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INTERVIEW

DOMENICA

2012.10.09UPDATE

2012年10月号掲載

DOMENICA

Member:Bekki Friesen (Vo)

Interviewer:KAORU Translator: Yuga

-2ndアルバム『The Better In Us ALL』リリースおめでとうございます。『The Luxury』から約3年ぶりのリリースとなりますが、アルバムが完成された今の率直な気持ちを聞かせてください。

ありがとう!早くファンに新しい楽曲を聴いてもらいたいわ!『The Luxury』で2年間ツアーをしてから、このニュー・アルバムの制作に1年かけたの。新しいアルバムをとても誇りに思っている。一番出来がいい作品よ!

-DOMENICAはこの3年でかなりの環境の変化がありましたね。地元カナダから活動拠点をロサンゼルスに置き、レコーディングが始まった際に、オリジナル・メンバーであるJohnny、Steve、Kurtisがカナダに戻りましたが、差し支えなければその時の状況について詳しく聞かせてください。あなたにとってショックな出来事だったのではないかと思うのですが。

全員が同時に脱退した訳じゃないの。彼らが一気に辞めるような大きな出来事とか喧嘩はなくて、数ヶ月かけて起きたことだった。1番の理由はバンドでツアーに出る新鮮さが薄れてしまって……。彼らは恋愛とかキャリアとか、普通のことがしたくなったのね。バンドでツアーをするのはとても楽しいことだけど、犠牲にしないといけないことが多いの。彼らはもう犠牲を払いたくなかった。だけど今でも友達よ!一時的にDOMENICAの終わりになったから悲しかったけど、新しいラインナップはパーフェクトだから、新しくなったバンドとプレイするのが楽しみ。息が合ったショウになっているし、シュレッドできる女性ベーシストを迎えることができてステキよ。

-2ndアルバムのレコーディング・メンバーには、MEGADETHのDave Ellefson (Ba)、DILLINGER ESCAPE PLAN、PUSCIFER のGil Sharnone (Dr)、SCARS ON BROADWAYのDominic Cifarellli (Gt)が参加していますね。錚々たるメンバーですが、彼らとの作業はいかがでしたか?

Dominicは私の兄弟のような存在で、ロサンゼルスで1番仲のいい友達だから、彼と一緒に仕事をすることは常に笑いがあって、素晴らしいことを考え出せるの。ギター・メロディやヴァイブに関して本当に才能がある人よ。彼が大好きなの!Gil はフレンドリーでのんびりしていて、私の時代のベスト・ドラマーの1人だと思う。彼が一緒にプレイしてくれると言った時、すごく嬉しかったわ。彼は一緒にいて疲れない人で、見ていてインスピレーションになるの。アリゾナに住んでいるDave がロサンゼルスに来てセッションに参加してくれて光栄だった。彼はMETALLICA、ANTHRAX、SLAYERのBIG 4ツアーに出る前だったのよ。彼と一緒に仕事はしたことがなかったけど、スタジオでとても良い時間を過ごすことが出来たし、彼は面白くて素晴らしい話をしてくれたわ。またいつか彼と仕事ができたらいいなと思う。ニュー・アルバムはヘヴィである意味アグレッシブで、とても長い間スタジオで過ごしていたけど、彼らと一緒のスタジオでの作業は楽しかった。笑いとジョークを集中力と激しさを交えた完璧なバランスだった。

-ハリウッドで行われたSAVE THE MUSIC FOUNDATIONでのライヴは、レコーディング・メンバーで行われたのですか?

Kurtisがまだバンドにいた時だったので彼がベースを弾いた。ニュー・ドラマーのDavidがいて、Dominicがリードギターを弾いたわ。

-現在のラインナップであるOumi Kapila(Gt)、Moa Henrikkson(Ba)、David Rehmann(Dr)とはどのようにして知り合ったのですか?また、ライヴをするという前提においてレコーディングをしている最中からメンバーを探していたのでしょうか?

新メンバーと知り合う前からDavidとは知り合いだったの。彼は私の友達と一緒にマーキュリー・レコードと契約しているバンドにいたから、彼の腕前は分かっていたわ。そのバンドが解散した時に、DOMENICAでプレイしないかと誘ったの。彼はもう私たちの音楽を知っていたし、とても喜んでくれた。Moaは作業しているスタジオにいる友達と付き合っていた関係で知り合いになったわ。友達は彼女をオーディションするべきだと言っていたので、“それなら!”って思ったのよ。リッケンバッカーを持って、「Better In Us All」を完璧に弾くのを聴いて、直ちにメンバーに合格よ。Oumiはオーストラリアのバンドと共にロスに来たんだけど、ビザを取って、永住する決心をしたの。彼とは共通の友達を通して知り合いになった。彼は真のリード・ギタリストね。何でも速弾きが出来てセンスがいい。彼はバンドを探していたので、“DOMENICAはどう?”って持ちかけたの。彼はすでにDOMENICAの音楽が好きだったから、加入することを喜んでくれたわ。そうやってあまりメンバーのオーディションに時間をかけなかったの。自分が何を求めているか分っていたし、ツアーで一緒にいる時間のことを考えると、技術より性格が大切だった。だから私は人と出逢って、すぐに相性がいいと感じる人を待った。このラインナップは本当に幸運だったと思う。メンバーはみんなすでに卓越したプロだけど、性格がすごくいいことはまるでボーナスのような感じだわ。