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INTERVIEW

Justice For Reason

2016.08.09UPDATE

2016年08月号掲載

Justice For Reason

メンバー:やんち(Vo) しょーへー(Gt) サミー(Gt) じろうす(Ba) Mr.D(Dr)

インタビュアー:今谷 重治

-コンセプトEP『じんせい』の完成おめでとうございます! 激ロックでは初登場のメール・インタビューとなりますので、簡単にバンドの紹介をお願いします。

やんち:本日はこのような機会をいただき、誠にありがとうございます。よろしくお願いいたします。当社は2011年に京都で設立し、ハードコアと社畜を融合させた自称"叙情派社畜コア"というジャンルを立ち上げ日々活動しております。製品としては、過去にデモを2枚(2012年リリースの1stデモ『Sea of Silence』と2ndデモ『労働讃歌』)とコンセプト・アルバム(2014年リリースの『働く事の意味を...』)を1枚リリースさせていただいており、今回、新製品『じんせい』を発売させていただきます。――大変遅くなりましたが、名刺交換をさせていただいてもよろしいでしょうか?

-2011年に活動スタートということですが、どのように結成されたのでしょうか?

しょーへー:当社の前身企業に、京都のカオティック・ハードコア"Vision of Fatima"という会社でヴォーカルをしていた"やんち"が中途で入社した形でバンドはスタートしました。起業当時はさらにゴリゴリとしたメタルコアの楽曲を提供しておりました。

-"叙情派社畜コア"というコンセプトにしようと思われた理由をお聞かせください。やはり音楽活動以外ではメンバーのみなさんは社畜と化しているのでしょうか?

やんち:コンセプトについて振り返ってみると、下記3つがポイントになってたと思います。

①歌詞を書いていくうえで会社への様々な感情が溢れてくる事
②バンドも仕事も企画やコンセプトが大事だと感じてた事
③メンバー全員がサラリーマンである事


海外バンドのインタビュー的に申し上げると、"これは自然な流れで誕生したんだよ、Hahaha~"って感じですね(笑)。

サミー:音楽以外は、絶賛過労だったことは多々ございます。なぜかいつも、レコーディング期間と仕事が忙しい期間がバッティングするので、昼間は仕事、深夜から明け方までレコーディング、翌日仕事っていう黄金の流れができます。それはとてもつらいです(笑)。

-Justice For Reasonの音楽性は、胸に熱く迫るまさしく叙情系のハードコアが心地よいのですが、メンバーのみなさんはそれぞれどのような音楽に影響を受けてこられましたか?

やんち:全員に共通しているのは、"メタル育ち"というところでしょうか? ハードコアだけではなく、メタルが好きな方にも楽しんでいただけるバンドだと自負しております。私個人としては、常に最先端のバンドを追い掛けています。

-今年も開催されたイギリスのテクニカル系メタル・フェス"UK Tech-Fest"にも行かれたというやんちさんは、Twitter上でもかなりの音楽通っぷりを発揮されていますね。国内外問わず、今後注目するべきはどのようなシーンでしょうか?

やんち:チェックしていただき、ありがとうございます。今年の"UK Tech-Fest"に日本から参加したのは私だけだったようで、大変歓迎されました。どうしても行きたいフェスでしたので、上司に無理を申し上げてイギリスに行かせていただきました。国内で3人くらいしかDjentをチェックしていなかった時期からそのシーンを追ってたので、やっといろいろなバンドを見ることができて、本当に夢のようでした。国内でもDjent、デスコア、プログレ・メタルコアといろんなジャンルが定着してきて始まった感はありますが、次はニューメタルを昇華させ、進化させた"ニューメタルコア"が国内でも爆発的に流行ると予想してます。

-那智泉見さんのBL(ビジネス・ラヴ)漫画"社畜人ヤブー"とのコラボレーションが実現していますが、これはどのような経緯でコラボされたのでしょうか?

やんち:東京にて出張ライヴを行った際に、同じ京都に本社のあるPHP研究所という出版社の方が見に来ていて、その場で名刺交換させていただいたのですが、その際に"ぜひ、コラボレーションしましょう!"とお話させていただきました。その後、本当に連絡がきて実現したという流れです。"社畜人ヤブー"という漫画を見掛けたらぜひチェックしてほしいです。

-ちなみにメンバーのみなさんは、社会問題にもなっている現代社会の働き方などについてどのように思われていますか?

Mr.D:やはり過労死、職場での人間関係による自殺、鬱病についてはすごく考えさせられます。我々は生きるために働いているのであって、"働くために生きてる"わけではないですし、仕事が原因で死ぬとか、精神を病んでしまうって本末転倒だと思っています。私も過労と仕事のストレスで変になりかけたことがあったので戒めとしています。

-そして完成した今作『じんせい』の制作エピソードをお聞かせください。

やんち:今回、楽曲ができたらネットで共有して、各自自分のパートを覚えたりアレンジしたりして、ひとりずつ時間を分けてレコーディングしていきました。また、ドラムが仕事で転勤になったため、仙台でドラムのレコーディングを行いました。サウンドから東北の澄んだ風を感じてもらえるとありがたいです。実は全員で合わせたのは、レコーディング後という非常に不思議な方法を今回採用しております(笑)。

-前作に続きコンセプト作とのことですが、今作はどのようなコンセプトを掲げているのでしょうか?

やんち:私自身サラリーマン8年目なのですが、がむしゃらに働いていた若手時代と立場が少し変わり、中間管理職的な立場にシフトしています。その心境の変化が歌詞に表れているのですが、自分だけではなく、他人も含めた4つの"じんせい"を楽曲にしてCDに収めています。