INTERVIEW
I Promised Once
2016.12.12UPDATE
Member:George(Vo) Flo(Vo/Key) Kunio(Gt) Nils(Gt) Joe(Ba/Manipulator) Sho(Support Dr)
Interviewer:荒金 良介
-いきなりワンマンはすごいですね。
George:だけど、初日のケルンでライヴハウスに着いたら、機材が何もないという。
一同:ははははは(笑)。
George:向こうのライヴハウスはメイン・スピーカー以外何もないんですよ。全部自分たちでやらなきゃいけなかったから、ステージを組むだけで1時間かかりました。
Kunio:対バン形式だと、他のバンドの機材を借りることができるけど、ワンマンでしたからね。
George:だけど、ライヴのノリは熱かったですね。歌詞も英語だから歌ってくれるし、最初から100パーセントでこっちに挑んでくるから。
Kunio:感情表現が豊かですよね。ヨーロッパはお客さんがライヴを盛り上げてくれるみたいな。
Joe:いいと思ったら口コミで広めてくれて、最初に来た人が他の場所にも来てくれましたからね。
George:ライヴを一緒に作ってくれるような盛り上がり方で、静かになることもないし。
Joe:無茶ぶりはあるけどね。"セッションやってくれ!"って。
George:はははは。あと、英語とドイツ語ができるから、MCは楽ですね。最初は"何を話したらいいんだろう?"って恥ずかしかったですけど。
-あと、"LOUD PARK 16"にも出演しましたよね?
Joe:当日は意外と冷静でしたね。アガッたりせずに、めちゃくちゃ楽しめました。
George:ヨーロッパ・ツアーを経験しているので、怖いものはないなって。憧れだったバンドもたくさん出ていたんですけど、楽屋で話す機会があったんですよ。CHILDREN OF BODOMと話したけど、やっぱり雰囲気から違うんですよね。
Kunio:楽屋で喉を鳴らしながら歌ってるんですけど、死ぬほど上手くて!
一同:はははははは(笑)。
George:ウチらは初日に出たんですけど、SCORPIONS、BLIND GUARDIANとか、いろんなところでドイツ語が飛び交ってましたからね。SCORPIONSなんてドイツの音楽の授業で歌うんですよ。
-そうなんですか!
Nils:「Wind Of Change」(1990年リリースの11thアルバム『Crazy World』収録曲)は音楽の教科書に載ってるんですよ。
George:日本で言えば、「世界に一つだけの花」(SMAPの2003年リリースの35thシングル表題曲)みたいな感じです。
-(笑)今作『The Awakening』を作るうえでどんなイメージがありました?
Joe:「Drown with me」(Track.3)は大きな会場でも映える曲を作りたくて。激しさと静けさ、聴きやすさを意識しました。この曲は新しいテイストが出てると思います。
Nils:作曲のときにライヴのことを考えますからね。
George:「White Nights」(Track.2)はヨーロッパ・ツアー中に機材車の中ですることが
なかったから、移動中に作ったんですよ。歌詞の内容もヨーロッパの思い出を書きました。ロシアに行ったときに白夜で、夜でもずっと昼なんですよ。いい経験したなぁと。「The world against us」(Track.1)はウチらっぽいメタルコアですね。
Joe:イントロからギター・ソロを入れて、新しい試みもやってます。
Kunio:アルバムのド頭からソロって、あまり聞いたことがないし(笑)。
George:今回は1stミニ・アルバム(2015年リリースの『New Blood』)、2ndミニ・アルバム(『DUST TO DUST』)を合わせて、成長させたような作品ですね。1stはエレクトロ寄り、2ndがダーク寄りだったので、その間を取りながら、スケールアップした曲を入れようと。僕とFloでヴォーカルはスクリーム、クリーンと色を分けていたけど、ヴォーカルの幅を広げたかったので、お互いの領域に踏み込むようなチャレンジもしてるんですよ。
Kunio:常に新しいことをやろうという気持ちがあるから。今回はそれがうまくいったと思います。