INTERVIEW
激情★めたりっちぇ
2015.05.12UPDATE
2015年05月号掲載
Member:西野みがき (Vo) 立松みどり (Gt)
Interviewer:荒金 良介
-激情★めたりっちぇは、コンポーザーのヨシングヴェイ・マサムスティーンさんを中心に2013年6月に結成されたそうですね。
みどり:ヨシングヴェイは私が通っていた音楽学校の同期で、普通にクラスも一緒だったんですよ。それでこういうガールズ・バンドをやりたいんだ、しかもメタルみたいな音楽性でいきたいと言われ、声をかけてもらいました。私以外のふたりは音楽関係のツテで声をかけたんですよ。最初、みがきに会ったときはほんとにAKB48みたいなルックスで、明らかにそういうものが好きそうな子が来たなと(笑)。カラオケもそういうものばかり歌う感じで。
みがき:実際に......オタクというか、アニメが大好きです!
みどり:カラオケも萌え声で歌いますからね。それでバンドの方向性を話し合ったときに、歌モノで"萌え声とメタルの融合"みたいな形に落ち着きました。なので、最初から"ギャップ萌え"をコンセプトにしたわけじゃなく、みんなで話し合って、それぞれの持ち味を活かそうと思い、今の形になりました。
-ヨシングヴェイさんはメタルが好きな方なんですよね?
みどり:そうですね。自分でも弾きますからね。彼は幅が広いけど、私はGALNERYUSやヴィジュアル系のメタルから入ったんですよ。解散しましたけど、DELUHIとかラウド寄りのものを聴いてました。で、その人たちのルーツにある洋楽のメタルを辿って、ギター雑誌に載ってるギタリストをコピーしてました。
-ギター・ヒーロー系ですか?
みどり:はい。Nuno Bettencourt、Joe Satrianiも好きで、他にも特集されてるギタリストをコピーしてました。その中でもSyuさん(GALNERYUS)が好きで、Syuさんが影響を受けた音楽も聴いたりして。
-やはりテクニカル系のギタリストが多いんですね?
みどり:テクニカルと泣きですね。エモーショナルなプレイが好きで、それを極めたいんですよ。1番好きなギタリストはSyuさんで、コブシの効いた日本人特有のプレイが好きです。気持ちいいビブラートだったり、チョーキングを弾きたくて。
-みがきさんはカラオケでどんな曲を歌うんですか?
みがき:私はほんとにオタクなので、アニソンばかり歌ってました。このバンドで声をかけてもらったときも、まさかメタルをやるなんて知らなくて(笑)。今までバンド経験もないんですよ。ボイトレに通っていた先生がこのバンドにツテがあって、"良かったら、ヴォーカルやってみない?"と声をかけられたんですよ。デス・ヴォイスと言われても、最初は"ハッ?"という状態から始まりましたからね。カラオケも"けいおん!"とかアイドルの曲ばかり歌っていたので、最初は不安しかなかったです。
みどり:逆にそれが面白いんじゃないかと思って。萌え声でかわゆく歌うのがうまかったし、ヴィジュアル系も好きなんだっけ?
みがき:Acid Black Cherryも好きです。
みどり:メタルはハイトーンのイメージが強いかもしれないけど、別にハイトーンじゃなきゃいけないわけじゃないので。そこに萌え声、ヴィジュアルチックな歌い方が合わさるのは面白いんじゃないかなって。
-ひとりひとりの持ち味というと?
みどり:めたりっちぇらしさと言えば、ギターだと泣きがあり、ピロピロしてたり、"これはみどりが弾くギターやな"とわかってもらえると思う。チョーキングのニュアンスとかも自分の色が出るように心がけてます。
みがき:私は......オタク担当です(笑)。ライヴも煽り担当で、ヘヴィな曲でサークル・モッシュを誘導したり、キャラを活かすように意識してます!