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INTERVIEW

Equal

2015.09.01UPDATE

2015年09月号掲載

Equal

Member:RYOTA(Vo) 164(Gt)

Interviewer:白崎 未穂

-本当にその通りですよね。やはりサビの部分が1番印象的で"やっとみつけた僕の未来を この手で大きく刻むんだ"という歌詞は特に、ここまで歩んできた道のりを今聞いて、今日のライヴのイメージがピッタリだなと思います。且つ、しっかりとリスナーの背中をあと押しするような前向きな歌詞になっていて、完璧だなと思いました。

164:ありがとうございます。わりと前向きですよね。普段、僕こういう曲書かないんですよ。

RYOTA:うん、めっちゃ珍しいよね。

164:本当にめっちゃ少ないですね。でも1stシングルだから前向きでいこうと(笑)。

-たしかに(笑)。この『SCAPE』というシングルは、限定盤と通常盤と2種類ありますが、ご自身の中でどういった1枚になりましたか?

164:限定盤と通常盤をトータルしたら楽曲は4曲になるんですけど、芯っていうものは勝手についてくるものだと思っていて、"Equalってバンドはこうだ!"って4曲やるよりも、僕が素直にバリエーションに富んだ4曲を作れば、僕が作っているっていう意味で芯が通って聴こえるはずだと。だから、特に何も意識しなかったです。限定盤Track.3「Introduction」は今からEqualでやっていきたいような曲だし、Track.2「mask」は今まで通りの僕の作風になっていますし。「SCAPE」は思いっきり表題曲をイメージして作って、通常盤Track.3「I'm here」もわりと表題曲を意識しましたが、そうではないという(笑)。

-結構ナチュラルに制作したという感覚なんですね。ちょっと気になったのは、限定盤に収録しているTrack.3はラストの曲なのに「Introduction」って曲名が不思議だなと思ったのですが。

164:そうなんですよ。これは、リピートさせようとしている曲で、「SCAPE」のイントロのフレーズをアルペジオとフィードバックがフェードインするっていう展開にして、そのあとダダダーンって曲が始まるんですけど、そのイントロのフィードバックが「Introduction」の最後にくっついているんですよ。なので、リピートしてもらうためにTrack.3に「Introduction」をもってきて、で、もう一度「SCAPE」になると。あと、今日はライヴの1曲目を「Introduction」にしましたね(笑)。

-そう、今日のライヴは憎いセトリだなと思いました(笑)。ちょっと気になったことがあるんですけど、RYOTAさんは、歌い手として、これまで様々なジャンルの楽曲を歌って来たと思いますが、164さんの楽曲、つまりEqualの楽曲はロックを主体としていますよね。ロック一本にする不安や迷いはなかったんですか?

RYOTA:迷いが全然なかったっていうと、嘘になりますね。昔からロックができないってことがコンプレックスだったんですよ。でも、まぁ歌えますよ。全然歌えるんですけど、"すっげーな!"って人から評価されるロック感を出せなかったんですよ。そこは僕にとって永遠の課題なんです。

-ロックは苦手な分野ですか?

RYOTA:言ってしまえば、1番苦手かもしれない。でも僕は、好きなことをしたかった。人間って、好きなモノが得意ってわけではないじゃないですか。聴いたら普通に、様になった音源になってると思うんですけど、それでも自分はまだまだ満足できてないので。たぶん、きっとずっと満足しないんだと思います。でもそれでいい、と思ってて。ずっと努力して、ずっと上を目指していきたいです。

-さて、これからEqualは9月19日(土)Club Lizard YOKOHAMA公演より13公演を少し小さめのライヴハウスで地方を巡る予定ですが。

164:今日の新木場STUDIO COASTは異例だったんですけど、僕はこうゆう小さいライヴハウスから積み上げていきたかったんです。まずは小さい箱で新しいバンドとしての経験を積み重ねていって、ちゃんと自分たちの力で集客を増やして、正規ルートでまた新木場STUDIO COASTに立ちたいと思いますね。今回はチートなんで(笑)。

RYOTA:新たなシーンで自分の"覚悟"というものを見せれて且つ表現できるのはやっぱりステージしかないと思っています。だからツアーで対バンするやつらよりすげぇライヴをしてやろうって。喧嘩腰とかそういうのではなくて、お互いの音楽で刺激し合える仲になれたらなぁ、と。

-気合十分ですね。11月4日(水)から開催する東名阪のツアー"Equal LIVE TOUR 2015 -Introduction-"ではどんなふうに成長しているかまた楽しみですね。

RYOTA:そうですね、正直なところ、いままでは甘えられる環境で大きな会場でライヴすることができていたと思います。それはそれでしっかりとライヴをやらせていただいていましたが、今回のツアーでどういったベクトルで自分が"Equal"として成長するかわからないので、最初のリザード(9/19 Club Lizard YOKOHAMA)で観てくれたお客さんが、最後の渋谷クアトロ(11/15渋谷 CLUB QUATTRO)で観てくれたときに"超成長してるじゃん"と思うような進化をして帰って来ようと思います。本当にすごく楽しみです。