－ラスト曲「But it's too late」は、前半レゲエ、ダブのようなゆったりした展開から激しくなるナンバーで面白かったです。アルバムの中でもわりと異色のアプローチだと思いますが、この曲のアイデアはどんなところから？

石田：緩い感じの音楽も好きで、こういうことを純粋にやってみたいなあと最近思ってたんですよ。だから、新たな挑戦として作ってみました。

りょう：もともとスカ、レゲエ、ダブも好きなんですが、このころたくまに借りてよくJohnny Osbourneを聴いていて、スタジオでよくセッションして遊んでたんですよ。その流れですかね。

たくま：加入する前からレゲエ／ダブ調の曲をやりたい！って、ふたりに言ってたので僕はそれが叶って嬉しかったです。このころりょう君とよく車とかでレゲエを聴き狂ってました（笑）。

－歌詞では人生いかに生きるべきかを綴ったものから、嫌いな人に対する攻撃的な内容まで、メッセージ性の強いものが多いように感じました。歌詞を書く上で心がけていることがあれば教えてください？

りょう：歌詞は僕と純君が書いているんですが、僕は昔からその日その日思ったことやこの言葉いいなあって思ったものを忘れないようにノートや携帯にメモっていくようにしています。本当に僕は根暗なので、嬉しいことも嫌なことも神経質にメモっておくようにしています。

石田：僕は題材を決めて書き溜めるタイプですね。今回はボツだらけで心折れそうになりました。

たくま：僕も歌詞を溜めてるので、いつかどこかで披露したいなあと思ってます。

－今回のアルバム名は作品の内容をそのまま紹介するような、ちょっと人を食ったようなネーミングですね。このアルバム名にした理由を教えてください。

石田：インパクト勝負です。わかりやすくて意味のある名前にもしたかったので、これになりました。

りょう：そのままの意味です。挨拶代わりの13曲16分、もうこれしかない！ってなりました。

たくま：個人的にこのタイトル名を聞いたときに心を持ってかれました。インパクトありすぎ！って。

－今作のレコ発は用意されているのでしょうか？ あるとするなら、どんなツアーにしたいと思っていますか？

たくま：11月20日に僕たちの大好きなハコ、心斎橋火影でレコ発初日やります！ 出演してもらうバンドもすごいことになってます！ ツアー自体はこの日からで、楽しいこともつらいこともメンバーと共有しつつ、素敵なチーム、バンドになれるような内容の濃ゆいツアーにしたいと思っています。

石田：勿論回ります。各地で会う人ともたくさん話したいし、もっといろんなことに向き合って繋がりたいです。

りょう：いつもそうですが、1本1本思いっきりやります。本当にツアーが楽しみです！

－最後にバンドとしての目標や、将来の展望を教えてください。

りょう：どこまでも行きたいです！

たくま：そうですね。どこまでも突っ走りたいです！ 展望は60歳になってもこの3人でバンドをしてたいです！ BPMは遅くなってるかもしれませんが、どこまでも行きたいです （笑）！！！

石田：良い作品を作ることはもちろんですが、やっぱりライヴですね。俺たちなりにいろんなことを見て、感じて、もっと削って、屈指のライヴ・バンドになりたいです。CDを聴いてライヴハウスでお会いしましょう！