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INTERVIEW

LEONS MASSACRE

2015.06.09UPDATE

2015年06月号掲載

LEONS MASSACRE

Member:Alexander Sommerhuber (Vo)

Interviewer:小林 詩央里

-キャッチーでエモーショナルなクリーン・ヴォーカルを、あなた方のようなミクスチャー・バンドが取り入れることは珍しいと感じました。これもバンドがジャンルレスと呼ばれる所以だと思いますが、このような要素を入れる理由はどういったところにあるのでしょうか?

俺たちはただ自分たちがやりたいこと、好きなことをしているよ、それが理由だね。最も重要なのは異なる部分が曲の雰囲気に合わさるようにすること、ジャンルが何かなんてみんな気にしないでくれ(笑)。

-ギター・リフやドラミングはニューメタル/ハードコアの要素が強く出ていますが、これはギタリストとドラマーの好みの表れなのでしょうか? それともバンドで話し合ってサウンドの方向性を決定していますか?

このアルバムを制作するにあたって始める前にもちろんメンバー同士で話しあって曲、サウンドの方向性を決めているよ、俺たちはチームだから、全員が納得する必要があるしね。

-オープニング・トラック「This Earth Is Priceless」やTrack.3「Our Darkest Days」はミュージック・ビデオも公開されていますが、これらの映像の内容や演出、ストーリーはどなたが考えているのでしょうか?

ビデオの内容は制作する数ヶ月前から考え始めるよ、ビデオのプロデューサーはGunther Rothbart、彼はたくさんのバンドにとって非常に重要な存在なんだ。ストーリーは彼と俺たちのアイディアを組み合わせたものだよ。

-「This Earth Is Priceless」のMVは全編にダークでメッセージ性の強い演出がなされていますが、どういった考えやメッセージを込めて制作されたのでしょうか?

そうだね、ただ好きなことにだけ固執してしまった人生についてだよ。人生を無駄にしてはいけないんだよ。

-オーストリアといえばクラシックの聖地としてウィーンが有名ですが、あなた方のようなジャンルのバンドの名前はなかなか日本にまで届いてきません。オーストリアのロック・シーンは実際に盛り上がっていますか?

ウィーンのような大きな都市では巨大なロックやメタル・シーンがあるよ、ただ問題があって......バンド同士があまり仲良くないかな。他のバンドよりも成功してやるって考えがあるせいか、お互いを嫌っている印象だね。

-モッシュを巻き起こす"悪い"ライヴ・アクトとして定評があるそうですが、本作の中で、ライヴで聴くとしたらどの曲がオススメですか? Track.2「Exposed Media」のAメロではツーステップで踊り、「Our Darkest Days」のサビでは両手を高く上げてシンガロングしている様子が想像できます。LEONS MASSACREのライヴは多様な楽しみ方ができそうですね。

ありがとう、俺たちは本当にライヴに合うような曲を心がけているんだ、ライヴに来てくれるモッシュやジャンプをするお客さんを納得させる必要があるからね。「Exposed Media」はサークル・ピットには完璧な曲さ、動物のようにモッシュしたいなら、Track.7「Bound Together」ヘドバンしたいなら、Track.6「Sleepers」さ。このアルバムはみんなのための曲が詰まっているよ。

-『Dark Matter』は本当に素敵な作品だと感じました。本作で多くの日本のロック・リスナーを新たなファンとして迎え入れるに違いないと思います。今後にも期待していますので、これからの活動の展望について訊かせてください。

ありがとう、フェスのシーズンがもうすぐ始まるから、ファンのために準備と素晴らしいショーができるようにリハーサルをしているよ。まだ新しい曲作りは開始してないけど、アイディアはもういくつかあるね。

-最後に、激ロックの読者に向けてメッセージをお願いします。

俺たちは日本のファンとこのアルバムを共有できることが本当に楽しみで嬉しいんだ。多くのフィードバックが得られるのを楽しみに願っているよ。

-ありがとうございました。

こちらこそありがとう!