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INTERVIEW

MISTY

2017.01.17UPDATE

2017年01月号掲載

MISTY

Member:SHINJI(Vo/Gt) Low4(Gt) KASHIWAGI(Ba/Cho) MX(Dr/Cho)

Interviewer:高橋 美穂

-MISTYの歌を聴いていて、ロック的というよりはきれいだと思ったんです。もしかしたらそういうルーツが出ているのかもしれないですね。

SHINJI:あぁ、出ているといいですね。

-メンバーみなさん、ルーツはバラバラですね。

KASHIWAGI:バラバラですね。

-メロディック・パンク直系の人はいますか?

KASHIWAGI:いないんじゃないかな?

Low4:メロディック・パンクが一番好きなのはSHINJIなんですよ。

-え、ということは他の3人はもっとバラバラなんですか?

KASHIWAGI:僕は日本のロック・シーンが好きで。だからメロディック・パンクはあんま聴いてないんです。メロディック・パンクを聴くようになったのはMISTYがきっかけなので、18、19歳くらいからなんです。

Low4:僕は洋楽です。メタルとかスクリーモとか。そっからどんどん軽い音楽を聴くようになっていって。ハウスとかギターが歪んでない曲も聴く機会が増えました。

KASHIWAGI:音楽全般好きですよ、Low4君は。

Low4:もともとはハードコアをやっていたんです。でも、ヴォーカルには歌メロを歌ってほしいなって思うところがあって。

-でも、メタルって聞いて納得です。泣きのギターが結構入ってますよね。

Low4:そうですね。今回は結構挑戦したところもありました。

-MXさんのルーツは?

MX:ポップ・パンクですね。GREEN DAYとかBLINK-182とかが好きでした。

-洋楽に影響を受けているメンバーもいつつ、歌詞は英語詞と日本語詞が交ざってますね。これは最初からですか?

SHINJI:そうですね。でも特にこだわらず、これは英語詞の方がハマりがいいな、これは日本語詞の方がハマりがいいな、っていう感じで決めてます。あまりにもどちらかに偏らないように気を遣っているくらいです。

-よく、"この歌詞は照れくさいから英語詞で歌う"っていうヴォーカリストもいますけど、そういうのもなく?

SHINJI:そうですね。

-だから、英語詞も日本語詞も熱くてまっすぐなんですね。

SHINJI:そうですね(笑)。

-1曲目の「Shine」が、歌詞も曲も曲名さながらのキラキラ感で。プロポーズの歌みたいだと思いました。

SHINJI:そうですね。ただ、歌詞の内容の相手はどうとでも捉えられるのかなって。彼女なのか、両親なのか、友達なのか。それは他の曲でも言えますけど。自分はこれっていうのはありますけど、聴く人によって情景を当てはめてもらえたら嬉しいです。

-その一方で、自分のダメなところも歌詞で吐き出していて。いい意味でカッコつけられないのかな、って。

SHINJI:歌詞は伝わりやすく書いた方がいいかなって思うので。良い一面も悪い一面も出せたらいいかなとは思います。

-そこに照れはないですか?

SHINJI:そんなにないですね。

-あと、基本的に曲が速いじゃないですか。これはドラムが大変だろうな、っていう曲も多かったです。

MX:今回結構多かったですね。

KASHIWAGI:今回はもともとのBPMがむちゃくちゃ速かったんですよ。

Low4:これでも妥協した感じです。3曲目と4曲目はリフ発信で作ったんですけど。

MX:20くらい落としたね。

Low4:話し合って落としました。もともとの速さだとあの歌詞は歌えないでしょ?

SHINJI:ムリムリ。

KASHIWAGI:ラップみたいになっちゃう。

Low4:だから、結果的によかったです。

KASHIWAGI:レコーディングのとき、足つったんだっけ?

Low4:つってはないけど、最後にやったからつらすぎた。

KASHIWAGI:最後の最後に一番つらい曲を持ってきたんです。しかもライヴ後にレコーディングしたから。

MX:ライヴで出し切ったあとの、最後のトレーニングみたいな。

-それはキツい!

MX:最初は身体が動きやすくてよかったんです。ただ、朝の6時を回ったあたりからおかしくなってきて。

KASHIWAGI:一番速い4曲目を最後の7時、8時くらいに録ったので。