INTERVIEW
OUTLINE IN COLOR
2012.11.08UPDATE
2012年11月号掲載
Member:Michael Skaggs (Ba)
Interviewer:ムラオカ
-あなたがたはオクラホマ州タルサというあまり耳に馴染みのない土地の出身とのことですが、タルサについて教えてください。また今もタルサを本拠地にしているのでしょうか?
オクラホマ州タルサはアメリカの中西部にあって、夏はすごく暑いし、冬はすごく寒いし、竜巻まで発生するよ(笑)。でも、俺たちはこの土地が大好きだよ。本拠地は今もタルサ。でもいつか他の土地に行くこともあるかもしれないね。
-前EPはここ日本でも2011年の7月にリリースされスマッシュ・ヒットしていますが、日本での状況は聞いていますか?
俺たちが最後に報告を受けたときより今は枚数が変わっているかもしれないね。日本のCDショップに俺たちのCDが並んでいることはすごく嬉しいよ。アメリカのCDショップには並んでないのに(笑)。
-日本でリリースされる半年前にJon(Vo)が脱退しK.C. Simonsenが加入してからJonのヴォーカルが収録された音源が日本でリリースされるということに対して少し複雑な心境にはなりませんでしたか?
Jonが辞めたのは悲しかったな。俺たちはJonの声が大好きだからレコーディングに参加しないか彼に聞いてみたんだ。だけど、ライヴへの参加は承諾してくれたけど、バンドのメンバーとしての活動はできないって言うんだ。だからK.C.をメンバーとして迎えることになったんだよ。K.C.は才能に溢れていて本当に素晴らしいんだ。彼の音楽への情熱も本当に素晴らしいよ。
-ちなみにJonが脱退した理由を教えていただけますか?
Jonが脱退した理由は、彼がバンドに人生をすべて捧げることができなかったから。俺たちは今でも彼のことが大好きだよ。彼は今でもたまにゲストでライヴに参加してくれるんだ。
-また新ヴォーカリストがK.C.に決定した経緯を教えてください。
信じられないかもしれないけど、K.C.のことはYouTubeで見つけたんだ。彼を見たときビビッときた。彼とは初日から息がぴったり合ったよ。彼はOICとして活動するためにボストンからタルサに引っ越してきて、タルサからバークリー音楽大学に通っていたんだ。
-OUTLINE IN COLORというバンド名を聞き、“繊細で美しい”という印象を受けました。このバンド名はどうやって決定に至ったのでしょうか?
この名前はメンバー全員気に入っているけど、名前に特別な深い意味はないんだ。このバンド名が決定するまでしばらくの間、俺たちはバンド名が未決定のまま活動していたんだけど、OUTLINE IN COLORは初めてメンバー全員がイイネ!って思った名前なんだ。
-ミックスはA DAY TO REMEMBERも手掛けているAndrew Wadeが担当していますね。そのお陰もあってか非常にタイトなサウンドに仕上がっていますね。まずAndrewが担当することになった経緯を教えてください。
ミックスはAndrew Wadeにお願いしたけど、レコーディングは全曲、Seejay(Gt)が担当したんだ。ミックス作業に入るまでSeejayはAndrewとメールや電話のやり取りを何度もしていたよ。Andrewと一緒に仕事をすることは心地よかったな。彼は本当にすべてにおいてプロフェッショナルなんだよ。
-仕上がったサウンド・クオリティには満足していますか?
もちろん!最高のできだよ!!
-また元A DAY TO REMEMBERのギタリストTom Dennyをプロデューサーに迎えての制作という話もあったようですが実際Tomはプロデュースに携わったのでしょうか?
Tom Dennyを迎えてフロリダ州オカラでレコーディングしようと思ってたんだけど、いろいろと都合が合わなくて、今回お願いすることができなかったんだ。Tomは最高のプロデューサーでもあるからお願いしたかったけどね、今回は自分たちでプロデュースして、ミックスだけWadeにお願いすることに決まったんだ。
-あなたがたの特徴の1つに“静寂なパートの繊細な美しさ”が挙げられると思います。ひたすらヘヴィなサウンドに飾り程度にクリーン・ヴォーカルを“とりあえず入れました”的なスクリーモ・バンドが蔓延している中、OICからは非常に個性を感じました。この点にはかなりこだわっているのではないでしょうか?
そう言ってくれて嬉しいよ。裏切らないサウンドを精力的に展開していけるようにがんばるよ。俺たちは自分たちが追い求めるべきサウンドがわかっているし、それを実際に奏でるつもりさ。