－前作と今作の大きな違いは歌詞にもあると思います。今作は日本語詞を多用し、ストレートな表現も多いように感じますが、その変化の理由について聞かせていただけますか？

Shouta：日本語詞って英語詞より難易度が高いと思うんです。英語詞はメロディと演奏がかっこよければ詞の内容が単純だったり陳腐だったりしてもそれなりにかっこよくなるものですが、日本語詞だとそうはいきません。でもうまい表現だったり胸に刺さるようなフレーズがあるとより楽曲を引き立てることもできる......。そこに挑戦するのが楽しくなってきたって感じですね。今後も日本語詞主体のスタイルは変わらないと思います。

－Track.4「鼓動 -Piano Remix-」は、前作『BUT I SHOULDN'T STOP HERE』の収録曲「鼓動」のピアノ・リミックス・バージョンですが、このリミックスの意図はどのようなものだったのでしょうか？

Shouta：メンバー一同とても気に入っている曲なので、違ったアレンジでも表現してみたくなりリミックス・バージョンの作成にいたりました。

－「鼓動 -Piano Remix-」の中盤で挿し込まれる、弾むようなピアノのフレーズが緊迫感を感じさせ、とても印象に残りました。ピアノのアレンジはキーボード担当のJunyaさんが考えられているのですか？

Junya：そうですね。今回のアレンジは僕が担当しました。全編通してゆったりと作ったので、その部分をスパイス的に立たせました。歌詞も結構クリティカルな感じなので、印象を持たせたいなと。

－EPの中で、"ズバリ、ここが聴きどころだ！"とアピールしたい部分がありましたら、お願いします。

K-suke：MV曲の「siren」はもちろんですが、他の収録曲も負けないくらい名曲だと思っています！ 捨て曲なしの作品になったと思っているので、全部聴いてください！ ......と言いたいところですが、ズバリ、でいうと1曲目の「Just Remember」はぜひ聴いて欲しいですね！ ライヴで一体となって歌える曲なので予習してぜひライヴに遊びにきてください！

－ラウドロック・シーンの数々のバンドたちと対バンされてきていますが、刺激になったアーティストはいらっしゃいましたか？ また、今注目しているアーティストも合わせて教えてください。

Shouta：Survive Said The Prophetさんは最初ライヴを観たときにとても刺激を受けました。アンコールで出てきてアコースティック・ギターとマイクなしの生歌で演奏したんですがヴォーカルのYosh君の歌唱力にただただ圧倒されました。注目しているアーティストはNoisyCellさんです！！ 半端なくエモーショナルなライヴをされる方々でどことなく似た雰囲気を勝手に感じております（笑）。7月11日に大阪のアメ村DROPである彼らのツアーにも呼んでいただき、今後とにかく一緒にやっていけたら！と強く思っているバンドさんです！

－リリース後のライヴ活動はどのようなスケジュールで行っていきますか？

UG：大がかりなツアーはあえてしません。次回作も早めにリリースしたいという思いがあるので、制作に重きを置きつつライヴ活動を行っていくというスタンスは変わらないです！が......ひとつだけ！ 9月21日（月・祝）に心斎橋VARONで行われる"Rapid Eye Movement release tour FINAL"はとても力を入れているのでぜひぜひ遊びにきて欲しいと思っています！

－前作と今作の印象がガラッと違うだけに、今後の作品はどのようになっていくのか非常に気になります。今後のバンドとしての展望がありましたら教えてください。

Shouta：変わった印象を受ける方もいるかもしれませんが、根底にある感情やテーマは変わっていません。自分たちらしさを大事に、よりエモーショナルで自分たちが納得のいくカッコいい楽曲を作っていけたら！と思っています。

－最後に、読者の皆さんにひと言メッセージをお願いします。

Shouta：最後まで読んでいただいてありがとうございます。NEW EPの『Rapid Eye Movement』はASOOSメンバー、スタッフ一体となり大事に大事に作った1枚です。手に取り、その耳で聴いてもらえたら嬉しいです！ しっかり予習してライヴにも遊びにきてください！ それでは！