－Davidが脱退し、Brandon Lockwoodが新たに加入した経緯を教えていただけますか？

Davidとは今もとっても仲良しよ。何か悪いことをして脱退した訳じゃないから(笑)。日本に行くことになった直前に、ツアー三昧の生活が自分に合ってないって気づいたのよ。家族やガールフレンドのそばにいたかったのよね。あと、学校にも行きたいってずっと言っていたの。でもどんどん忙しくなっちゃって、犠牲にするものが増えていく中で、好きで犠牲にしているんじゃないって思うようになったのよ。だから友達として、彼を解放したのよ。今でも友達だし、彼には幸せになってもらいたいと思ってるわ。実際、今は学業がとてもうまくいっているのよ。ヨーロッパに留学しているの。応援しているし、うまくいってハッピーよ。私たちの方もハッピーな展開になったしね。Brandonはとにかくパーフェクトなの！とにかくベースが驚くほどうまいし、『Becoming』に彼ならではのサウンドを入れてくれていると思うわ。彼とは地元キッチュナーの音楽コミュニティで出会ったの。結構前から知り合いだったのよね。いつかは何か一緒にやりたいねって話をしていたけど、彼は色んなバンドを渡り歩いていたし、私もCOURAGE MY LOVEが忙しかったから、なかなかチャンスがなくて。ベースに空きができたときは、誰を入れようか心が決まっていたわ。入ってくれてラッキーよ。

－スムーズなメンバー・チェンジでよかったですね。時にはリスキーなこともありますから。

そうなのよ。初めてのメンバー・チェンジだったからどうなるか分からなかったけど、最高の結果になったと思うわ。バンドとしても強くなったと思うし。3人がクリエイティヴなアイデアを持ち寄って、それぞれがバンドに打ち込んでいるしね。

－オフィシャル・フォトやミュージック・ビデオを拝見させていただきましたが、あなたのルックスがロング・ヘアに金メッシュというヘア・スタイルに、メイクもかなり大人びたものになっていて驚きました。前作のオフィシャル・フォトやMVとはガラッとイメージ・チェンジしましたね？あなたの最近のお気に入りのスタイルやブランドを教えてください。

(笑) うーん......私はダークでグランジなスタイルが好きなの。90年代のグランジ・ルックスみたいなの。あと、きちんとした感じのも好き。チープに見えたくないから。でも、あまりきちっとしすぎているのは好きじゃないから、その中間みたいな感じかな。ブランドのことはよく分からないけど、どちらかというとアンダーグラウンドなブランドのものが好きかな。ヴィンテージ・ショップにもよく行くし。

－PhoenixはUNDEROATHのロゴTシャツや肩でザックリ切り落としたジージャンにゴシックなメイクでポスト・ハードコア・キッズ風ですね。Phoenixの最近のお気に入りのブランドやスタイルをご存知でしたら教えてください。

そうそう。あの子はずっとパンクに夢中で、ハードコアも大好きだからね。ドラマーだからかも知れないけど、エッジの効いた服もすごくカッコよく着こなすのよ！双子だけど、あの子はそういうのが本当に上手だと思うわ。

－一緒にショッピングに行ったり、似たようなテイストになることはありますか。

もちろん！テイストは結構似ているときもあるのよ。ショッピングに一緒に行くことはそんなにしょっちゅうないけど、ツアーの合間にちょこちょこ行ったりするわ。日本ではいっぱい買い物したのよ。原宿とかでね(笑)。ニューヨークでもクールな服をたくさん見つけたわ。あの子は私より男の子っぽい格好が得意だと思う。私はもう少しガーリーなものをミックスしているの。

－あなたがたと同年である2008年結成のTONIGHT ALIVEとは音楽性の面でも美人女性ヴォーカルがいる面、そしてスクリーモ・バンドやメタルコア・バンドと対バンが多いなど共通点が非常に多いなと感じているのですが、彼女たちの存在を意識したとはありますか？また共演した経験や楽屋で話したことなどはありますか？

まだ共演したことはないのよ。Warped Tourは一緒に行ったけど、他にも山ほどバンドがいたから、一緒と言えるかどうか......。もちろん共通点はいっぱいあると思うわ。音楽的にも結構似ているしね。フロント・ウーマンがいるバンドはみんな同じような経験をすると思う、困難も機会も。だから私も、女性がいるバンドには親しみを感じているの。女性が活躍していることを誇りにも思うわ。女だって男と同じくらいロックできるもの！だからTONIGHT ALIVEにももちろん親しみを感じているわ。それに彼女たちのニュー・アルバムをとても気に入っているの。

－Warped Tourで話す機会はあったのですか。

ええ。一緒に遊びに行く機会はなかったけど、Jenna（McDougall）に挨拶することはできたわ。今度はもっと一緒に過ごしてみたいな。確か、日本では一時期レーベル仲間だったこともあるはずだし。