－ヴォーカルに関してはどうですか？

みがき：歌ってますけど、お客さんとひとつになりたいから、どれだけ距離を縮められるかなと。

－歌より煽りに力を入れて？

みがき：そうです（笑）！

みどり：ははははは。

－ライヴでは歌も大事じゃないんですか？

みがき：歌......、いや、煽りですね（笑）。

みどり：歌もちゃんと歌ってますからね。まあ、ライヴ・バンドなのでパフォーマンスでも魅せられたらいいなと。ツーステ踏みながら、ギターも弾いてるし、プレイするときもいつも顔で泣いてます！

－顔で泣いている？

みどり：顔で弾く系のギタリストなんです。女の子で顔を不細工にして、弾く人は少ないと思うんですよ。泣きを売りにして、感情をガーッと入れて弾くことを意識してます。

－レコーディングも感情を大事にして？

みどり：レコーディングでも気持ちが入りますね。だから、他の人には見られたくないんですよ（笑）。速弾きはいくらでも速い人はいるけど、エモーショナルな部分は人によって違うから。そこは自分のカラーが出せる場所だと思ってます。

－みがきさんは自分のヴォーカルで考えていることは？

みがき：自由にやってますね。できあがった曲に対して、いかに自分らしさを出すかの勝負でした。それこそ"好きに歌っていいよ"と言われたけど、メタルをよく理解してなかったので、自分の解釈で探り探り歌いました。

－みがきさんが思うメタルの解釈というと？

みがき：とりあえずゴツゴツしてるみたいな（笑）。ドスが効いた感じで歌えばいいのかなって。どうでしたか？ 良かったですか？

みどり：......。

－みどりさん、穏やかな笑顔を浮かべてます（笑）。

みどり：ガムシャラだったんじゃない？

みがき：私以外はちゃんとしたメタラーなので、"私でいいのかな？"という気持ちが大きくて。ガムシャラにみんなに追いつこうと思ってました。その中で自分らしさもなくさず、自分のポジションを見つけようと。最近ようやく見つけられた気がします。メンバーも歩み寄ってくれたし、バランス良く合わさって、『あっぷぐれーど（仮）』になったかなと。うまく化学反応を起こせました。

－初ライヴはいつごろにやったんですか？

みどり：一昨年の8月1日ですね。今のメンバーになって2ヶ月後にライヴしました。その前にスタジオでは詰めていたんですけどね。

－その後もライヴ活動は定期的に？

みどり：ライヴは毎月やってます。レコーディング期間にもやってましたからね。