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INTERVIEW

militarysniperpinfall

2012.12.11UPDATE

2012年12月号掲載

militarysniperpinfall

Member:西谷 (Vo)

Interviewer:ムラオカ

-初めてのインタビューとなりますので基本的なことから教えてください。結成したのはいつ頃でしょうか?

実は結成から数えると結構長くて2004年になります。当時はバンドの表記もMILITARY SNIPER PINFALLでやってました。

-結成の経緯を教えてください。また今のメンバーは皆さん結成当初からのメンバーでしょうか?

当時は、いわゆるミクスチャー・ロック全盛の頃でその影響もあって立ち上げたのがキッカケですね。最初は自分(西谷/Vo)と三希(Ba)とで始めて、スタジオなどに貼ってあるメンバー募集の貼り紙を頼りにメンバーを探しつつな感じで……。その後縁あって知人の紹介で今井(Dr)と出会ったんです。音楽性も今のスタイルでなくラップコアというか、まぁ、ミクスチャー・ロック・マナーというか……それに2MCスタイルでしたし。ギターはずっとサポート・メンバーで活動していたんですが、ひょんなことから某SNSで松村(Gt)との出会いがありました。お互い共通の知人がいたことで一気に距離感も縮まってバンドに入ってもらったという流れですね。その後、もう1人のヴォーカルが脱退して、2008年に現在の4人に落ち着きました。音楽性もそれを期にガラッと変えた感じです。

-militarysniperpinfallとは非常にインパクトがある反面、覚えにくいバンド名ですね(笑)。 このバンド名に決まった経緯を教えてください。

たまにバンド名の意味を聞かれるんですがこの名前に決めた時は特に意味合いはなかったんです。リリック・ノートの端っこにメモ的に書かれていたのが“ミリタリー”、“スナイパー”、“ピンフォール”で、それを繋げただけですね。日本語ミクスチャー・ロック・バンドが好んで使いそうな単語ですよね(笑)。militarysniperpinfallという表記に変えたのも4人になって変化を持たせたかったからというところからです。全部小文字でスペースもなく、読み辛いのは本人たちも自覚してるんですが1つの単語にしたいっていうのと、単純にひねくれてるからですね(笑)。

-最近では男性の中に女性メンバーがいるバンドはかなり増えてきており、珍しくなくなってきましたが、あなたがたのような音楽性のバンドではまだまだ少ないのではないかと思いますが、女性メンバーがいてプラスな部分ともしマイナスな部分があればそれも教えてください。

グッズのTシャツのたたみ方が綺麗というところですね(笑)。男チームはガサツなのが多いので、グッズ関連でなくバンドを動かすことにおいての細かな部分を整えてくれるのは実際のところ、大分助かってます。まぁ、これに関しては性格上の問題もあると思いますけど(笑)。マイナスな部分は特にないですね。時代もあるのか、こういう音を鳴らしてるバンドって男の世界的な偏見が前はあったのかもしれないですが女性がメンバーにいる時点でナメられるというような経験は感じてません。あくまでも自分たちの中でですけど。

-1stフル・アルバム『suite』完成おめでとうございます。はじめてのフル・アルバムということで喜びもひとしおではないでしょうか?完成した今の気持ちを教えてください。

ありがとうございます。そうですね、作品を形にするっていうことは今現在の自分たちを鏡に写すようなものだと思うんです。『suite』を完成させる上での苦労や喜びなど全て含めて現時点でのmilitarysniperpinfallと改めて向き合えたことはやはり達成感を感じますね。

-この作品『suite』が1stフル・アルバムということですが、今までにミニ・アルバムやスプリット作品などをリリースした経験はありますか?

今までは自主で3枚ほどデモとして発表しています。

-『suite』とは特別室、一組、音楽組曲などいくつかの意味がありますが、アルバム・タイトルに込めた想いを教えていただけますか?

僕らの作る楽曲ですが、曲展開が激しいんですよね。それにメンバーそれぞれのバックボーンも影響して様々なテイストが楽曲中に見られると思うんです。そういう意味では複数の楽曲が1つになっている“組曲”という言葉が当てはまるということ、そして“スイートルーム”って特別じゃないですか。やっぱりリスナーにとっても自分たちにとっても特別なモノであって欲しいという願いもありますね。それに、口頭で発すると“スイート”は大抵“sweet”と認識する方が多いと思うんです。日本人に凄く聞き慣れた単語ですよね?その辺の言葉遊びも含まれてます(笑)。

-歌詞カードはいただいていないのですべて把握しているわけではありませんが、かなり歌詞にも重点を置いているスタイルだと感じました。あなたがたが自分たちの歌詞を通してリスナーに伝えたいことは何でしょうか?

そうですね。リリックに関しても昔は角張った言葉を確信犯的に使うこともしてました。難しい言葉を使って組み立てるというような、そんな感じです。でも、それはいわゆるファッションの1つに位置するんじゃないかって思ったんですよ。僕らは日本語詞ですし、リスナーの9分9厘は日本人でしょうしね。だったら、もっと伝わりやすい言葉で書きたくなったんです。普段の会話に近いような。そして、絶対的なテーマとしてあるのはラブ・ソングだってことです。直球の愛や恋をテーマにした詞だけがラブ・ソングじゃないと思うので(笑)。