INTERVIEW
jealkb
2016.11.02UPDATE
2016年11月号掲載
Member:haderu(Vo) ediee(Gt) sapoto(Gt) dunch(Ba) elsa(Dr) hideki(Agitator)
Interviewer:吉羽 さおり
-ちなみに、映像を見ながら作ったということですが、何の映像を見ていたんですか。
ediee:"アニマルプラネット"(※動物と人間、それを取り巻く環境をテーマにした専門チャンネル)です。
elsa:はははは(笑)! マジか。
ediee:狼の親子が、獲物と戦うっていうシーンで。獲物と戦いながらも、親子でその獲物を取り合うような感じなんですよ。雨の中のカッコいい映像なんかもあって、最後に晴れ間が出て、親子ともちゃんと生き残ってたみたいなね。そこで、"デデデッテ~"っていう。
dunch:はははは(笑)。鼻歌なんだ。
sapoto:俺はアレンジで、宇宙を意識してたんですけどね(笑)。
dunch:でも、「System」は"食物連鎖"っていう意味合いがあるからね。合ってるよ(笑)。
-完成した曲はイメージしていたとおりですか。
ediee:想像以上の曲になりました。感謝、感謝です。
haderu:想像以上っていうのはそうだよね、最初に作ったものとは変わってるから(笑)。
ediee:これこれ! っていう。
-そして最後の曲が「A ray of hope」(Track.4)です。
elsa:これは最初に話していた、会場限定で出してたデモの曲ですね。
hideki:毎月出していたから、デモCDに入ってる曲だけで17曲くらいあるんだよね。
haderu:反抗期だったので、レコード会社だったらこんなペースで作れないだろうと、自分たちで小さなスタジオを作ってやっていたんです(笑)。限界がきましたけどね。
hideki:そのデモの中の1曲で、武道館を意識した曲がこの「A ray of hope」。
haderu:新しく生み出したのもAct2ですけど、今までの曲をリアレンジすることで、Act2ということがより伝わるかなと思って。"今までみんなで歩いてきた道は、自分たちがいろいろと迷ってきた道だけど、絶対に目的の場所に繋がっているから"という意味の曲なんです。デモCDからするとアレンジも施されているので、新たな印象になっていると思います。
-こうして全国流通となるCDがリリースされるとともに、ライヴも続々と決まっていて。11月には"KNOTFEST JAPAN 2016"への出演が決定しています。ライヴの猛者たちが集まったフェスですよね。
hideki:正直ビビッてます。勝負ですね。
haderu:ブーイング食らっても、スタイルは変えられないので。"これがjealkbなんです"というライヴをやって、ブーイング食らったらそれがひとつの答えでしょうし、反応なので。楽しみですね。震えてますけど。
hideki:でも、もうやることは決まってますからね。
haderu:そう。今から音を分厚くしようぜってことではないので。
hideki:今までやってきた10年が出る。来ているお客さんも猛者なので、全力でぶつかるしかないですね。ここで盛り上げたぞとなれば、大きいですしね。
elsa:でも戦えると思いますけどね。下手に出ることはない。
haderu:でも下手に出るのが、うちのバンドのやり方なので。下手に出てたら、だいたいブーイングかますから(笑)。あえて弱い者いじめみたいな構図を作り上げるっていう。
elsa:きったねー。
dunch:(お客さんが)このインタビューを読んでから来たら、おしまいだよ。"あいつらふざけやがって。見たぞ、激ロック"って(笑)。
-そして12月3日には"SKULLSHIT 20th ANNIVERSARY 骸骨祭り"があり、その前日の12月2日が渋谷TSUTAYA O-EASTでのワンマン"夢路薔薇ノ誓 2016"です。
hideki:jealkbは、武道館のステージに立つことを夢見ているバンドなんですが、2020年に武道館に行こうと決めたんです。そこから逆算していくと、今はここだよねと。2016年の年末はこの会場を埋められていないといけないっていう計算です。
haderu:2015年からそのプロジェクトをスタートさせて、その年の10月には新宿ReNYをいっぱいにするという目標をクリアして。次のO-EAST、これをクリアできるかどうかで、という感じです。もともとZepp Tokyoを埋めることができていたから、そのころに戻りたい思いもありますしね。
hideki:そのペースでいかないと、2020年に武道館には辿り着けないと思うんですよね。