－Track.3「Rewrite Story」はメタリックでフレーズも音色も主張の強いギター・リフが印象的ですが、私は作品を通し、ギターにもエモーショナルさを感じました。激情的な音の運びは、歌や他の楽器とのバランスも考えながら作っているのですか？

Kyosuke：家で弟と相撲とってる時に思いつきました。やはり気持ちが高ぶっていたので、激しいリフになったのではないかと思います。

Junya：冗談はさておき......スタジオにこもってみんなで曲構成や、フレーズを考えていくことが多いので、ギター・ラインは常にメロディや他の楽器のことを意識しながら作っています。

－Track.6「Tomorrow's Feeling」は歌詞が特にストレートに耳に入ってくるバラードですね。どのようなことを歌っているのでしょうか？

Shouta：この曲は自分の夢に向き合って書いた曲です。あんまりこういった表現は得意ではないんですが、いつも応援してくれるみんなに感謝と決意を伝えたくて、あえてストレートな表現で書きました。

－Track.2「BOT」ですがミュージック・ビデオも観させていただきました。これは恋についての歌ということでよろしいでしょうか？映像踏まえ、この曲に込めたメッセージを聞かせてください。

Shouta：この曲は「Tomorrow's Feeling」よりも少し捻った歌詞になってます。僕は聴いた人が自分の中で自分のストーリーを組み立てられるような歌詞が好きなのでストーリーを特定できるような歌詞はあまり作りません。ただ、さらっとだけ説明させてもらうと......生きてく上では取捨選択が必要で、特に大人になると、自分もそうなんですが、捨てることに慣れすぎて、何も感じなくなってしまうことが多くなる。その感情が失った状態がロボットみたいで、なんとなくさみしく感じてて。大事なものを簡単に捨てないでいてほしいっていうメッセージと、もしそれを失ってしまってもきっと立ち直っていくことができるから！というメッセージを込めたつもりです。映像の女の子は最初倒れていて最後は立ち上がって歩いていくんですが、これは絶望の淵からでも自分の力で立ち直っていける、ということを表現しています。恋の歌かどうかの判断は......お任せします（笑）！

－ハイトーンなクリーン・ヴォーカルは純度100％！と言ってもいいくらい透き通った綺麗な声ですが、シャウト・パートもShoutaさんが歌っているのですよね？クリーンとシャウトという相反する要素を1人で表現することには大変さや、逆に面白さがあると思います。その辺りについて思う部分を聞かせてください。

Shouta：コンセプトである相反する要素の表現というところでシャウトは欠かせない表現方法の1つになっています。純度100％（ありがとうございます、笑）のクリーンとピアノのパートがありそこからシャウト・パートに移ることで静と動の表現が伝わりやすくなると思ってます。クリーンが透き通ってるのは武器である反面、攻撃的な表現や、激情の表現には物足りなく感じる場面もあると思っています。シャウトはそれを補完してくれる表現方法だと思っています。

－曲作りは誰が行っていますか？また、制作の方法や手順に関しても聞かせてください。

Shouta：KyosukeやJunyaがギター・リフを持ってきたり、僕がメロディ・ラインを持ってきて、そのネタからスタジオに集まって作りこんでいくスタイルですね！

－ミュージック・ビデオのYouTube総再生回数が13万回超、RED BULL LIVE ON THE ROAD大阪地区1位通過など、SNSでの影響力が強いようですが、何か工夫してやっていることや、他のバンドとここが違う！という部分はありますか？

Shouta：PVを作り、全国どこの人でも視聴できる環境を作る。その映像を見て興味を持ってくれたファンのかたとSNS等で交流をとりまくる、ですね（笑）！アーティスト感を出してファンの方と距離を置くのも悪くないですが、僕らの性には合いません！ファンのかたと近い距離で、同じ目線で会話をすることで、親身になって応援してもらえるバンドを目指しています。それは今後も変えたくないASOOSの理念の1つですね！

－ツアー・スケジュールが続々と決定しているそうですが、どんなツアーにしていきたいですか？

K-suke：今まで知ってくれてる人がもっと好きになってもらえるような、そして新たに知ってくれた人にも好きになってもらえるようなツアーにしたいです。特に今回は全国流通なので今までのチャネル以外から僕らのことを知ってくれる人も増えると思うのでそういった人たちと出会えるのも楽しみですね！

－ANOTHER STORY OF THE OTHER SIDEの、今後の展望を教えてください。

Shouta：夢は大きいんですが、近々の夢は東名阪ワンマンです！来年の早いタイミングでやれるように動いていきたいですね！

－最後に、激ロックの読者にメッセージをお願いします。

一同：初のミニ・アルバム『BUT I SHOULDN'T STOP HERE』本当に最高のできになったと思います！ぜひぜひ1度手にとってもらえたら嬉しいです！まだまだこれからもみんながワクワクするような面白いことをどんどんやっていく予定なんで、今後もASOOSをよろしくお願いします！