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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

MISTY

2017.01.17UPDATE

2017年01月号掲載

MISTY

Member:SHINJI(Vo/Gt) Low4(Gt) KASHIWAGI(Ba/Cho) MX(Dr/Cho)

Interviewer:高橋 美穂

愛知県安城発の4ピース・バンド、MISTYが4thミニ・アルバム『Worth for believing』を1月18日にリリースする。ジャンルとしてはメロディック・パンクに属すると思うのだが、一貫して煌くメロディや、英語と日本語を行き来する歌詞など、しなやかな音楽性は幅広いリスナーを掴む可能性に満ちている。結成10年を経ても瑞々しくいられている秘訣はどこにあるのだろうか? 激ロック初登場を機に、メンバー全員に洗いざらい訊いた。

-去年は10周年で、ベスト盤(2016年3月リリースの『BESTY』)も出て、総括の1年だったとも思うんですが、改めてMISTYはどういうバンドだと思いましたか?

SHINJI:去年出したベスト盤とシングル(2016年3月リリースの『GLEANING/LET IT DIE』)のタイミングから前のレーベルに戻って、ツアーや制作もやらせてもらって。MISTYはバンドのメンバーだけじゃなく、周りの人にも支えてもらわなきゃダメだなって思いましたね。そのおかげで去年は充実したかなと。

-支えてもらっていることを改めて実感した1年だったと。

SHINJI:そうですね。周りのいろんな人が力を貸してくれることがありがたかったです。

-レーベルやファン、周りのバンドとか。そこで感じた思いは新作にも反映されていますか?

SHINJI:そうですね。今応援してくれてるお客さんやレーベル、仲良くしてもらってるバンドもそうですけど、バンドを10年やってて、今一緒にやってくれてる人ってほんとに心の底から好きな人ばっかりだから、これまで積み重ねてきたのは人間関係が大きいかなって。今作のタイトルの"Worth for believing"は"信じる価値"っていう意味なんですけど、"自分たちの周りにいるのは信じる価値のある人間"っていう意味を込めました。

みんなでやってて"楽しい"っていうのが前に出てきたからキラキラしたのかな

-活動10年超えにして、すごくピュアなタイトルですよね。

SHINJI:そう......ですかね(笑)。

-10年もあれば、酸いも甘いも経験してきたわけじゃないですか。いいことだけじゃなく、汚いものを見る場面もあったかと思うんですけど、それでも"信じる"っていう言葉を掲げられたのは、周りの人たちのおかげですかね?

SHINJI:そうですね。10年の間には嫌なこともありましたけど、僕はどっちかって言うと、バンドをやっている理由は"ワイワイしたい"っていうのが一番だったんで。仲間が好きだし。10年やってて、自分たちからは離れていた人もいましたけど、長い付き合いがあるバンドや友達、ずっと来てくれるお客さんもいますし、信じててよかったなっていうか。

-そういう気持ちが入ってるからこそ、今作はキラキラしてるというか。

SHINJI:ありがとうございます。

KASHIWAGI:みんなキラキラしてるから、楽曲もキラキラしちゃったんじゃない(笑)?

-いいこと言いますね!

SHINJI:毎回アルバムを作るなかで、やりたいことも好きなことも変わっていくじゃないですか。まぁ、結局みんなでやってて"楽しい"っていうのが前に出てきたからキラキラしたのかなって。

Low4:へぇ~。

-えっ(笑)!? Low4さんは、やってて楽しい気持ちはありますか?

Low4:そうですね。さっき出た汚い場面は、打ち上げの話かとも思いましたけど(笑)。そういうことじゃない、ですよね?

SHINJI:そうですね(笑)。

-キャラが見えてきましたが(笑)。

Low4:いや、SHINJIばっか喋ってると録れ高ないかなと思ったから、僕も喋ってみました(笑)。

-お気遣いありがとうございます(笑)。

Low4:"一同:(爆笑)"ってつけておいてください。

一同:シーン。

-あれ(笑)。

Low4:すみません(笑)。

-いえいえ(笑)。話を変えて、曲作りはどうやってやるんですか?

SHINJI:曲の元ネタを僕が持ってきて、各自のパートはみんなで考えている感じです。あとは、"ギターのイントロだけ弾いてみて"って言って、そっから作るとか。

Low4:それがアルバムに1曲あるかな? ぐらいな感じです。基本的にはSHINJIのサビから広げていくっていうやり方ですね。でも、アルバムに1曲くらいイントロ先行みたいなものがあって。

-基本的にサビから作るということは、サビを重視してるんですか?

SHINJI:まぁ、そうですね。サビは曲のイメージが一番わかりやすいじゃないですか。一番盛り上がるところに持ってかなきゃいけないから、そっから、"ここはこういうBメロにしよう"とかっていう感じですね。だから、一番メインになってくるのはどうしてもサビかなぁと思うんです。

-だからこそ、覚えやすい楽曲が多いのかなって。ジャンルとしては、メロディック・パンクに位置づけられるのかなと思うんですが、今作を聴いていると、ジャンルに縛られているようには聞こえなくて。メロディック・パンクをやっている意識はありますか?

SHINJI:そんなにないですね。メロディック・パンクは好きですけど、結局自分はメロがいいものが好きなんで、弾き語りで作って、それに速いビートを乗せるっていう感じですね。だから、サビのイメージに合っていれば、バックはなんでもいいかなって。

-じゃあ、ルーツもメロディック・パンクに留まらないんですか?

SHINJI:もともとはJ-POPが好きです。ピアノと歌で構成された楽曲が好きで。メロディック・パンクも好きなんで、それを合わせてやれればいいかなって。

-ちなみにどのへんのアーティストが好きなんですか?

SHINJI:日本人だとKiroroが好きですね。あとはMariah Careyとかも好きです。

-意外! しかも女性ですね。

SHINJI:シンガーだったら女性の方が好きですね。あとはコブクロも好きですけど。