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INTERVIEW

トライアンパサンディ

2013.03.19UPDATE

2013年03月号掲載

トライアンパサンディ

Member:G-YUNcoSANDY (Vo)

Interviewer:ムラオカ

-それぞれの出会い、そしてトライアンパサンディ結成に至るまでを教えてください。

この5人は、元々”G-YUNソロ・プロジェクトのサポート"として集まりました。そして、約1年”G-YUN”としてのソロ活動を支えてもらいました。ギターのMISSYとは以前のバンドGOLLBETTYのオリジナル・メンバーで、ずっと一緒に音楽をやっていました。GOLLBETTYを解散して、あたしは音楽を続けるために名古屋から上京し、いろいろ考えた結果バンド・サウンドの中で歌いたくて、その曲作りの相棒としてやはりMISSYは欠かせなくて、名古屋から呼び寄せました。ドラムのWANIもお互い以前のバンドで交流があり、もの凄く魅力的なドラマーだったので、ソロのサポートをお願いして。そのWANIが紹介してくれたベーシストがRyo-Hey。ギターのHIDEは、あたしが上京したてに働いてたスケボーバーのフランス人店長のバンド・メンバーで、よく音楽の話をしてて、“サポートやる?”ってな感じで誘いましたね。自分の中で"バンド"に対して恋をすることが怖くなっていたので”ソロ”を選んだはずだったけれど、この5人で音楽していくうちに、“あ、もう恋しとるやん”って気付き始めて。でも、ほんっとにいろいろと考え込んでしまう自分は、なかなか“バンドしようぜ!”が言えず・・・……結果、メンバーが背中を押してくれて、“よし、この5人で新たにバンド組んで夢見ようぜ!”って。この5人なら、夢みれるんじゃないか!って。もう二度とバンドは組まないって頑になっていた心を4人が解いてくれて、新バンド結成に至りました。

-バンド名が非常に言いにくい反面、非常に印象的ですね。バンド名のルーツを教えてください。

“バンドしよう!”って決めてからどんな音楽性にしたいかとか話しつつ初期衝動と手探りで楽曲を作り始めて、同時にバンド名を考えていたんですけどなかなか決まらず。ある時、曲作り中にあたしの頭の中にフワーって△の中に&が入ったロゴが浮かんだんです。それで、トライアングルとアンパサンドを足して、いくつか造語を作りました。自分が音楽で生み出したい“繋ぐ”の気持ち。それは、自分達バンド、オーディエンス、ライヴハウスに溢れる音楽の3つが重なって初めて生まれるもので、三角関係。だからコレだ!って思いました。ざっくりとテーマにあった”宇宙感”にトライアンパサンドっていう惑星っぽいネーミングは凄くマッチしていたけれど、その惑星に住む人の名前っぽくしたい……で、語尾が「ディ」になりました(笑)。そんな素敵な三角関係の星を築けるバンドになれたらって。はい、ロマンチストっす。

-G-YUNcoSANDYさんはGOLLBETTY解散からソロ・デビューを果たし、また今回再びバンド結成となったわけですが、バンドのいいところ、悪いところ、ソロのいいところ、悪いところそれぞれ理解していると思います。バンド、ソロ両方を経験して、あえて再びバンドでの活動を選択した理由を教えてください。

正直、自分はバンドの中で歌うことが好きだったので”ソロ”がしたかったわけじゃなかったんです。でも、解散を決めた時、“もう恋なんてしない”って思ったんです。 ”バンドは家族みたいなもの”とよく言いますが、あたしにとっては”バンドは恋人”の方がしっくりくる。何があっても決して崩れない家族の絆とは違う。いろんな感情、環境、言葉、感性、それが奇跡的に重なり合えたり、重なり合わなくなったりして失うこともある存在。だから、家族じゃなくて恋人。だから恋なんてもう……って、怖かったからです。でも、この4人と出会って、いろんな感情、環境、言葉、感性、それが奇跡的に重なり合えた。4人で作られていく音楽にときめいたし、何よりも“あぁ、楽しい!”って思えた。めっちゃくちゃ単純で純粋にそう思えたのが嬉しくて、この人たちとならバンド、恋できるって思えたからです。

-1stアルバム『PLANET of the TRIAMPERSAND』が完成おめでとうございます。今の気持ちを教えてもらえますか。

嬉しいです。まだ結成して5ヶ月やけど、こうしてトラパ(トライアンパサンディの略)の子供を産み落とすことができるのはとても嬉しいです。この子たちを受け取ってくれる人たちが、どんな風に育てていってくれるだろう?ってワクワクします。

-聴かせていただきましたが、ポップ・ロックとダンス・サウンドの融合がトライアンパサンディの大きな特徴の1つだと思うのですが、この2つの要素を合わせた音楽をやろうと思ったきっかけを教えてください。

「ROLLY-POP」という楽曲ができたとき、全員一致で“キター!!”って(笑)。個々の感性&個性がバシッっとはまった。まずはこの曲を軸に枝を増やしてやってみよう!そうしよう!!って、ある夜の喫茶店ミーティングで決まりました。

-ダンスやエレクトロを取り入れている日本のバンドはいないわけではないのですが、女性ヴォーカルでのこういうスタイルのバンドって皆無に等しいですよね?

う〜ん、確かにそうなのかもしれないっすね。あたしがあまりこっちのシーンを知らないだけかもしれないですが……!!