INTERVIEW
7YEARS TO MIDNIGHT
2016.12.13UPDATE
2016年12月号掲載
Member:Kento(Vo) Ooto(Gt) Shiban(Gt) TiS(Ba) Shunya(Dr)
Interviewer:荒金 良介
-極悪メタル・バンド、KING 810はかっこいいですよね。
Ooto:「Accusation」は、ああいうIQ低そうなダウン・ビートもあり、Djentっぽい刻みもあり。最後のギターはTHIN LIZZYじゃないかって感じで。
Kento:最後のパートは家で聴いて笑ったからね。
-THIN LIZZYも聴くんですか?
Ooto:もともとそのへんが好きで。親もミュージシャンでブルースをやってるんですよ。
-METALLICAの新作『Hardwired...To Self-Destruct』(2016年11月リリースの11作目のスタジオ・アルバム)もTHIN LIZZYっぽいツイン・リードが多いですよ。
Ooto:へぇー、そうなんですね! チェックしないと。自分は親の影響でTHE BEATLES、LED ZEPPELIN、DEEP PURPLE、SCORPIONSを聴いてたし、一番好きなギタリストはMichael Schenkerなんですよ。
-マジですか!
Ooto:10代はメタルばかり聴いて、それからヘヴィ・ロックを聴くようになったから、ルーツを掌握した曲にしようと。
-随所に入ってるプログレっぽいフレーズは?
Ooto:あれはPERIPHERY、ERRAの影響ですね。あと、「Mirage」(Track.3)はラウド版ONE OK ROCKを作ろうと。それで、Kentoにも日本語詞でお願いしたら、刺さる歌詞を作ってくれました。
-この曲だけ日本語ですが、Kentoさんは歌いやすかったですか?
Kento:そうですね、日本語の方が好きです。意外とすんなり聴けると思いますよ。
-「Solitude」(Track.6)では中盤過ぎにスクリームとピアノだけで聴かせるパートもありますよね?
Ooto:そこはFOADのKSKNをフィーチャリングしたんですよ。メロディはみんなで歌える形にしたくて、ギターはバッキングに徹しました。あと、「Deadtrees」(Track.7)で初めて7弦ギターを導入したんです。以前もDjent、プログレの要素を取り入れていたけど、その雰囲気のままわかりやすくメロイックサインを掲げさせようと。
Kento:意外と最高音の高い曲ですね(笑)。
-この曲もDjentはあくまでもアクセント程度ですもんね。
Ooto:Djent系バンドにはなりたくなくて。それはあくまで一要素というか、俺らは専門店ではなくて、総合商社になりたいんですよ。
-自分たちではどんなジャンルをやってる認識ですか?
Ooto:それがわかんないんです。表向きは、Djent要素を取り入れた叙情ポスト・ハードコアみたいな。
TiS:今作で日本語をやったり、わかりやすいことをやってるけど、音楽性はどこか浮遊してますからね。曲をどう消化しても7YEARS TO MIDNIGHTっぽくなるのかなと。
Ooto:かっこよく言うなら、7YEARS TO MIDNIGHTというジャンルになりたいですね。