INTERVIEW
AT THE SKYLINES
2012.11.21UPDATE
2012年12月号掲載
Member:Chris Shelley (Vo)
Interviewer:ムラオカ Translator:Yuga
-あなたがたはオレンジカウンティのハンティントンビーチという有名なビーチが多くあるエリア出身とのことですが、ハンティントンビーチのロック・シーンについて詳しく教えてください。また今もハンティントンビーチを拠点に活動しているのでしょうか?
ハンティントンビーチのロック・シーンはまだとても元気だよ。ローカルのバンドも契約済のバンドも、シーンを活発にしながらプロの道を目指して頑張っている。まだハンティントンビーチが拠点で、ライヴハウスのChain Reactionは今までもこれからもずっと僕たちの大切な地元の会場だよ。
-2009年に結成し、すぐにEPを制作してリリースしたそうですね。非常に順調な滑り出しに見えますが、実際には結成~EPリリースに至るまでは順風満帆にいきましたか?またロードランナーと契約に至るまでを詳しく教えてください。
約2年前の結成当初、EPをリリースしたんだ。自分たちの好きな音楽を書くことができたよ。その2年後まで話を進めて、ロードランナーと契約した。Andy SerraoがA&Rとして新人スカウトのために働いていたんだ。そしてある日彼がオフィスで僕たちの音楽をかけたら、みんなが恋に落ちた。それがこの家族の誕生の瞬間だよ。
-そして2011年にはロードランナー・レコーズと契約を交わします。ロードランナーに契約を決めたポイントはなんだったんでしょうか?
1番初めから、全く同じ考えを持っていたからさ。プロモーションに関しても、グッズや音楽関係、ツアーのことでも何でも。バンドをどこに持って行きたいかについて同じ目標を持っていて、最初からひとつのチームとして動くことができたんだよ。
-ロードランナーというと素晴らしいメタル、ハードコア・バンドがたくさん在籍しています。ロードランナー所属バンドの中で尊敬するバンド、影響を受けたバンドを教えてください。
バンドの中でそれぞれ違うと思うけれど、このレーベルから1番重要な影響はSLIPKNOTとKILLSWITCH ENGAGEじゃないかな。
-AT THE SKYLINESというバンド名に込められて意味を教えてください。
以前いたメンバーが決めたんだ。僕たちがみんな聴きながら育ったあるバンドの歌詞からとったんだよ。
-さて1stフル・アルバム『The Secret To Life』が本国などでは5月にリリースされていますが、リスナーや媒体の評判はいかがですか?
国内からも海外でも、かなり良い反応をもらっているよ。これ以上幸せになれないよ。アルバム・リリースの後、アコースティックのEPも出したんだけれど、これも新しいファンや最近のファンにすごくウケたんだ。今のところ圧倒されるような反応をもらっていて、これ以上は望めないよ。
-また半年開きましたが、日本でリリースされることとなりましたが、日本でリリースされると聞いた時の感想を教えてください。
ものすごく興奮したよ。日本でツアーすることはみんなの長年の夢だったんだ。でも今は、もしかしたらそれが可能になるかもしれない。幸せだよ。ファン層を築き上げて、すぐにツアーに行きたいよ。
-半年経っていますし、冷静に自分たちの作品を評価できる頃だと思いますが、今この作品を振り返っていかが評価しますか?
自分のバンドだからやっぱり冷静といっても少しバイアスのかかった意見を持ってしまうと思うけれど、色々な視点から考えても、この作品にはものすごく満足しているよ。僕たちが持っているもの全てを注ぎ込み、忘れられないデビューを刻み込むことに注力したんだ。そうしているうちに、自分たち自身のことや自分たちのやりたい音楽を本当に理解したんだ。次作の制作を始めるのが待ちきれないよ。僕たちの音楽を次のレベルに持っていくことができると分かっているからね。
-Fredrik Nordströmをプロデューサーに迎えていますが、彼との作業はいかがでしたか?また仕上がったサウンドには満足していますか?
彼と一緒に仕事をすることは、バンド全員にとって本当に夢が叶った気持ちだったよ。ギタリストのShawnは、ここ数十年にFredrikがプロデュースした基本的なサウンドやバンドにものすごく影響を受けているんだ。Fredrikは完璧な音を得ること頑固に挑戦する人だった。いつでもベストの状態でベストの音を出せるよう背中を押してくれたんだ。それが作品の中で反映されていると信じているよ。
-アメリカのスクリーモやメタルコア・バンドですとJoey SturgisやCameron Mizellなどを起用することが多いと思いますが、アメリカのバンドであるあなた方があえてスウェーデンのFredrikを起用したのは何故でしょうか?
レーベルも僕たちも、似たような音のアルバムを出し続けるようなバンドたちの中で埋もれてしまうようなデビューはしたくなかったんだ。より自然で、もっとロックなアルバムが欲しかった。そしてまさに求めていたものを得たよ。もちろんJoeyやCameronを起用することは全く悪いことはないよ。彼らはものすごく素晴らしい仕事をする成功しているプロデューサーでありエンジニアだよ。