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INTERVIEW

VANILLA SKY

2013.01.09UPDATE

2013年01月号掲載

VANILLA SKY

メンバー:Brian (Vo/Gt) Vinx (Vo/Gt) Jacopo (Dr)

インタビュアー:山本 真由

-結成10周年を記念するアルバム『The Band Not The Movie』のリリース、おめでとうございます!作品を完成させた気分はいかがですか?

Vinx(以下V):ありがとう!こうして10年も音楽を続けていられることを嬉しく思うし、南ヨーロッパのベテラン・ポップ・パンク・バンドの1つとして受け入れられていることをありがたく思うよ。今回のアルバムは自主レーベルからのリリースになるんだけど、衰退しつつあるヨーロッパの音楽業界において、こうした行動をとれることは意味のあることだと思うんだ。

-前作カヴァー・アルバム『Punk Is Dead』リリース時のインタビューで、新作は2012年の初頭にはリリースしたいと語っていましたが、少しリリースが遅れたのは、10周年ということで、これまで以上にこだわって制作されたということでしょうか?

V:それもあるけど、今年の初めにTonyが脱退したから作曲作業もレコーディングも、一度スケジュールを組み直さなきゃいけなくなって。あと、ヨーロッパでの夏のツアーも決まっていたりしたからさ。そうこうしている間にヨーロッパの音楽市場にはいろんな変化があって、リリースの時期が遅れたのは逆に俺たちにとってはよかったのかもしれないな。

-"VANILLA SKYはバンドで、映画ではない"というユニークなタイトルがつけられていますが、これはどなたのアイデアですか?また、このタイトルを採用した理由は?

V:最初はセルフ・タイトルにしようと思っていたんだ。だけど、初心に立ち返るっていうピュアな意味も込められるし、ユーモアもあるし、それで"The Band Not The Movie"に決めたんだ。Myspaceにはバンドの標語としてずっと、The Band Not The Movieって載せているんだよ。だってVANILLA SKYっていうとTom Cruise主演の映画を思い浮かべる人が多いからさ。バンド名をVANILLA SKYに決めたときはまだ、メンバーの誰もあの映画を見たことがなかったんだけどね。とにかく、俺たちは初期衝動として自分たちが信じてきたポップ・パンク・サウンドをもう一度見直すことにしたんだ。偉人たちが伝えたパンク精神に敬意を払う。こうした思いが今回のアルバムを作り上げ、俺たち自身が本当に楽しんでいることを伝えられる作品になったと思うよ。

-10周年には特別なことをしたいとも語っていましたね。例えば映画を作るとか。「Ten Years」のミュージック・ビデオにはストーリーがありそうですが、関係はありますか?

V:「Ten Years」のビデオでは俺たちの恐怖心や希望を旅路に置き換えて表現しているんだ。今、ドキュメンタリー映画を制作中で、来年にはリリースできるかな。この映画のタイトルも"The Band Not The Movie"になる予定だよ。制作を開始してそろそろ1年になるけど、もうすぐ全て完成する予定。バンドとの両立は大変だけど、そこに情熱がある限り、全力を注ぐべきなんだ。この10年間に成し遂げてきたことに誇りをもっているよ。そして、ずっとサポートを続けてくれるダイスケ(BULLION)と仕事をできることをとても嬉しく思っているんだ。とにかく、未来は明るいんだ。

-本作はエモーショナルながら、VANILLA SKYの激しい部分が強く出ている作品だと感じました。ライヴでも盛り上がりそうな曲が多いですが、ライヴでの再現を強く意識した作品なのでしょうか?

V:ライヴのことを考えて曲作りをするわけじゃないけど、でもそういうところもあるかもね。今回のアルバムは初期衝動と大人になって現実が見えた上での希望、これらが融合されたものなんだ。ロシアでのツアーでは早速イイ反応をもらっているよ。このアルバムを引っ提げてたくさんの街にライヴしに行くことを楽しみにしているんだ。

-私個人的には、Track.9「Wake Up Call」がお気に入りです。メロディがキャッチーで聴いていると凄くポジティヴな気分になれます。VANILLA SKYのメンバーのおすすめの曲や、思い入れの強い曲はどの曲ですか?

Jacopo(以下J):「Wake Up Call」を気に入ってくれてありがとう。俺個人的には、その曲はこのアルバムの中では最もロック性が強い曲で、ポップ・パンク性は少ない曲かな。メンバー全員もちろん全曲おすすめだよ。1曲1曲がパズルの1ピースであって、全曲合わさってひとつの形になるからね。俺個人的にも全曲好きだけど、その中でも1番は「Hold On」かな。この曲は親友であり、素晴らしいミュージシャンでもあるFROM DAWN TO FALLのJojoと一緒に作ったんだ。