－ちなみにそれぞれどんなバックグラウンドが？

坂本：僕はX JAPAN、GLAY、L'Arc～en～Cielから入って、そこから広がってブラック・ミュージックを聴いたり。なのでルーツにあるのは男くさいというよりは繊細さがあるものだと思います。

峻洋：僕はもともとサッカーをやっていて、高校に入ってドラムをやるようになって。その学校にいた僕のドラムの師匠からSIAM SHADEを教えてもらって。それが音楽のスタートなんです。それから学生時代に流行っているバンド曲も聴くようになって、自分のやりたいことが今見えてきました。

takao：小学生のころとかは全然音楽に興味がなかったんですけど、中学生のときにたまたまTVでUVERworldを見たときに、メッセージもはっきり聴こえてきて一瞬でバッと"あ、俺こういうことやりたいな"と思って。それから歌を始めたんです。日本語はすごくメッセージが伝わるところが魅力的だったので、それをきっかけにJ-ROCKやJ-POPを聴いて育ちました。

鳴風：僕はTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTとBLANKEY JET CITYでロックを知りました。男くさいけど、どこかスタイリッシュで。そういうものがすごく好きでした。

テラ：楽器をやるようになった中学時代はGLAYやL'Arc～en～Cielを聴いてたんですけど、小学生のころから音楽は好きだったのでDEENやWANDS、Mr.Childrenをめちゃくちゃ聴きまくってました。そういう歌モノと同時に、よくゲームのサントラも聴いていて。ゲームの音楽を聴いてるとゲームやってないのにゲームをしている気分になれるんです（笑）。

－（笑）ゲームのサントラもFINAL FANTASYなどハイクオリティなものも多いですしね。バックグラウンドをお伺いしてFo'xTailsの多彩な音楽性にも納得できました。ではメジャーのお話があった経緯は？

takao：もともと坂本たちがやってたバンドの繋がりもあって、今の事務所の社長がライヴを観に来てくれて"いい！"と言ってくれて。そこからいろいろお話を頂くようになったんですけど......ある日いきなり"メジャー決まったから"と言われて（笑）。やっぱり嬉しさと同時にメジャーというものがずっしり来て。

全員：うんうん。

takao：特に俺はこれまで一切会社とかに関わったことがなかったので、活動を重ねるごとにプレッシャーも大きくなる部分もあって。でも、それでもやっぱり楽しさは広がっています。メジャーの話が決まったあとにTVアニメ"黒子のバスケ"の第3期ED主題歌のタイアップが決まって......メジャー以上にびっくりしましたね。俺はもともとずっとジャンプを買ってるので、"黒子のバスケ"は連載当初からずっと読んでいた大好きな漫画だったし。すっごく嬉しかったです。

坂本：アニメに焦点を合わせて曲を作ることをやめて、このバンドを組んでからはひたすら自分たちの音楽を突き詰める作業ばかりをやって、ライヴをやって、音を出して......。そしたら今回そういうタイアップのお話を頂けたというのは、面白いですね。僕も今回のお話をきっかけに読み始めたんですけど、僕もハマっちゃいました。チームっていいなあ......なんて思ったり（笑）、いろんなことを考えさせられるところもあって。すっごく大好きな作品です。

テラ：もともとアニメを毎週見てたので、OPもEDも毎回いい曲だなと思いながら聴いていたし、出てくるキャラクターも魅力的だし、話も面白いし、熱いし。いい感じの青春漫画やな～と思ってて。まさか自分たちがその主題歌をやらせてもらえることになるとは（笑）。

takao：僕らが主題歌を担当することが発表されて"Fo'xTailsって誰！？"と言ってくれる人が多かったので。そういうふうに気に掛けてくださるのは嬉しいですね。