INTERVIEW
Neverlost
2013.08.16UPDATE
2013年08月号掲載
Member:Yu (Vo)
Interviewer:ムラオカ
-結成から今に至るまでの経緯を教えていただきたいのですが、結成の時はYu君はまだバンドにいなかったんですよね?
僕以外の4人で活動してて、後からメンバーの奏君に“ヴォーカルやらない?”って言われて。その時にヴォーカルに興味を持ち出していたので、“あ、やってみる”ってそれぐらいの感覚で入って。そこからですね。
-結成当初は他にヴォーカルがいたようですが、ツイン・ヴォーカルだったのですか?
ピン・ヴォーカルは僕だけで、他に女性ギター/ヴォーカルがいました。僕以外の4人でやってて。
-では、ヴォーカル交代ではなく、プラス・アルファで加入したということですね。
そうですね。
-そこから女性ギター/ヴォーカルのメンバーが脱退していますが、再度女性ヴォーカルを入れようとはならなかったのですか?
そうですね。男だけになったからこそ、男らしい曲をやろうと。凄い仲は良かったんですけど、やっぱり女の子がメンバーにいるって大変だったんですよ、いろいろと。
-それはどういう面でですか?
う~ん、優先順位とか……。曲作りの時にその子がいっぱい曲を持ってくるんですが、天才だったんですよ。だから僕らがついていけなくて…。それがけっこう大変でした。苦笑
-方向性とかそういう問題ではなく?
はい。
-ちなみにNeverlostというバンド名の由来は?
その女の子が付けたんですが、THE SMASHING PUMPKINSのアルバム『Zeitgeist』の7曲目からとりました。
-またベタじゃないところから取りましたね(笑)。
そこがまた彼女のコアなところですね(笑)。
-他のメンバーも気に入ってますか?
気に入ってます。長いバンド名はいっぱいいるんですけど、1単語ですし。“ネ”っていう言葉で始まるのも好きなんですよね。なかなか無い気がして“ネ”って(笑)。
-(笑)昨年初開催されたGEKI-ROCK IN OKINAWAの時に出演していただきましたが、当時は沖縄県外でのライヴはほとんどやってない状況でしたよね。そんな中、激ロック開催、SiMの初来沖、大先輩のROACHも出演と満員の大舞台でしたが、今振り返ってみていかがですか?
激ロックマガジンも読んだり、激ロックのイベントにも遠くからかなり刺激を受けていたので、それに出れるってことが刺激的でした。更によく聴いていたSiMが初来沖して迎え入れられるっていうのが凄い嬉しくて嬉しくて。ただ嬉しいっていうのではなく、SiMを沖縄に迎え入れて、それをみんなに観せることができることが嬉しかったですね。あとはこのシーンの沖縄代表として出れることに誇りを持ったというか。僕らが連れてきたわけじゃないですけど、“ついにこういう機会がきた!”っていうことが嬉しかったです。
-その後、まだまだ沖縄中心での活動の中、現在のレーベルBULLISHIT RECORDSと契約に至ったわけですが、その経緯を教えていただけますか?
ROACHの後輩として沖縄でやっていて、何度もROACHと一緒にやる機会があって。沖縄には僕らの世代でこういうエモとかスクリーモをやっているバンドがいなくて、それで僕らが先頭に立ってやっていたんですけど、ROACHを見ていて県外のツアーにも行きたいなって話していて、その時にtaamaさん(ROACH / Vo)に声を掛けてもらって。“BULLSHIT RECORDSっていうのを立ち上げるから、Neverlostも一緒にやっていかない?”って。
-まずはレーベル側からでなく、taama君から声を掛けられて紹介されたのですね。
そうでした。
-そこからはどういう経緯でしたか?
それから沖縄にライヴを見に来てくれました。そこからスルスルと話は進みました。
-その当時は最年少の奏(Ba)君は何歳でしたか?
高校1年生か中学3年生だったと思います。
-他のバンドに比べても群を抜いて若かったわけですが、契約するにあたっていかがでしたか?
そうですね。でもあまり契約どうこうっていうよりは、“ツアーに出たい!”とか“県外でいろんなバンドとやりたい!”ってそういう意思が1番だったので。