－激ロック初登場ということで、簡単な自己紹介からお願いします。

初めまして、俺たちはオーストリアのバンドだよ。Alexander Sommerhuber（Vo）、Martin Koinegg（Gt）、Philipp Ferrari（Gt）、Clemens Bückner（Ba）、Philipp Kollmützer（Dr）の5人さ。

－3rdアルバム『Dark Matter』を聴かせていただきました。様々なジャンルの要素が感じられますが、もともとはどのような音楽を聴いてきたのですか？

それぞれ違う音楽が好きなんだけど、みんなが共通して良く聴くのはARCHITECTS、PERIPHERY、DOWN、OF MICE & MEN、LIMP BIZKITだね！

－ATTILAやISSUESといった若手で今勢いのあるバンドたちとも近い音楽性だと感じましました。同世代や近い世代のバンドから受けるインスピレーションはありますか？ また、世代を問わず、影響を受けているバンドがいましたら具体的に教えてください。

そう思ってくれるのは嬉しいけど、このアルバムをレコーディングするときにインスピレーションを受けてはいないかな。俺たちが重要視しているのはニューメタルだからね。KORNやSLIPKNOTや LIMP BIZKITに影響を受けて育ったんだ。他にも影響を受けたバンドはいるけど、なかなか絞りきれないな......。けどメンバーそれぞれひとつずつお気に入りのバンドを選んでみたよ！ 俺はやっぱりRAGE AGAINST THE MACHINEだね。MattはMONUMENTS、Philipp FerrariはDOWN、ClemensはPERIPHERY、Philipp KollmützerはADEPTだね！

－ニューメタル／ハードコア・サウンドに掛け合わせたラップ・パートが多彩で、様々なスタイルのラップが取り入れられているのが印象的です。ヒップホップなど他のジャンルの音楽からの影響もあるのでしょうか？

ありがとう、俺たちはラップやヒップホップももちろん聴いているし、ニューメタルにも影響を受けているしね。その他にはハードコア、プログレッシヴ・メタル、ストーナー・メタル、デス・メタルも聴く。それらのジャンルが俺たちの音楽を形成しているよ。

－今作で日本デビューとなりますが、日本のレーベル"GO WITH ME"との契約のきっかけは何でしたか？

きっかけは言えないけど、俺たちは日本でアルバム『Dark Matter』がリリースされる事に感謝と興奮をしているよ、俺たちは新しい友達を増やしたいからね！ もしかしたら美しい日本に１日だけ訪問するかも、それについて知りたい（笑）？

－ぜひ知りたいです（笑）。発表を楽しみにしていますね。さて、2012年の12月にリリースされている前作『Turning Point』に比べ、本作は音楽性が広がり、ミクスチャー要素が大幅に足されたアルバムだと感じました。ご自身ではどのような変化を感じていますか？ また、その変化の理由はどこにあると思いますか？

この新しいアルバムを聴いてくれたら間違いなく変化が分かると思うよ、ドラマーが新しくなって曲作りのプロセスも大きく変化したんだ。メンバーそれぞれ曲の雰囲気を構築してステージ、ライヴの雰囲気を意識して、お客さんと距離を縮められるようにもとても意識したね。

－『Dark Matter』のコンセプトや作品テーマなどがあれば教えてください。

このアルバムの主なコンセプトは人類の語源なんだ、俺たち人間は生きることで地球を壊している、それを悪魔は気にしているかもしれない。そんなテーマさ。

－どの曲も聴いていて自然と首が縦に揺れてしまうグルーヴがあり、次の展開を想像させない斬新な曲構成も、聴いていてとてもワクワクします。曲作りはどのようにして進めているのでしょうか？

まずはギタリストが曲の基本を作るんだ。そして残りの部分をリハーサルのときに曲の構成を組み替えたり、新しい部分を追加したり、それが上手くいかなかったときはその曲をボツにすることもあるね。

－ラップもスクリームもクリーンもAlex（Vo）がひとりで担当しているということですが、それぞれのパートのレベルの高さに驚きました。お手本にしていたり、尊敬するヴォーカリストはいますか？

ありがとう、尊敬するヴォーカリストはいないけど、すべてのことができるように心がけているよ。ライヴではコーラスは他のメンバーが手助けしてくれているけどね。