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INTERVIEW

MARMOZETS

2015.09.18UPDATE

MARMOZETS

Member:Becca Macintyre(Vo)

Interviewer:米沢 彰

-(笑)明日の"UKFC on the Road"にて共演するアーティストはチェックされていますか?

まだ知らないの。みんな日本のバンドなのよね?

-そうですね。

(タイムテーブルを見ながら)知っているバンドはいないわね。他で知っている日本のバンドだとONE OK ROCKがいるわ。Taka(Vo)が私たちのことを気に入っているらしいって聞いたことがあるけど。もし彼らと一緒にツアーしたりできたらいいな、と思っているわ。

-日本ではもうアリーナとかスタジアムでやるバンドですね。

そう、よく知っているわ。彼らのファンの前でできたら最高ね。あとはBABYMETALが大好きなのよ。この2アーティストが日本ですごく好きなアーティストだわ。いずれにしても、日本のバンドは見た目から音楽性まで、いろいろいやり過ぎていて、そこが面白いと思っているから明日(UKFC on the Road 初日公演)もすべてのバンドが楽しみだわ。どのバンドが1番おすすめかしら?

-もちろんすべて素晴らしいバンドばかりですが、明日のバンドだと、TOTALFATがあなたには1番合うと思いますね。ハードなパートからパーティー・チューンまで、いろいろな面を持っているバンドですよ。

それは面白そうね! 楽しい日になりそうだわ!

-前回、6月にインタビューをさせていただいていましたが、この2ヶ月でもヨーロッパを中心にかなりの数のフェスに出演していますね。特に印象に残ったショーや国・地域を教えていただけますか?

そう、主にヨーロッパを中心に回っていたわ。フェス・シーズンだったから。これまでにないぐらいタフなシーズンだったわ。フェスの合間に単独公演もやっていたから本当に忙しかった。でも、頑張ることはもちろん頑張るけど、無理はしないってことを心がけていたの。そして、UKの2大フェスでもある"Reading & Leeds Festivals 2015"に出られたのが本当に嬉しかったわ。そこでもBABYMETALと一緒だったんだけど、私たちの直前だったのよね。BABYMETALはものすごい演出だったのに、私たちは何の演出もなくて本当に生身のライヴだったから、お客さんにはちょっと申し訳なかったかもね。このあとはしばらくオフを取って、ニュー・アルバムの制作に入るわ。

-あなた方のライヴはパワフルでエネルギーに溢れるパフォーマンスが特徴的ですが、こうして移動してはライヴ、移動してはライヴの日々の中でどのようにしてテンションを保っているのでしょうか? そこには何か秘密はありますか?

いつもステージに上がる前には祈りを捧げているの。常にポジティヴでいることが大事だと思うんだけど、みんな兄弟同士でファミリーみたいだからこそ遠慮もなくて緊張感が高まることもあるの。だからお互いにリスペクトし合うようにして、離れている時間も持つようにしているわ。ずっと一緒にいると口喧嘩になることもあるのよね。口喧嘩をしてもお互いに疲れるだけだから、そうなる前に距離をとるようにしているわ。あとは食事にも気をつけるようにしているんだけど、特にアメリカは大変ね。あそこは食事が最悪なの......。ヘルシーにしようと思ってはいるけど、タバコも吸っちゃうしお酒も飲んじゃうし......。そろそろちゃんと考えないといけないとも思っているんだけどね。あとは、結局楽しむことが大事ね。

-来月からはNOTHING MOREとの長期の全米ツアーも始まりますね。

アメリカはもう過去に3回ツアーしてきたわ。これまでもあちこちを回ってきたんだけど、1番大変なのがアメリカね。何もないところから始めて、かなり丁寧に回ってきたつもりだけど、ツアーは毎回やり直しみたいなもので、また最初から積み上げていかないといけないから。さっき、ポジティヴでいることが大事って言ったけど、15時間とかうちの男どもと車に詰め込まれて移動しないといけない、なんてのはもう勘弁して欲しいわ(笑)。下手したらスペースも全然なくてギュウギュウに詰められて逆立ち状態みたいになってたりするの。でも、結局は楽しむってことがすべてよ。

-これだけ移動が続く中で、すでに次作に向けた準備は進められているのでしょうか?

日本のファンからみたらそうでもないかもしれないけど、UKのファンから見たらアルバムが出てからもうしばらく経ってるからね。(時間的に)バンドができることにも限界があるから、みんなの期待がフラストレーションになっちゃうこともあるわ。でも、みんなにもっともっとって求められるから、それにできるだけ応えたいと思いながら作業を進めているの。ツアーの生活が長くなってきて、スタジオに入るのも楽しみになってきているし、クリエイティヴな作業の中で、ツアーを経て感じた楽しかったこととか、フラストレーションがいい形で表に出てきたらいいなと思っているわ。

-最後に日本のファンへのメッセージをお願いできますか?

また日本にすぐ戻ってきたいと思っているわ。今回はアルバム『The Weird And Wonderful Marmozets』からの曲をプレイしたけど、また次に来日するときにもロックしに私たちのショーに来てね! アリガト!