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INTERVIEW

LASTGASP

2015.06.30UPDATE

2015年07月号掲載

LASTGASP

メンバー:岡田 勇希 (Vo/Gt) 小野田 稔 (Gt/Cho) 高山 晴朗 (Ba/Cho) 成瀬 陽介 (Dr/Cho)

インタビュアー:沖 さやこ

-LASTGASPは2006年に岡田さんと高山さんを中心に結成されたようですね。

高山:最初はELLEGARDENのコピー・バンドをやりたくて組んだバンドで。

岡田:仲がいいやつら同士でバンドを組んで、こいつらと面白いことがしたいなーと思って始めて、それがいつの間にか8年経っていた感じですね。このメンバーになってから、気持ち悪いくらい順調に前進できていて。すごく楽しくバンドをやれてることが、今の状況にも繋がってるのかな、という感じですね。

-初の全国流通盤である『Serendipity』(2013年1月リリース)をリリースしたのは、小野田さんと成瀬さんが加入し、現在の編成になってからですよね。

岡田:お世話になってるライヴハウスにレーベルがあるので僕らも"出させてくださいよ"と言ってたんですけど、そのたびに"お前らにはまだ早い"と言われ続けてて。そしたら前のギターとドラムが抜けて、僕とベースが路頭に迷ってたんです。それでもともと知っていたこのふたり(※小野田と成瀬)に声をかけてみて。ドラムは僕の高校の後輩で、ギターは隣町の豊橋でバンドをやっていて、知り合いではあったんですけど、そんなに仲良くなくて(笑)。タメなのは知ってる、挨拶をする程度だったんです。

成瀬:ちょうど同じタイミングで(自分のバンドと小野田のバンドが)解散したんです。

小野田:そのときに声をかけてもらって。

岡田:(小野田は)電話で"バンドやらない?"と言ったらすぐに"いいよ"と言ってくれたんですけど、成瀬には1回断られたんですよ(笑)。

成瀬:普通に兄弟とカーマっていう地元のホームセンターにいたときに電話がかかってきて、着信に"岡田 勇希"と表示されてるのを見て直感で"あ、これ俺バンドに誘われるな"と思ったんです。出てみたら案の定それで。でもそのときの俺は"これでいける"という確信があったバンドが解散したときだったから、その反動でもう何もやりたくないと思っていて"ごめん、やらない"と即答して電話切って。それでもこのふたり(岡田と高山)がぐいぐい誘ってきて......(笑)。

岡田:"なんかこいつな気がする"と思って。成瀬は昔から僕らのライヴを観ててくれて曲も知ってるから、後日"とりあえず1回スタジオに入ろうよ。楽しかったらやればいいし、楽しくなかったらやらなければいいから"と誘って。それをきっかけにずるりずるりと引き込んでいきました(笑)。だから正式メンバーになるまで4ヶ月かかりました。

成瀬:最初は楽しいのかどうかもわからなくて。でもずっとがむしゃらにバンドをやってきてたLASTGASPと一緒にやって"ああ、俺がおるところはライヴハウスやな"と気づかせてもらったのもありますね。

岡田:それでこのメンバーになって"流通盤を作ろう!"という話になって......"え、いいんですか!?"って(笑)。それで2013年1月と2014年1月(『Point of No Return』)にミニ・アルバムを出しました。

-そしてその2014年に、バンドの知名度を一気に上げたきっかけになったアニメ"弱虫ペダル"の主題歌へ抜擢されましたが、これはどういう経緯で?

岡田:去年の6月、ちょうど1年前にいきなりメールが来たんですよね。そのころ結構行き詰ってて。僕然りメンバー然り、すごく混沌としてたんです。2ndをリリースしてから半年くらいで、思うように売れもしないし......何かしなきゃいけないんだけど、何をしたらいいんだろう? どうしよう? と思ってるときに"うちがやっているアニメの主題歌をやらないか"というメールが来て。全然知名度もないし、アニメのオープニングをやるのはメジャー・アーティストだったり、知名度があるバンドだからこそできるものだと思ってたから最初は"絶対嘘だ!"と思いました(笑)。でもそれが本当だということがわかって。どうやらYouTubeでMVを見てくださっていて、僕らのことも知ってくれていたみたいなんです。そのときは"まだ早い"と思ったらしく、声をかけるタイミングを見計らってたらしくて。"どうやったらこういうところと繋がれるの?"ってよく訊かれるんですけど、僕らは何もしてないんです。

-強いてLASTGASPがしていたことを言うなら、ちゃんとライヴをして、CDを全国リリースして、YouTubeにMVをアップしていた、という真っ当なバンド活動を送っていたことですね。

岡田:まさか自分がアニメの曲を歌うなんて夢みたいなことが起こるとはまったく思ってなかったです。だから未だに不思議な感じがしますね。弱虫ペダルの主題歌リリース・ツアーで、ROOKiEZ is PUNK'Dと2マンを回ったんですけど......弱虫ペダルのファンの人たちはすごく熱い人が多くて。2マンだから主題歌以外の曲も演奏するんですけど、同じくらい盛り上がってくれるんです。楽しむつもりで来てくれてるんですよね。アニメきっかけで知って"LASTGASPいいかも"と言ってくれる人も多くて。そのときにいろいろ無駄じゃなかったなと思って。

小野田:僕は弱虫ペダルのTVアニメを1期から観ていたので、そのときに主題歌がすごくいいなと思って、まさかここに入れるとは......と思って。もともとアニメ熱がある人間なので、話が来たときはすごく嬉しかったですね。めっちゃいい漫画なんで。

-弱虫ペダルはLASTGASPのカラーとよく合っていると思います。

岡田:それ、よく言っていただくんですけど、自分たちはわからない部分でもあるんですよ。弱虫ペダルは熱量があるというか、がむしゃらというか......ひたむきさや一生懸命さがたくさん詰まった作品だと思ってて。自分が曲を書くうえでもいつも"自分に負けない"とか"自分を応援できる曲を書きたい"と思っているので、そういう部分がリンクしたのかな......? と今でこそ思います。主題歌を作るということで、最初は結構怖かったです。"今まで弱虫ペダルを観てきた人たちにはどう映るんだろう?"って。アニメ・ファンの人による曲の良し悪しもあるなと思ったし......2ちゃんねるとかで叩かれたらどうしよう!って、すごいびくびくしてたんですけど。

全員:(笑)うんうんうん。

岡田:でもいざ蓋を開けてみると"めちゃめちゃいい""超ぴったり"と言っていただくことがすごく多くて、批判の言葉のほうが少ないくらいで。だからすごくほっとしたし、やれて良かったなと思います。

-まずTVアニメ版の主題歌である「Determination」はどのように制作が進んだのでしょう?

岡田:"内容を知ったうえで書き下ろしてもらっていいですか?"と言われて、8時間漫喫にこもって全巻読みまして。もう降ってくることはない、二度と来ないチャンスだと思ったので、ここで俺がいい曲を書けないとチャンスを棒に振ることになる。俺が曲を作るから、メンバーの未来も背負ってると思うので、"ここはなんとか決めなきゃ"という一心でした。ひたすら必死に作って......死ぬかと思いました(笑)。