INTERVIEW
The Cackoo
2014.07.08UPDATE
2014年07月号掲載
Interviewer:吉羽 さおり
-1stリミックス・アルバム『Schwarzwald』が完成しました。アグレッシヴで、衝動にあふれた内容になりましたが、現在の手ごたえはいかがですか。
うるさくてもポップであるということ。そして今感じているカッコ良いモノを出しました。でき上がった音を聴いて、過去4人がやってきた音楽が一切匂わないアルバムになったし、今頑張って音楽を作ってる証明ができたと感じました。
-今作はデビュー作で、リミックス・アルバムということですが、"リミックス"と打ったのはどういった理由からですか。
リミックスには、混ぜるや練り直すという意味があって、ガッチリとアレンジが決まってる段階にあるデモ楽曲をメンバーに混ぜてもらいたいという気持ちがあり、後はレーベル代表から、そういうアイディアがありましたので乗っかりました。
-バンド・サウンドによる躍動感と、硬質なデジタル・サウンドの凶暴性とで、攻撃的な音となっています。The Cackooとしては、この作品でどういったサウンドを目指しているのでしょうか。
いわば、ロックの衝動そのものをThe Cackooとして掲示したかったです。
-結成時より、現在のサウンドの形だったのでしょうか。ここに至るまでの変遷や、変化があれば、どのように変わってきたのか教えてください。
初めから同期ありきのサウンドでした。現代のテクノロジーを使ったサウンド・アプローチがいいなとメンバーからの言葉もありましたので、デジタルと融合したいという意見は一致していました。
-現在、EDMやエレクトロを取り入れたロック・バンド、ラウド・ミュージックも多いですが、The Cackooに感じるのはTHE MAD CAPSULE MARKETSのような、デジタルなサウンドを血肉化してダイナミックな音を生んでいる点です。バンド・サウンドとデジタルなサウンドとの在り方で意識していることはありますか。
バンド・サウンドとデジタル・サウンドの音がブツかって戦っている感じにしたかったです。
-ドラムはあくまで人力の柔軟なビートを重視しているように思いますが、デジタルな要素を導入する上で気をつけていることはありますか。
最新鋭のスーパー・マシンをゴリラが操縦するような危なっかしさと痛快さを追求しました。
-ハードコアから、オーセンティックなロック、サイケデリックな匂いまで、たくさんの要素を感じるThe Cackooですが、サウンドのルーツとなったバンド、影響のあるバンドやシーン、またメンバーそれぞれの音楽的なルーツを教えてください。
決して何かに誰かになろうとしてるわけではないですが、今もたくさんのバンドにたくさんの音楽に影響や刺激をもらっています。