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INTERVIEW

URBAN PREDATOR

2014.10.02UPDATE

2014年10月号掲載

URBAN PREDATOR

Member:SOUL(Vo)

Interviewer:荒金 良介

-今回1stミニ・アルバムということになりますが、結成からこの作品を出すまでの6年間は改めてバンドにとってどんな期間だったと言えますか?

6年......やっとできた。という感じですかね。5人編成から始まりメンバーの脱退や体調不良で活動休止したり、天井によじ登って着地するときに頭を打って大流血で救急搬送されたり、まあ大変でしたね(苦笑) 。不甲斐ないライヴをして、悔しくて悔しくて楽屋でひとりで涙したこともありました。けど、やっぱり単純に好きだからやれた部分は大きいです。自分は唯一継続しているのが音楽だけなので。

-紙資料を見ると、GARLIC BOYS、MUSHA×KUSHA、NUMB、MOROHA、ANGRY FROG REBIRTHなど対バンも幅広いメンツとやっていますよね。そこにはバンド側のどんな狙いがあるのでしょうか?

この並びを見たら分かると思うんですけど、ジャンルがバラバラなんですよね。毎回同じようなメンツで固まってしまうことが苦手なんです。根底的に知らないバンドやジャンルレスで面白いものを知りたいだけ、というのもあります。僕らみたいなのが激ロックにインタビューされることにも繋がると思います。畑違うだろとか周りからいろいろ言われると思いますが(苦笑)、 無難なことじゃなくて、ただ面白いことをしたいんです。未だにANGRY FROG REBIRTHと渋谷で開催した共同企画の話を他所ですると驚かれますね(笑)。

-そして、今回の1stミニ・アルバムはどんな内容にしようと思ってましたか?

もう今ある音源化されてない曲をすべて詰め込むだけという気持ちでしたね。あとは前作から小出しにしていたのですが、語り調がかなり強くなってます。この手だとライヴで歌詞は聴きづらいと思うんです。なので音源を手にとってもらって、こういうことを叫んでるんだって知ってもらいたいですね。"うしろもまえもやべー"ってなってもらえれば。(※後ろは楽器隊、前はヴォーカルを表す)

-収録曲はこれまでに作ってきたものも集大成という形なんですか?

そうですね。基本的にはライヴで何回も披露してきた曲たちで。ただ1曲目の「DAWN」はこのために作りましたね。1曲目をあえてライヴでは全然披露してない新曲という課題に初挑戦しました。これは大変でしたね。自分たちはライヴで新曲を披露していって、どんどん形成していくタイプなので。それでも最終的に今の自分たちを表すものになったと思います。

-今回のレコーディングはいかがでしたか?

初めての2回に分けた長期のレコーディングだったんですが、モチベーションを保つのが大変でした。いつ発売できるんだろうとか。それでも熱心に対応してくれてずっとお世話になっている千葉県船橋の"STUDIO NEST"には感謝しています、本当に。マキシマム ザ ホルモンやFACTなども使用していたことで知られるスタジオです。

-音質やサウンド面でこだわった点があれば教えてください?

5曲目の「Your face is dirty」だけはストレートな曲調に合わせて、一発録りをしています。あと、8曲目の「Intro」ではアコースティック・ギターを取り入れてますね。ライヴ感を強調というよりかは、極力クリアな音で激しくしたいという気持ちがありました。特にドラムの音にはかなり気を使いました。

-全編日本語詞というのがバンドの特徴にもなっていますが、歌詞を書くうえで心がけていることはありますか?

5人編成のころは英詞も多かったんですけど、自分が書いた歌詞を英訳するのに限界を感じて、もっとストレートに書きたくなったんですよね。それと表現しやすいのが日本語詞だったというのがありますね。歌詞は基本的に日記のように思いついたときに書き溜めてます。それを完成した曲に当てはめていくんですが、その際にあえて合わないと思われる曲に当てはめるとかはしますね。これはこの曲に合わせてと決めたものを真逆にしたり。そのときに生まれる不協な感じが面白いですね。もちろんストレートに当てはめた曲もありますが。