－今作の中でもCastaway、ALPHASEの2バンドは音楽的には異色ですよね。そこも何かしら狙いがありました？

Bara：......好きなんですよ。

Satoshi：選ぶ基準は我々が好きという。

Bara：コンピの最後はINCEPTION OF GENOCIDEが務めているんですけど、その前あたりに毛色の違うバンドを入れたら、最後にゴリゴリがくるので余計にギャップを感じてもらえるかなと。

Satoshi：HONE YOUR SENSEのファンが買ってくれて、こういうバンドもいいじゃん！ と思ってくれたらいいなと。このメンツの中で参加を決めてくれた2バンドには感謝してますね。

－今回のコンピは前半もインパクトがありますけど、中盤から後半にかけてもクオリティがとても高くて。バンドに対する愛がちゃんと伝わってきました。

Bara：あぁ、良かったです。人気バンドを呼ぼうという感じではなく、かなりパッションで作りましたからね。情熱を持ってリストアップしました。あいつを呼びたい！ って。

－えぇ、HONE YOUR SENSEが心からこのバンドを推したい！ という気持ちが詰まっているなと。監修者としては全バンド必聴だと思うんですが、特におすすめだったり、期待しているバンドはいます？

Bara：長崎のHOTOKEとか。

Satoshi：Mirrorsかな。一番アンダーグラウンド臭を漂わせてるから（笑）。デスコア中のデスコアで、世界的に見ても最新型かなと。すごく期待してます。

－Reborn From Isolationもユニークなバンドですね。リズミックなパートやPANTERA風の重厚感がありつつ、ピロピロしたギターも飛び出して、HONE YOUR SENSEの音楽性に近いものを感じました。

Bara：ウチらのことを好きと言ってくれて、名古屋のかわいい後輩なんですよ。この曲はそうかもしれないけど、他にもオリジナリティのある曲が多くて。

Satoshi：たしかにHONE YOUR SENSEのファンは聴いた方がいいかもしれないですね。

－そして、今のHONE YOUR SENSEのバンドの状況も教えてもらってもいいですか？

Bara：新しいギターは選考するうえでオーディションしたんですけど、結構な応募をいただいたんですよ。本当に厳正に審査して、みんな上手くて、どうしようと思ったけど。ひとり飛び抜けた奴がいて、1回合わせただけで、決まったなと思いましたね。6月はリハーサルをやるのでガッツリ休みますけど、7月からはガンガン動こうと思ってます。

－音楽的にはまた変わりそうな気配はあります？

Satoshi：まだ20歳ですからね。まぁ、人が替わればまた変わるだろうし、バンドはそういうものですからね。

Bara：すごく上手いですからね。メロディックなメタルも好きだけど、Djentとかザクザクの曲も好きですからね。よりエクストリームになりそうなので、それも楽しみですね。今後も曲はどんどん作るつもりなので、バンドのピッチを上げなきゃいけないなと（笑）。