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INTERVIEW

DESASTERKIDS

2015.08.08UPDATE

2015年08月号掲載

DESASTERKIDS

Member:Iain Duncan(Gt) Andi Phoenix(Vo)

Interviewer:山本 真由

-ドイツのメタルコア・バンド、WE BUTTER THE BREAD WITH BUTTERのメンバーだったIain Duncan(Gt)とAndi Phoenix(Vo)が中心となって結成されたバンドとのことですが、他のメンバーはどんな経歴の持ち主なのでしょうか?

Iain Duncan(以下:Iain):ヘイ! コンニチワ! 他のメンバーも同じようなジャンルの中でそれぞれ別のバンドで活動していたよ。今はみんなのポテンシャルがうまく混ざり合っていて、俺たちは素晴らしい調和を生み出しているんだ。

-"DESASTERKIDS"という、あなたたちの音楽性を象徴するようなバンド名は、どうやって決まったのですか?

Iain:まず最初に"KID(子供)"というワードを思いついたんだ。それは若者を指していて、問題と生意気な態度を意味しているんだ。そして、バンド・メンバーが集まっていつの間にか決まっていたバンド名がこれだよ。

-前作EP『Sex, Beer And Breakdowns』は日本デビュー作でもありますが、DESASTERKIDSを世界に広めることとなった重要な作品ですね。前作を振り返って、どんな感想を持ちますか?

Andi Phoenix(以下:Andi):ありがとう! バンドは変化もするし、成長もする。俺たちはアルバムを作るために多くの時間を費やしたんだ。自分たちの弱い部分も見つけることができた。今でも俺は前作EPを聴いて楽しんでるけど、まるで昔の写真を見るような気持ちかな。俺たちにとって、バンドのキャリアの中で重要な足がかりだったと誇りに感じているよ。

-そして、新作フル・アルバム『030』が本国ではすでにリリースされていますが、周囲の反応はいかがですか?

Andi:もう最高だよ! 本国でリリースしたあと、音楽シーンで活躍する人たちから多くのメッセージを受け取ったんだ。尊敬するミュージシャンなどから反応をもらえると心あたたまる感じだね。アルバムをリリースしてプレッシャーも感じているけど、今はライヴをするのが本当に楽しみさ。まだまだ満足できてないからね!

-前作EPでは、WE BUTTER THE BREAD WITH BUTTERからの流れが感じられる、エレクトロ要素を多く盛り込んだ作品でしたが、今作ではよりヘヴィでハードコアの要素が強いように感じました。今作を制作するにあたって、心境や目指すものの変化があったのでしょうか?

Iain:もちろん、バンドは大きく変化したよ。君が言う通り俺たちはルーツに立ち返ったんだ。人として心境の変化もあったし、このアルバムはEPのときよりも個人的な心の部分を表現しているよ。

-"030"という、数字だけの謎めいたタイトルには、どのような意味が込められているのでしょうか?

Iain:"030"というのは、ベルリンのエリア・コードさ。俺たちは、自分たちの拠点を表したかったんだ。完璧なタイトルだと思うね。

-また、アルバムの楽曲構成に物語性を感じたのですが、一貫したストーリーやメッセージがあるのでしょうか?

Andi:俺たち個人は、みんな平等で、それぞれ好きなように生きて欲しいし、自分自身のすること、自分がやりたいこと、それは誰にも止めることはできないんだ。そういう自由を表現しているよ。