INTERVIEW
ENTH
2016.03.14UPDATE
2016年03月号掲載
Member:daipon(Vo/Ba) MA-(Dr/Cho) Naoki(Gt/Cho)
Interviewer:山本 真由
-そんな"TRUST RECORDS"のお家芸とも言える、メロディック・パンクを軸としながらも、ラウドロックやハードコアなどの要素もあるENTHの音楽性のルーツには、いわゆるメロコア・バンドだけでなく、もっと激しいバンドの影響があるのではないかと思いました。メンバーそれぞれ、どんなバンドや音楽に影響を受けてきたのでしょうか?
daipon:僕はGOING STEADYがめちゃくちゃ好きでした。飽き性なのですが、今でも聴くたびに熱くなっちゃいます。メロコアは90'sや洋楽とかよりも、OVER ARM THROWやNorthern19、TOTALFATなどの影響が強いですね。基本的にルーツもそこまでディグってないし、コレクター気質でもないし。ラウドやハードコアもそうですが、いろんなジャンルを広く浅く聴いてきました。良い悪いとかではなく、たぶんそういう性格なんでしょうね。
Naoki:親の影響で昔のロックンロールを聴いてました! キャロルめちゃ聴いてました(笑)。
Ma-:僕も青春パンクを聴いてきました。あとはDA PUMPやT.M.RevolutionなどのJ-POPを聴いてました。メロコアはほとんど聴いてませんでした、すいません(笑)。
-ライヴ映えする力強いサウンドだけでなく、とても個性的なキャラの立ったメンバー3人が揃っているところもENTHの魅力だと思いますが、現在のラインナップが揃った経緯を教えていただけますか?
daipon:ENTHのオリジナル・メンバーは僕だけで、前のギターとドラムが脱退したタイミングで2人が加入しました。キャラ立ちは考えずに入れましたがすごくいいですよね。
Ma-:"ロン毛"、"メガネ"、"アゴ"でENTHってわかりますからね(笑)。
-また、今年の4月でドラムのMa-さんが脱退することが発表されていますが、バンドが上り調子で、新作も完成した直後に脱退というのは、すごくもったいないというか、残念な気がします。このタイミングで脱退する理由についてうかがってもよろしいでしょうか?
daipon:不仲が原因で......嘘です(笑)。まーくんがバンド以外の新しい目標を見つけたということなので。ベストな選択というよりは、ここしかなかったって感じです。良くも悪くも自分だけのバンドじゃなくて、バンドは綺麗事や精神論だけで続くものではないと思ってますが、まず同じ夢を見ないと一緒にやれないというか。まあざっくり言ったら不仲です。......冗談です(笑)。
-新メンバーの公募がすでに締め切りを迎えていますが、新しいドラマーについては問題なく決定しているのでしょうか?
daipon:まあまあ、そんな焦らないでいえいえって感じです。
-バンドにとっては、ひとつの節目でもある今回のニュー・シングルですが、完成した作品をご自身で聴いてみて、どんな感想を持ちましたか?
daipon:いいですよ。自分でも何かわかりませんが、"ENTH"っぽいし。
Naoki:かっこいい!ってなりました!
Ma-:ENTHっぽさあるなー(笑)!
-収録されている3曲には、共通するテーマやコンセプトのようなものはあるのでしょうか?
daipon:曖昧ではありますが、"ENTHっぽさを失わずにどれだけ遊べるか"というイメージはありました。
-制作は順調でしたか? いつごろから今作に取り掛かっていたのでしょうか?
daipon:僕が優柔不断だし、中途半端に完璧主義者なので毎回大変です。『Entheogen』(2015年リリースの3rdミニ・アルバム)のリリース・ツアー中にある程度ネタは作っておいたんですが、集中して取り掛かったのはツアーが終わる昨年の11月ごろからですね。今作は、いつもよりはだいぶ早く形になってたんですが、完成間近になってやっぱり僕がウダウダ言い出して、自分でダルかったです。でも、少しずつ自分のクセがわかってきたし、"次からはもう少しスムーズにできそうだな~"って毎回言ってます(笑)。