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INTERVIEW

KORPIKLAANI

2015.06.10UPDATE

2015年06月号掲載

KORPIKLAANI

メンバー:Tuomas Rounakari (Violin)

ユニークすぎる邦題でリリースのたびに話題を振りまく、"フィンランドの森の妖精"と呼ばれるフォーク・メタルの第一人者、KORPIKLAANI!彼らが2012年にリリースした『Manala』(邦題:コルピと黄泉の世界)から約3年ぶり、9枚目となるアルバム『Noita』(邦題:コルピと魔術師達の宝玉)をリリースした。"シャーマン"や"魔女"といった意味を持つ"Noita"という言葉がタイトルに据えられていることから、邦題はあながち間違っていないともいえるが、実際は神話やヨーロッパに古くから残る伝説がモチーフになっているのだから侮れない。新たにSami Perttula(Accordion)を迎えたことによりアップデートされた音像と、その深遠なる世界についてTuomas Rounakari(Violin)が語ってくれた。

-いつごろ新しいアルバムのレコーディングを始めたんですか?

『Manala』(邦題:コルピと黄泉の世界)をリリースしたあと、世界中をツアーしていたから新しいアルバムを作る時間がなかったんだ。だから長い時間をかけてデモを1曲ずつ仕上げていったんだよ。そのデモの中からは何曲か、新たにアレンジを加えてJonne Järvelä(Vo/Gt)のソロ・アルバムの曲としてリリースされたものもあった。そして2014年の9月にやっとペトラックス・スタジオでプリプロを始めることができたんだ。アルバムのミキシングやマスタリングが行われたのがその年の12月から次の年の1月だったかな。

-新しいアルバムのタイトルでもある"Noita"とはどういう意味を含んでいるのですか?

"Noita"とはよく"魔女"という訳し方をされるんだけど、フィンランド語での実際の意味はどっちかって言うと"シャーマン"に近い。もともとはサーミ語(注:スカンジナヴィア半島、および、ロシアのコラ半島に住む先住民、サーミ人が使用する言語)で"知る"という意味を持っているんだ。つまり魔女というのは、宇宙の基本法則やヒーリング、亡霊の世界に関しての知識をたくさん持っている人、ということなんだよ。

-ニュー・アルバムのコンセプトなどがあれば教えて下さい。

これと言ったコンセプトはないんだけど、アルバムのタイトルはTrack.9「Ämmänhauta」(邦題:アンマン古墳)の基となった話からとったんだ。JonneとJarkko Aaltonen(Ba)の地元の近くに実際にある場所なんだけど、そこで何百年も前に魔女が葬られたと言われてるんだ。その魔女は死後、教会の墓地に埋葬されることを希望していたが聖職者がそれを許さなかった。まぁ長い話を短く言えば、その魔女は夜明けに近くの森に埋葬され、そのそばを通る者は彼女を追悼しなければ、全員呪いをかけられることになったんだ。今でもその場所には、通る人たちがお供え物として置いていった小枝が山のように積まれているよ。

-1番新しいメンバーのSami Perttula(Accordion)ですが、彼はいつごろバンドの一員になったんですか? グループに入る前の彼の経歴などもあれば教えてください。

Samiがバンドに入ってもう2年くらい経つかな。フィンランドで行われたアコーディオン・コンテストで、彼がSTRATOVARIUSのカバーを自由曲として演奏していたのを観たんだ。それがすごくかっこいいと思ったから、Juho Kauppinenが辞めたあと、声をかけたんだよ。

-アルバムで1番大事なポイントなどがあれば教えて下さい。

今回のアルバムはSamiがほとんどのアレンジをやってくれたんだけど、おかげでフォークとメタルのバランスが絶妙なものに仕上がったと思っているよ。アルバム全体ではアコーディオンのソロが5ヶ所もあるし、俺がバイオリンで、まるでリード・ギタリストのようなフレーズを弾いている。アルバム内では計5ヶ所のバイオリン・ソロを演奏しているんだけど、特に「Lempo」(邦題:レンポ神/Track.3)と「Minä Näin Vedessä Neidon」(邦題:泳げ人魚!/Track.6)でのソロは、新たなレベルの表現力の頂点を極めたという感じだね。

-今年の活動予定などがあれば教えて下さい。

今はアメリカとカナダのツアー中なんだけど、夏は主にヨーロッパで開催される音楽祭に出て、そのあとはスカンジナヴィアのツアーが待ってるよ。ノルウェーで初めて演奏するんだ! そのあとは"Heidenfest"、そして2015年の終わりと2016年にはヨーロッパで何ヶ所かのツアーをする予定さ。

-日本のファンにひと言お願いします。

また日本に行くのを楽しみにしてるよ! プランの中に入れるべき場所として、いつも日本は挙がっているし、オファーだってもらってるんだ。だから、次の来日はもう時間の問題だね。2016年には行けるように頑張るよ。それまで、まだ日本ではリリースされていないJonneのソロ・アルバムや、俺のソロ・アルバム『Shamanviolin』がオンラインで入手可能だからぜひチェックしてくれ。次一緒にパーティーできる日まで、『Noita』やこれらのアルバムを聴いて楽しんでいてくれ!

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