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INTERVIEW

かなでももこ

2017.11.09UPDATE

2017年11月号掲載

かなでももこ

Interviewer:荒金 良介

-新録「DAYBREAKER」についても聞かせてください。

このアルバムのために作った曲なので、自由に作詞させていただきました。"等身大のかなでももこだよ"、という内容になってます。『流れ月』(※2015年にリリースした"かなでももこROCKPROJECT"第3弾配信楽曲)のときは自分の人生を葛藤というテーマで書くという形式だったんですけど。この曲は私がみんなにこういう景色を見せたい、こういう場所に連れていきたい、という前向きな内容になってます。あと、ライヴを意識して、曲に乗りやすい言葉を選びました。

-"新しい朝に向かって/歌おう叫ぶように"という歌詞もありますが、ここからまたスタートという気持ちもありますか?

このアルバムを引っ提げて、みんなでいくぞ! という気持ちはありますね。

-"アウトサイダーでいいや/不器用なわたしだけど"という歌詞も気になりました。これはどんな気持ちを込めて?

ベースの方にも"アウトサイダーってなんですか?"と聞かれました(笑)。アウトサイダーって言葉自体は部外者というか......みんな何かしらのアウトサイダーじゃないかと思っていて。例えば外国に行けば、日本人はアウトサイダーになっちゃうし。最初の方にカラオケに行きづらいと言いましたけど、それもみんなは普通に行けるけど、私は歌手だから、また普通の人と感覚が変わってくるんですよね。なんだろ、気にしちゃって、壁みたいなものを感じやすいのかもしれない。絶対みんな大なり小なりあると思うんですよね。

-かなでさんが好きな映画の話ともちょっと通じる部分がありますね。

そうですね。あの人たちも不器用なんですよ(笑)。

-そういう意味では赤裸々な歌詞ですね。

はい、ちゃんと自分の中にあるものを出せたと思います。

-かなでさんの伸びのあるハイトーンも素晴らしいですが、ミドル・テンポ、バラード風の曲調でも歌声の魅力が発揮されてますよね。ロックとバラード、歌うのはどちらが楽しいですか?

好きな曲と聞かれて、いつもロックとバラードの両方です! と言ってたんですよ。ロックもそうですけど、バラードも浸れるじゃないですか。浸れる曲が好きですね。

-今後、やってみたいことはありますか?

う~ん、いまのメンバーでもっと歌いたいし、音楽を表現していけたらいいなと。あと、全歌詞英語とかやってみたいかな。海外進出したいとかではないけど、日本語の表現はすごく難しいじゃないですか。葛藤という言葉も日本語なら理解できるけど、ちゃんと説明しないと伝わらない気もするし。全歌詞英語だと、またストレートに言葉が伝わるのかなと。英語だと、シンプルに思いや気持ちが届くところもあると思うんですよ。英語になることで、いままでのファンの方にはわかりにくくなるかもしれないけど、日本語よりもストレートな伝わり方をするのかなって。それは興味がありますね。