(笑)。
-kabuさんは衝撃だったのはどんなバンドですか。
kabu:自分もLIMP(LIMP BIZKIT)ですかね。THE PRODIGYもそうだし。聴いたときは、なんだこれっていうのはありましたしね。THE PRODIGYはデジタルなんだけど、すごく攻撃的じゃないですか。そういうのとかLIMPに影響を受けて、同期っていう流れにもなったんだと思いますしね。