INTERVIEW
PHOENIX ASH
2016.04.28UPDATE
2016年05月号掲載
Member:Sean Chen(Vo) Cameron Brochier(Gt) Law(Ba) Aaron Kelley(Dr)
Interviewer:山本 真由
-1stアルバム『Cross The Blue』の完成と日本デビュー、おめでとうございます。PHOENIX ASHは、日本のロックからも影響を受けているようですが、メンバーのみなさんが日本の音楽や文化に興味を持ったきっかけを教えてください。
Sean:中学生のころに友達がSIAM SHADEを紹介してくれて、そこから日本の音楽に興味を持ち始めたんだ。当時流行っていた"Dance Dance Revolution"(※ダンス・シミュレーション・ゲーム)の曲も聴いていたよ。
Aaron:高校生のころ友達の間でも流行っていたアニメ・ソングから日本の音楽を知って、好きでよく聴くようになったんだ。
Cameron:THE YELLOW MONKEYが"るろうに剣心"のアニメ主題歌をやっていて、気に入ってCDを買ったんだ。そこから、X JAPANやSEX MACHINEGUNSなども聴くようになったよ。
Law:実は、メンバーから日本の音楽を紹介してもらったんだ。そこから、SIAM SHADEやUVERworldが好きになって......最近は黒崎真音が好きかな!
-PHOENIX ASHが活動の拠点としているサンフランシスコでも、あなた方のような音楽性のバンドはたくさんいるのでしょうか?
Aaron:いると思うよ。実際、自分たちと近いサウンドのバンドや、日本でも活躍しているアーティストとも対バンしているし。僕らの友人でもあるChris Hartがやっていたバンドとも対バンしたことがあるんだ。
Sean:僕がサンフランシスコに引っ越すまでは、似たようなバンドと出会ったことなかったけど、サンフランシスコにはいるね。
-PHOENIX ASHの音楽性は、日本のロックだけでなく、メタルやオルタナティヴ・ロック、ポップ・パンクなどからの影響も感じますが、メンバーそれぞれ好きな音楽に違いはあるのでしょうか? また、特にどんなバンドから影響を受けていますか?
Cameron:その質問ナイスだね!
Law:ね!
一同:(笑)
Aaron:そうだね。メンバーそれぞれ、いろんな音楽性のバンドが好きだけど、同じようなバンドも多いかな。その中でもSIAM SHADEとDREAM THEATERはこのバンドに多大な影響を与えてくれたと思う。僕はSONATA ARCTICA、CHILDREN OF BODOM、NIGHTWISHとかの北欧メロディック・メタル・バンドや、BLINK-182やGREEN DAYのようなパンクも好きかな。
Sean:日本の音楽だったら、T.M.Revolutionからすごく影響を受けたよ。KAMELOTもいいね。
Cameron:高校生のころ、一番好きだったバンドはPHISHだね!
Law:僕はメタルがすごく好きで、中でもPERIPHERYやギルガメッシュは好きだな。
-これまで『Transcend』(2008年リリース)、『From Dust』(2014年リリース)、『Ghost』(2015年リリース)と3枚のミニ・アルバムをリリースされています。『Transcend』から『From Dust』までだいぶ期間が空いていますが、この間に音楽性やバンドの活動方針に変化はあったのでしょうか?
Aaron:ははは。そうだね。たしかに1枚目から2枚目の間にいろいろと変わったね。その間、何人もヴォーカルが変わったんだけど、Seanが2013年ごろ加入してやっと自分たちのソリッドなヴィジョンが固まったんだ。そこから活動のペースが上がり、2枚目、3枚目と勢いをつけてミニ・アルバムをリリースすることができたんだ。
Cameron:みんなお互いに影響を与え合っているから、うちらは最高のチームだと思うよ!
Sean:このバンドへの加入が決まったときは本当に嬉しかったね。
-今回、1stアルバム『Cross The Blue』で日本デビューが決まった経緯について教えてください。
Aaron:日本は常に僕らのマインドであって、自分たちが日本の音楽シーンに必ず何かを与えられると信じていたんだ。そんな僕たちを信じてサポートしてくれる、いろんな方々に出会って、今回こうやって日本デビューすることができるんだ。