MENU バンドTシャツ

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

Equal

2015.09.01UPDATE

2015年09月号掲載

Equal

Member:RYOTA(Vo) 164(Gt)

Interviewer:白崎 未穂

-完全にしてやったりだったんですね! では、RYOTAさんはどうでした? どんな経緯で投稿するように?

RYOTA:僕の場合は、ボカロ・シーンがグッと盛り上がってきたあとから派生した"歌ってみた"っていう動画投稿が全盛のときぐらいでしたね。友達に教えてもらって"演奏してみた"の動画をよく見てたんですけど、それと近いところに"歌ってみた"っていうのがあって。興味湧いて聴いてみたら"なんだ?いい曲じゃん!"って思って。"歌ってみた"なら、やれるんじゃないかなと思って。ゴッパ(SURE SM58)のマイクが自宅にあるし、ギター用のインターフェイスについてたマイク端子にケーブルぶっ刺して、そのまま録ってミックスして投稿したのが最初でした。でも実際やってみると案外、投稿した動画を見つけてもらえないものなんだなと。そこから試行錯誤した結果、再生回数が2桁だったのに、最終的にはマイリスト5桁までいきました。

-なるほど。で、そこからどんどん投稿していくことになると。そこからどういった経緯でおふたりが出会ったのでしょうか?

RYOTA:投稿については"もうここまでいったし。満足だわ!"って思っちゃって(笑)。でも、ひとつにかける時間を増やしていったり、いろんな曲を聴くようになったりしました。ボカロってわりとピコピコしてるやつとかピアノ系が多くあったりするんですけど、すげぇロックなシーンもボカロの中にもあるんだって気づいて見つけたのがこの人です(164を指差す)。

164:(笑)

RYOTA:でも、大将(164)とはそのまま2年くらいは関わりがなくて、一方的に(164のことを)知ってました。ずっと曲を聴いていて"この人の曲歌いたいけど全然キーが合わん"って思いながら過ごしていましたね。

164:そりゃそうだわ。お前用に作ってないし(笑)。

RYOTA:でも1曲くらい歌えそうなのがあって、歌ったけど、まだ自分の力量が足りてないからダメだなと思って。で、今の事務所にお世話になって、ライヴ・イベントに出るってことになったときに初めて大将のお蔵入りしていた曲を歌う機会が巡ってきたんです。そこで初めて会いましたね。それが3年半ぐらい前の話ですかね。

-初対面のとき、どんな印象でした?

164:歌はハッキリと覚えてる。ズバ抜けていましたからね。何遍もTwitterで褒めちぎって。"おかしい!"みたいな(笑)。

RYOTA:あはははは(笑)。

164:"BECK"って漫画あるじゃないですか。まるで主人公のコユキですよ。"俺のコユキいた!"みたいな(笑)。

RYOTA:おれ、それ言われたとき、今まで生きてきて言われた言葉の中で1番嬉しかったんですよ。バンドやってるやつで"BECK"読んで泣かないやつっていないじゃないですか。俺がコユキなら大将はRayだなと。レスポールだし(笑)。

164:穴はあいてないけど(笑)。

RYOTA:ヴォーカルからしたら"コユキ"って最高の褒め言葉なんですよ。すげぇ嬉しかったですね。まぁ、技術は足りないにしろ、その片鱗があるのであれば、突き詰めていきたいなと思いました。

-そんな出会いがありつつも、そのあとはそれぞれ個人で活動されていたと思いますが、今回なぜEqualを結成しようと思ったんですか?

RYOTA:一緒にステージに立つ回数が他の人に比べてありえないぐらい多くなって。正直、一緒に動画を投稿しているわけでもないのに"164さん出てきた、じゃぁりょーくん出てくるな"っていうような流れができてきていたんです。そんなことになっていれば、お互い何も感じないわけないじゃないですか。それでいろんな欲が出てきていて、"ふたりでこれから面白いことやっていけたらいいな"って思い浮かべているところに大将が"バンドやりたいかもしれん"ってTwitterでポロっとこぼしていて。それに反応してる他のヴォーカルがいたんですよ。"連絡したいことがある"ってリプライしてて。"やべぇ、大将盗られちゃうかもしれない"って。だから、大将に"俺も一緒にバンドやってみたいわ~"ってメールを送ったら、"や、ヴォーカルはりょーくん以外考えてないよ"って返ってきて。それから、"一緒にやろう!"ってことになりました。

164:うん、それがキッカケですね。

-164さんはもともとやっていたバンドを辞めて、ひとりでやっていたんですよね。それが何故またバンドを?

164:そうですね。もともとやりたくなくなったのは、自分の計算内でしか曲が仕上がらなかったからであって、今は計算外(RYOTA)がいるじゃないですか。自分が想定しているもの以上を出してくれる人。それがいるんだって思ったらやっぱり、バンドでやりたいと。

-そして、Equalの結成を昨年末のカウントダウン・ライヴで発表。りょーくんは、"RYOTA"に名前を変えて、今年8月5日にメジャー1stシングル『SCAPE』リリースとなりますが、表題曲にTrack.1「SCAPE」と名づけた意味はどんなものだったんですか?

164:"SCAPE"は、"○○SCAPE"っていう使い方で、"○○の景色"という意味になるんですね。"LANDSCAPE"だったり......あ、そうか、今日をイメージして作った曲なのかもしれないですね。

RYOTA:あ、たしかに。今日完成した感はあったね。

164:お客さんがたくさんいるライヴの景色をイメージしながら書いた曲ですね。