MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

NOTHING MORE

2015.03.08UPDATE

NOTHING MORE

Member:Jonny Hawkins (Vo/Dr) Mark Vollelunga (Gt) Daniel Oliver (Ba) Paul O’Brien (Dr)

Interviewer:吉羽 さおり

-このアルバムでどのくらい制作期間があったんですか。

Jonny:書き始めからだと......3年くらいかけているのかな。今はEleven Seven Musicにいるけれども、その当時はまだレーベル契約がなくて。だからお金もなかったんだけど、でもとにかく時間はたっぷりあったんだよね。

-一緒に暮らしているときには、それぞれ何か役割分担はあったんですか?

Jonny:Paulはきれい好きだから、掃除はよくPaulがやってたよね(笑)。

Paul:誰かがやらないといけないしね。

Daniel:食事はMarkかな。

Mark:で、朝食はDanielが(笑)。

-いいバランスですね(笑)。そういうお互いのいい関係性もあって、濃密なアルバムもできたんですね。

Jonny:そうだと思う。メンバーの関係性とかメンバー同士の化学反応がアルバムには反映しているんじゃないかな。

Daniel:NOTHING MOREを始めて10年くらいになるんだけど、バンドがスタートしてから今日に至るまで1度も、解散するとか、そういう雰囲気になることは一切なかったんだ。それだけ同じ時間を共有してきた中で、お互いに何が好きで何が嫌いかもわかってくるし、そういうことを分かち合うことでいいアルバムができたんだと思う。普通のバンドだったら、3~4年やってダメだったら解散しちゃうようなこともあると思うんだけど。

-何をモチベーションにして10年突き進んできたんでしょう。

Jonny:きっと4人ともそれぞれモチベーションは違うのかもしれないけど、僕に関しては小さいころから音楽が好きだったからというのが1番かな。感覚的には我々が音楽を選んだというよりは、"音楽が我々を選んだ"というような気がしているんだ。

-バンドを始めたころの目標と、今の段階での目標で大きく変化したことはありますか。

Jonny:長い間ずっと一緒にいて共通の時間を過ごす中では、つらいことだったり、楽しいこともあったけど、でも長い間かけて丁寧に果物の樹を育んできたような感じがあるんだよね。その中で今思うのは、根気よく、諦めずに続けていくことが大事だっていうことかな。

Daniel:諦めないっていうことは間違いなく言えることだよね。今日こうやって、武道館という夢のような場所に立てるのも、実際諦めずにやってきたからだと思うし。あと、最初に3人でバンドを始めたときから3年間(Paulはあとから加入)、1年ごとに、ナイフの刃を焼いて腕にを焼き印をつけていたんだ――。

Mark:こういう感じで(と、袖をめくってキズ/印を見せてくれる)。

Daniel:この傷を見ることで、"自分が抜けたら、他のふたりはどうなる?"ってなるし。最初のうちは、バンドの誓いとしてそういうことをしていたんだ。だから、僕とMarkとJonnyは同じ傷が残っているんだよね。

-すごい絆なんですね。本国アメリカではアルバムのリリースから1年経っているので、そろそろ次も見据えているところだと思うんですが、こんなことをしてみたいとか、こういう作品を出したいっていうヴィジョンはありますか。

Paul:今まだ、アイディアを考えている時期ではあるんだけど、本格的に今年の夏くらいから、動き出せたらいいなと思ってる。

-でもこの後もオーストラリアに行ったり、ヨーロッパに行ったりとツアーが続きますよね、なかなか時間がとれなそうだけど(笑)。

Paul:ライヴ・モードでずっとやってるから、なかなかレコーディングのスイッチは入りづらいんだけどね(笑)。

Jonny:これもまた音楽を作るうえでの経験だよね。ツアーを通してまた新たに得るものがあるかもしれないからね。