MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

BEYOND ALL RECOGNITION

2012.12.07UPDATE

2012年12月号掲載

BEYOND ALL RECOGNITION

Member:Edwin Jansson (Dr)

Interviewer:ムラオカ

-はじめてのインタビューとなりますので、まずは結成の経緯を教えてください。

結成は2008年。結成当時のメンバーは Paul Gidlöf、David Eriksen、Pontus Bergström、Sebastian Maxe で、2009年にDavid Söhr (Vo / Scream)・Thom Kajava (Vo / Clean)、Simon Granath (Dr) が加入したんだ。1st EP『To Be A Part Of The End』のレコーディングとリリースは2009年だよ。メタルとダブステップを融合させるってアイディアは2010年まで生まれてなかったんだ。2011年初頭にシングル『Now Or Never』をリリースしたんだけど、これが俺たちの最初のダブコアの作品かな。俺が加入したのはその頃だよ。『Now Or Never』のリリース後すぐに俺たちは『This Is Dubcore』の制作に取り掛かって、2011年末にリリースした。『Drop=Dead』の制作を開始するにあたっては、今まで以上に音に重厚感を加えようってことになったんだ。俺たちの音をもっと攻撃的に、容赦のない感じにしようとね。だから、BEYOND ALL RECOGNITION(以下BAR)にクリーン・ヴォーカルは必要なくなってしまった。それで Thom が脱退することになって現メンバーになったんだよ。現メンバーは安定していて、お互い目指すゴールが同じなんだ。全員が同じ未来に向かって進んでいるって言えるよ!

-BEYOND ALL RECOGNITION(見分けのつかないほどの)というバンド名はどういった想いを込めて付けたのでしょうか?

バンド名は映画『プライベート・ライアン』から付けたんだ。映画の中で、ある兵士が“fuck up beyond all recognition”って言うんだけど、その響きがすごくカッコイイって思って。それでバンド名に決めたんだよ。

-老舗メタル・レーベルであるNapalm Recordsがあなた方のような先進性に富んだバンドと契約したことは少々意外に感じました。契約に至った経緯を教えてください。

シングル『Now Or Never』のリリース後すぐに、たくさんのレーベルに売り込みを始めたんだけど、そうこうしてるうちに Napalm Records がうちと契約しないかって連絡をくれたんだ。バンドのメンバーやマネージャーと何度も話し合いをして、Napalm Records と契約することは BAR を前進させることに違いないって結論に至ったんだ。それで彼らとの契約を決めたんだ。今日まで Napalm Records と一緒に仕事をしてきて思うことは、彼らは本当に素晴らしいよ。

-アルバム『Drop=Dead』リリースおめでとうございます。

ありがとう!たくさんの人から“すごくカッコいい!”って嬉しい反応をもらっているよ。いろんなジャンルが融合された音が好きな人ってたくさんいるんだなって思ったよ。もちろん、喜ばしくない反応もあるけど、俺たちは批判も大事な反応だと思って受け止めるよ。

-アルバム・タイトル『Drop=Dead』とはBRING ME THE HORIZONのOli(Vo)のクロージング・ブランドのDROP DEAD CLOTHINGを思わせますね?このタイトルにした理由を教えてください。

ブランド名とよく似てることは分かってるけど、“Drop=Dead”の意味は単純に、俺たちの曲にリスナーがブッ飛んでそしてクタバレってことだよ。曲を聴く前と聴いた後では世界が変わるっていうか、“嵐の前の静けさ”ってやつだね。あとは、“Drop=Dead ”って響きがカッコいいから付けたんだ。

-Fredrik "Alexius" Eklundという人物がダブステップ、エレクトロの・パートの制作を行っているとのことですが彼はどのような人物なのでしょうか、紹介してください。

Fredrik と一緒に仕事をしだしたのは EP『This Is Dubcore』の頃だよ。俺たちの音にエレクトロ/ダブステップ感を強くするには、エレクトロ/ダブステップの経験者を迎える必要があると思ったんだ。彼は俺たちに新しい要素をもたらしてくれたよ。彼を迎えたのは間違いではなかった。彼は本当に素晴らしいんだ。彼が教えてくれたことは本当に俺たちにとってためになったよ。彼は俺たちみたいにメタルばっかり聴いてるわけじゃないから彼が作ったエレクトロ/ダブステップは俺たちには新鮮なんだ。彼との出会いで BAR の音は思い描いていたものよりはるかに素晴らしくなったと思うよ。

-ダブステップを取り入れているメタルコア、ポストハードコア・バンドは最近増えてきていますが、あなたがたのようにアルバム全編に導入するバンドは聴いたことはありません。ここまで徹底して導入しようと思った理由を教えてください。

俺たちは単純にダブコアが好きなんだ。ダブステップを取り入れているバンドが増えていることは知っているけど、アルバム全編に重厚なエレクトロ/ダブステップを取り入れているメタルコアのバンドは知らないなあ。でも、俺たちがこうなったのは必然的かもね。俺たちみたいなメタル野郎にはね。エレクトロ/ダブステップの要素を加えてみたら、楽曲の制作の幅が広がったよ。俺たちのサウンドが将来どうなっていくかは分からないけど、でも、何らかの形でエレクトロが影響していくことは確信できるよ!