INTERVIEW
OVER LIMIT
2017.07.18UPDATE
2017年07月号掲載
Member:MASAYA(Vo/Gt) GUSSAN(Gt/Cho) JUN(Ba/Cho) ペーター(Dr/Cho)
Interviewer:荒金 良介
-今作は1枚通して、どんな作品にしようと?
MASAYA:入れる曲はすぐに決まったんですよ。スカ・パンク色があるものと、歌モノの曲を入れたいと思ってました。狙ってこうしたわけじゃないんですけどね。
-前半2曲が英語詞、後半2曲が日本語詞というバランス感もあまりないですよね。まさにこれまでのオバリミの集大成みたいな音源だなと。
MASAYA:そう言ってもらえると、嬉しいですね。たまたまなんですけど(笑)。
-高速スカからアコギ弾き語り的なアプローチまで凄まじい振れ幅で。
GUSSAN:これからオバリミはこういう感じでいきますよ! という名刺代わりになればいいなと。
-今回チャレンジしたことは?
MASAYA:初めてメロディを聴いてから歌詞を書いたんですよ。それが難しかったですね。4回ぐらい歌詞を書き直しました。
JUN:「The Tin Woodman」は曲調的に捻くれてるんですよ。最後は転調したりとか、バンドマンが喜びそうなややこしい展開を狙いました。まぁ、「WE LOVE DKS」もクセがあるけどな。
MASAYA:僕のクセと好みがいっぱい詰まってます(笑)。やりたいことを全部やってますからね。「WE LOVE DKS」はTHE TOY DOLLSの(1983年リリースの1stアルバム『Dig That Groove Baby』収録曲「Nellie The Elephant」の)"ウォー!"というフレーズをやりたくて作りました。
ペーター:スタジオで曲を初めて聴いたときはニヤッとしました。だいぶ面白そうな曲やなって。
GUSSAN:これはお客さんも知らないと、ノレない曲ですね(笑)。
MASAYA:1曲目がストレートだから、ギャップがあっていいかなと。めちゃくちゃやっちゃいました。
-「I Believe you and me」もまさかの展開で、アコギ弾き語りで最後まで行くかと思いきや......。
MASAYA:最初はアコギ弾き語りで終わるような、ボーナス・トラック的なものを考えていたんですけど。後半はやっぱり速くしたいなと。
-2ビートで突っ走ろうと?
MASAYA:この短さで合唱したあとに、お客さんがスパッと暴れられる曲にしたくて。
-曲があっさり終わるところも、もう少し聴きたい! という感情を煽られて。
MASAYA:そうなんですよ!
JUN:もったいないから、もう少し伸ばそうと言ったけど、このふたり(MASAYA、GUSSAN)が譲らなくて。
-はははは。では、今後の予定を教えてもらえますか?
GUSSAN:今、47都道府県ツアーをやっているので、それに乗る形でレコ発ツアーもやります。行ってない土地でもライヴをやりたいですからね。
MASAYA:あと、オールジャンルで闘えるバンドになりたいですね。強いバンドの人たちはどのジャンルと対バンしても、存在感があるじゃないですか。自分たちもそういうバンドになれたらいいなと。